2024年7月12日、19日 認定こども園ウブントゥ「森のナイトイベント」
この時期の恒例イベントとして回を重ねてきた、「認定こども園ウブントゥ」年長組園児たちの「森のナイトイベント」が今年も富士山麓の森で実施されました。
7月12日に「ウブントゥ富士の森」の年長組園児、7月19日に「ウブントゥ忍野の森」の年長組園児と2回に渡って実施されましたが、7月19日「ウブントゥ忍野の森」園児たちの活動の様子ご紹介いたします。
午後7時を回った頃、マイクロバスに乗った年長組園児18名が森の入口に到着しました。「皆さん暗いところは恐いですか?」との問いかけに、ほぼ全員が「恐―い!」と回答も、元気に森に入っていきます。この体験では、懐中電灯などの灯りは一切使用しません。暗さに目を慣らしながら、夜道への対応力を高めていきます。
最初の挑戦は「目かくしトレイル」です。木々の間に張られたロープを頼りに目かくしして進みます。出発前は「恐い!」と言う声も聞こえましたが、皆が励まし合って全員が無事ゴール出来ました。
2番目の挑戦は「勇気の小道 二人歩き」です。真っ暗な森の中の小道を、二人単位で進んで行きます。頼るのは道の脇にセットされた「小さな白いカード」のみ。これを唯一の目印に40mほどのコースを無言で進んで行きます。お互いに信じ合って手を繋いで進んで行く姿は感動的でした。ゴールで待っている先生に迎えられるとやっと笑顔に戻り、達成感でいっぱいな様子でした。
3番目の挑戦は「勇気の小道 一人歩き」です。時間も進んで夜⒏時を過ぎた頃、真っ暗になった森の中で一人歩きに挑戦します。。自分を信じ、勇気を奮い立たせてスタートして行きます。限界を感じた園児が「泣き出す」場面もありましたが、ここは、先生方の心温まる励ましの中、気を取り直して果敢にスタートして行く園児の姿は、感動と言うよりはこの瞬間での成長を強く感じた場面でした。
最後は、森の中で寝転んで「夜の森の静寂」を身体全体で感じます。夜の森の音を感じ取ります。夜の森の風を感じ取ります。夜の森の匂いを感じ取ります。森の合間から見える星を探します。
1.5時間ほどの「森のナイトイベント」を無事終了して,森の入口に戻ります。もう「恐い!」という園児さんは誰一人いなく、「楽しかった!」との声が大半でした。勇気を出しての「夜の森の体験」は忘れられない思い出となったことでしょう。
毎年、この活動を通して感心することは、ウブントゥ園児一人一人の「感性の高さと強さ」です。何事にも果敢に挑戦する園児たちは、これからも色々な体験に挑戦しながら「更に感性を高め、更に強い人」に成長して行くことでしょう。
<リポート、写真 田中>
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