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イベント報告
2019-08-18

2019年7月25日 静岡大学教育学部附属浜松小学校 5,6年生 林間学校

附属浜松小学校5,6年生の“林間学校”が例年通り「朝霧野外活動センター」を拠点に実施されました。NPO法人富士山ネイチャークラブは、2日目(7月25日)に行われた「宝永山」「竜ヶ岳」「パノラマ台」コースの登山をサポートいたしました。梅雨が明けず雲の多い天候でしたが雨に降られることもなく無事登山が出来ました。この学校の子どもさんたちは、「積極、果敢な活動」が特徴で受け継がれた伝統とも言えます。今年も各コースで積極的な活動が輝いていました。その模様をリポートします。

 

■宝永山コース

宝永山コースには62名の子どもさんが参加しました。「富士宮口五合目→六合目→宝永第一火口底→宝永山」の往復コースを約5時間かけて歩きました。富士宮口五合目と宝永山の標高差は約280m。特に第一火口底からの急な登山道は大人でも大変です。しかし子どもたちはお互い声をかけ合って励まし合いながら、最後まで頑張って登り切りました。

宝永火口の大きさに只々驚く子どもさん、雲の隙間から時々覗く宝永山の姿に歓声をあげる子どもさん…それぞれの自由な想像力で宝永山登山を楽しんでいる様子でした。

日々遠くから眺める美しい富士山からは想像もつかない、富士山本来の荒々しい姿を直近に体感できたのではないでしょうか。ゴールに辿り着いた子どもたちの表情は満足感で一杯でした。<リポート 湯山>

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■竜ヶ岳コース

竜ヶ岳組は30数名の子どもさんと「本栖湖キャンプ場→竜ヶ岳→端足峠→東海自然歩道県境」のコースを約6時間かけて歩きました。標高差は約600m、始まりの登山口からの登りが少し急なのでゆっくりとスタート。見晴台や石仏のあたりで本栖湖や樹海を見下ろしながら竜ヶ岳の山頂へ。山頂へは予定より少し早く着いたので、昼食をとって、たっぷり自然の中で遊ぶことができました。長引いた梅雨のため富士山は雲に隠れていましたが、みんな元気に登山を楽しみました。 <リポート 上岡>

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■パノラマ台コース

パノラマ台コースは17名の子どもさんと「精進湖県営駐車場→根子峠→パノラマ台→烏帽子岳→本栖登山口→樹海→本栖県営駐車場」のコースを歩きました。登山道の岩肌(積層岩)からこの山が海底から隆起した山であることが観察出来ました。パノラマ台までの標高差は420m、根子峠までの登りが勝負となりましたが、子どもさんの頑張りで予定より早い時間にパノラマ台の頂上に立つことが出来ました。頂上からは残念ながら富士の頂を観ることは出来ませんでしたが眼下に広がる広大な樹海を観察することが出来ました。後半は烏帽子岳を越えて本栖湖登山口に下山、そこから樹海を経由してゴールの本栖湖県営駐車場に全員無事到着することが出来ました。<リポート 田中>

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