2009年 7 月 きらめ樹体験「富士山のめぐみ きらめく山を育てよう」


2009年7月11日(土)

きらめ樹体験
「富士山のめぐみ きらめく山を育てよう」
 

 

主催:テレビ静岡

運営:静岡環境教育コーディネーターネットワーク

協力:NPO法人森の蘇り、NPO法人富士山ネイチャークラブ

 

きらめ樹体験とは:

NPO法人森の蘇りで実施しているスギやヒノキ人工林での間伐活動です。チェーンソーなどを使わず木の皮をぐるりとむいて間伐する、いわゆる“巻き枯らし”ですが、皮を木の梢までむきます。木は皮をむかれると養分と水の通り道が遮断され、徐々に乾燥して葉を落としていきます。木が葉を落としていくと森に光が入ってきます。暗くて下草の生えていなかった森に光が入ることで下草が生えて土を雨から守ってくれるようになります。草のほかにも実をつける木々が森に生えてきて、様々な昆虫や鳥、ヘビやネズミ、さまざまな生き物が息づく森に生まれ変わっていくのです。

皮をむかれたヒノキやスギは1年半後にはすっかり乾燥し、木材として新たな道を歩みます。富士山のヒノキ天然乾燥木材として街にやってきます。ヒノキの天然乾燥材はいつまでも香り豊かな空間を作ってくれます。

山でそのまま朽ちていくのではなく、街で活かされるために、皮をむくという間伐方法を行っているのです。「きらめ樹体験・・皮むき間伐」は、子供も大人も楽しんで森の再生のお手伝いができます。木の皮をむく、というシンプルな作業が実はとても面白いのです。木が11本違うということや木の感触を実際に体で感じます。そして、むくならばツルリと剝きたいという野心が湧いてくるのです。

 

その「きらめ樹体験」の様子を写真でご報告します。

・レクチャー

・森の様子も、しっかり自然観察

・間伐をするまえに、どの木を間伐するか算数を使って調べます。

・数字だけではなく、周りの様子や選んだ木がヒノキかスギかなど状況判断して決めます。

・実際に間伐作業にはいります。

・皮がむけると、光が乱反射してそれだけで森がキラキラと明るくなります。

 

 

 

木がきらめく、森がきらめく、街もきらめく。きらめ樹体験は4月から8月に行っています(今後の体験については、NPO法人森の蘇りさんのHPでチェックしてみてください)。

 

NPO法人森の蘇りさんでは

富士山周辺の山林所有者の方の情報を求めています。国でもなく、他の誰でもなく、私たち自身の手で山の危機を救えるのです。富士山ネイチャークラブのメンバーも活動に協力しています。皆様のご協力も大歓迎です。



イベント報告

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