2003年 10月実施 キノコ観察会
10月4日(土)きのこ観察会イベント報告
午前10時、集合場所である山中湖村営駐車場に今日の参加者が続々と集合してきた。天気は絶好である。
今日は「山梨テレビ」の同行取材が組まれている。
参加者は受付を済ませ、目的地に向かう。今日の観察地は篭坂峠付近。
残念ながら、今年の発生状況は11年ぶりの大不作。スタッフは何度も下見を行ったがどこも同じ状況だった。現地では、まず「オリエンテーション」を行ってキノコの特性を学び、採取上の注意事項などを確認し、いよいよスタート!
覚悟はしていたが、やはりなかなか見つからない。それでもあきらめないで進む。それにしても森の散策は気持ちがいいね。時々キノコが顔を見せる。
左はブナの枯れ枝に付くヌメリツバタケモドキ、右はスギヒラタケです。
とても美味しい「ブナハリタケ」の群生を見つけた幸運な人もいた。
食べられないが美味しそうな「シミタケ(不食)」に惑わされてしまった人、とても奇態な「スッポンタケ」を採取した人、スープのダシ取り用に「アシグロタケ」を採取された人、などなどそれなりに楽しんでいただけたようです。キノコの採取が終わると、全員がNPO富士山ネイチャークラブの拠点「キビタキ荘」に移って、遅い昼食タイム。キノコ料理を色々楽しんでいただいた。
今日はあまり採れなかったが、「キノコの話題」に花が咲く。
とは言え、同行取材のTVカメラが向けられると、表情がちょっと硬めになる。
インタビューを受けた方々、本当にお疲れ様でした。
食事の後は、参加者が採取したキノコを一同に集めて「キノコの同定」を行った。質問攻めに会うスタッフ、初めて見たキノコに感心する人、熱心に写真に納める人などなどでキノコ談義は尽きなかった。本日、同定されたキノコ(スタッフが事前に用意したものを含めて)
・ブナハリタケ ・ヌメリツバタケモドキ ・ヒラタケ ・スギヒラタケ ・ニカワハリタケ・キサマツモドキ ・アシグロタケ ・スッポンタケ ・ハナイグチ ・カベンダケ・キイロガサ ・コガネシメジ ・ハタケシメジ ・カノシタ ・ブナノミタケ ・キノボリイグチ・アラゲキクラゲ ・ヒロハチチタケ などです。また、猛毒の「コレラタケ」も観察して頂きました。
午後3時半、キノコ観察会を終了。参加していただいた皆様本当にお疲れ様でした。
そしてありがとうございました。
「キノコ観察会」は来る 10月9日、10月18日にも開催されます。尚、本日同行取材された「山梨テレビ/ニュースの星」は10月9日(木) 18:20ごろから4分間の特集で放映されます。
お楽しみに。
(TOMMY)