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2018-05-21

青稜高等学校1年生様 自然教室 2018年5月7-8日

青稜中学高等学校、高校1年生約400名の「自然教室」が5月7-9日の3日間に渡って「富士山麓」で行われました。NPO法人富士山ネイチャークラブは延べ45人のスタッフを投入してこの「自然教室」を全面的にサポートさせて頂きました。

青稜中学高等学校様は、中学―高校の一貫校ですが、学校様の教育方針に則って、自然体験活動(環境教育)も中学から高校まで一貫性のある体系化された取組みが行われています。自然体験活動を人材育成の大きな機会として、活動の狙い、目標を定め、年次ごとの成長シナリオを描きながら、ゴールに向けた具体的なプログラムが立案されています。今回の体験プログラムも学校様のリードのもと、私共も参加させて頂き、約10ヶ月かけて立案されたものです。

今回のテーマは「富士山周辺の自然や文化を体験しながら、生命、自然を尊重し、人と環境の適切な関係について考える」でした。自ら考え、自ら学び、環境に対する豊かな感受性、社会性、実践力を育成する狙いです。

初日は、高校入学間もない生徒さん達のフレンドシップを高めるゲームやアクティビティからスタート、第2部では自然の中で生きていく為の「原体験」を織り込んだ「ネイチャーウオークラリー」で自然と人との色々な関係を体験して頂きました。 2日目はいよいよ探究活動として青木ケ原樹海ツアーに出発。富士山の生立ちや自然の成立ちを現場で確認しながら自然の営み、仕組みを学び、自然界で今何が問題になりつつあるかについてディスカッションを重ねました。生徒さんの意識の高さ、ディスカッションへの集中力は目を見張るものがありました。今回のテーマとなっている「人と環境の適切な関係」について、危惧される事象も沢山提案頂きました。こうしたことに着眼出来たことが成果の一歩です。大自然の中での探究活動によって、環境に対する意識の変化(心の変化)が更に増幅され、それぞれの皆さんの大きな財産になったことでしょう。

青稜高校の生徒さん一人一人が今後、自然にどう向き合って行くのか、そして自然にどう関わって行くのか、未来を担う皆さんに大きな期待を抱きました。

 

写真はフィールドでのディスカッションの様子です。

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<田中>

 

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