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Blog, イベント報告
2025-01-09

2024年9月26日 武蔵野市立第五小4年生 「ネイチャーラリー」

 武蔵野市立第五小学校4年生がプレセカンドスクールで富士山のふもと山中湖を訪れ、「ネイチャーラリー」に挑戦しました。

 子どもたちの司会で始まった開会式、代表児童による「始めのあいさつ」では、ネイチャーラリーに向けて、「いろいろなことを発見すること、みんなと協力すること、そして思いきり楽しむこと」と、強い意気込みが語られました。まさにこれから始まるラリーのだいご味を分かっているかのようで、とても驚きました。ネイチャーラリーは自然の中で、原始の時代の生活を思い起こしながら課題に挑戦するチーム制のゲームです。

 原始の時代と聞いて、子どもたちからも「電気がない時代?」「獲物をつかまえる」「火をおこす」などの声が飛び、挑戦するゲーム内容への期待も膨らんでいきました。

 獲物をとらえるためには〝やり投げ〟〝サイレントウォーク〟〝ハンター(パチンコ)〟で腕を磨かないといけません。〝やり投げ〟では、「風の向きに注意しなくちゃ」と、慎重に飛ばす時を選んでいました。風が少しの間で強くなったり弱まったり、向きが変わるという自然の力を肌で感じられたようでした。

 〝カモフラージュ〟は何となく眺めるのではなく、じっくり観察して発見する喜びが生まれました。〝目かくしロープ〟〝竹ポックリ〟は、ふだん感じない地面のちょっとしたデコボコなどに気付いたはずです。

 「うまくできなくてみんなに迷惑かけちゃった」と気持ちが沈んだ子がいても、「もう一回やろう!行こう!」と励ます姿もありました。1回目は慎重にしていても、経験を積めば、子どもたちの要領も抜群に上がり、走り回って次々挑戦していきました。とくに〝火おこし〟は、1回目に火をおこせなくても、2回目は全員ができた!という班もいるほど、腕を上げました。

 終わりのあいさつでは、「〝重さ当て〟が一番おもしろかったです。みんなで協力してできて、2回目でうまく当てることができました。とても楽しかったです」と、感想を話してくれました。

 チームみんなで協力し、話し合い、そこから得た成功も失敗も忘れられない思い出になりました。「便利な時代に生きている現代人の私たちですが、原始の時代でも生きていける人?」と聞いたときに、「大丈夫!生きていける!」と自信たっぷりの子どもたちの姿がとても印象的でした。ここで磨いた人間の能力や五感を活かして、色々な困難に立ち向かって下さいね。

 <リポート 関口東子>

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