toggle
里山日記
2015-08-23

ピヨチャャ~ン!!!! (※閲覧注意 動物の死体が苦手な方はお控え下さい)

P1100650

8月18日 深夜0時46分

現場 標高3450m 8号5尺 山小屋前

P1100652

ピヨチャン(多分メボソムシクイ?)発見

既に息は耐えておりました。

P1100655

現場はここです。

P1100657

↑ここに落ちてました

山小屋トイレ前で2時間前通った時は間違いなくいませんでした。

この日は低気圧が来ており、強烈な風雨、登山ツアーの全てが深夜発の

山頂への登山を中止するほどの天候でした。

 

深夜、目の見えない鳥が、なぜここで死んだのか?

 

拾うとまだ若干暖かい気さえするほど、ホヤホヤです。

目立った外傷もなく、羽もそれほど濡れていない。

 

つい夜、風に煽られ岩場の巣を飛び出し、行き先も分からず飛ばされ

トイレの光を目指し、壁に叩きつけられたのか?

それぐらいしか私の小さな脳みそでは判断ができません。

 

ピヨチャンにはピヨチャンなりの事情があり、ここで死にました。

 

死体ということで嫌悪されるかたもいらっしゃるかと思いますが、

野生動物の死体を手にすることは大変貴重な瞬間です。

(もちろん衛生面等の注意が必要です)

 

 

生きている時、得られる情報

死んでいる時、得られる情報。

色々あります。

よく見てみると、あこんな所にヒゲがあるのか!

とか羽の裏の柄は、とか

足のツメの意外な鋭さ、とか

本当に切なくなるほど可愛らしい表情とか

彼らが生きている時ではありえないほど近くで見ることができます。

P1100712

 

 

富士山の物は石一つでも持ち帰ってはいけないので

明日しかるべき場所へ埋めようと思います

 

 

そんな次の日

 

P1100707

 ピ!?

P1100706

ピヨチャャャャ~ンンン!!!その②

なにこれ?何かの予兆?

 

その日の朝

同じ種類の別のピヨチャンがまた近く(約150mぐらい離れた斜面)で落ちていました。

(ピヨチャン①はまだ埋めてないよ)

 

もうわけがわかりませんが・・・・(まさかインフルか??)

 

小さく強い者たちも、スーパーマンではありませんから

 

もちろん何らかの形で、死を迎えます。

当然ちゃあ当然なのか・・・

 

怖い?痛い?悲しい?そうでもなかった?

誰かに会いに行く途中だったの?

 

 

 

P1100581

 

言葉を発さぬ者たちにも、風の中、雨の中、夜の中、

一つ一つ懸命なドラマがあったはずです。

 

P1100573

 

富士山の短い夏がもうすぐ終わります。

 

※注意 野鳥が死んだ場合には、鳥インフルエンザウイルスだけでなく、様々なウイルスや細菌、寄生虫が人に感染するのを防ぐことが必要です。野鳥が死んでいるのを見つけたときは、こうしたウイルスや細菌、寄生虫に感染しないよう、死んだ鳥を素手で触らないようにしましょう。死んだ鳥の処分の仕方については、お近くの都道府県や市町村役場にご相談下さい。

 里山日記
文章 写真 獣害対策室 スタッフ

 

 

関連記事