2009年 6 月 桑の実スイーツアー


2009年6月28日(日)に実施いたしました
獣害対策支援センター&NPO法人富士山ネイチャークラブの共同イベント「桑の実スイーツアー」の模様をご報告いたします。

近年富士山麓では、ニホンザルによる農作物などの被害や、ツキノワグマの里への出没など、人間との軋轢が目立つようになってきました。西湖周辺では、昭和の初めに養蚕のために栽培された桑が、今では放置され、その桑の実がサルを里に呼ぶきっかけとなってしまっています。野生動物と人が共存するためには、人が里をしっかり管理し、山の動物との「棲み分け」していくことが重要
だと考えています。その管理の一環として今回、桑の実を採集し、また里の恵みを味わうというイベントを行いました。

1ヶ月ほど前から、桑の木に青い実が成りはじめ、ちゃんと熟してくれるか、鳥やサルに食べられないか、天気はどうかなど、ずっと気にかけてきましたが、今年もみなさんと収穫することができて、うれしく思います。子どもも大人も、手を桑色に染めながら、実をほお張る・・
木から実がボタボタと降ってくる音、みんなの歓声が、里に響きました。

 
 
 

最後の感想で、いろいろな思いをお聞きしました。養蚕をしていた頃の背の低い桑のイメージがあったので、大きい桑を見たのはビックリした方や、昔食べた実の味を懐かしく思っていた方、実の味比べをしていた方、それぞれの楽しみ方があったようです。木によっても実の大きさ、味がぜんぜん違うのですね。

「旬」のものを自分の目で確かめて、見極めて、自分の手で取って食べる・・・
枝のつかみ具合や、実の様子、まさに動物の食べる本能をフル活用していましたね。

桑の実パンケーキやアイスクリーム、手作りのおいしいスイーツ頂きました!



イベント報告

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