2007年 8 月 ナイトハイク


07.8.12(日)に実施いました「ナイトハイク」の模様に付いてリポートします。
夏休みの恒例となっているイベントですが、今年は「山中湖ハリモミ純林の森」を舞台に実施しました。
 
 
ほうとう「花庵」の駐車場に集合したのは、やっと夕焼けが始まる頃合いだった。
富士山はくっきりとそびえて裾野まで雲ひとつない。空は青くこれからナイトハイクに行くのが信じられないほどだ。
 
 
「これから歩くルートにはハリモミ次郎とハリモミ太郎という大木があり、目印になります。」とお話しすると、早速「ハリモミって?」と鋭い質問がとぶ。森に入っていき、視覚の利くうちにハリモミを手と目で確かめる。森に入っていくとグッと暗さを感じ、ナイトハイクという実感が沸いてくる。アカマツの香りやフッと風に乗ってくる花の香り、木々の混じった香りが、視覚から臭覚へと私達の感覚を研ぎ澄ませてくれる。

虫の羽音・枝の落ちる音。樹木のシルエットに見つけた星の輝き・ホタルの密やかな明り(ヒメホタルではないかと思う)。ムササビの鳴き声・動物の物音・動物の糞のにおい。さまざまな情報が鋭敏に入ってくる。

 

<暗闇の中のハリモミ(次郎)の巨木>

足元の石のゴロゴロ地帯を抜け、開けた駐車場に戻ってくると、富士山に山小屋と登山道の明りが道をなしている。夜空には天の川に夏の大三角形、さそり座までも昇っていて想像以上の星空になった。無事戻ってほっとする。

暗闇としてはかなりの距離を歩きましたがいかがでしたか? 皆さんでたくさんのホタルを見つけました。動物の物音には緊張感が走りました。皆様の印象に残っていることはなんでしょうか?さまざまな音から星空まで予想以上の出演者にスタッフも大感謝です。遠方よりのご参加ありがとうございました。また感覚を研ぎ澄ますナイトハイクでお待ちしております。

(難波)



イベント報告

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