2018年8月3日 日本大学藤沢中学校2年生 121名様の「溶岩洞穴めぐり探検(体験)」を富士山ネイチャークラブがサポートしました。
4カ所の溶岩洞穴入洞探検(体験)と2カ所の「自然解説」を組合せ、富士山の自然や溶岩洞穴の成立ちを学びながら、富士山の奥深さを体感して頂きました。
富士山の裾野には、溶岩流が作り出した洞窟(洞穴)が70個程度発見されていますが、一つ一つの生立ち、大きさ、構造、深さなどが全て異なります。 富士山の歴史や自然の仕組を理解しつつ、それぞれの溶岩洞穴の違いや変化を探求する活動は、生徒さん達の創造力を育む貴重な機会になったと思います。その現場に同居し、本物と対面したとき、想像が確信に変化していく・・・。この過程はまさしく体験学習の醍醐味と思います。
途中、雨が降り出しましたがそれを気にする生徒さんは誰一人おらず、チームが一体となって次の課題、次の課題へ果敢に挑戦していく姿は感動ものでした。日本大学藤沢中学の生徒さんの積極的な行動力を強く感じた瞬間でした。 ポイント、ポイントでの意見交換も楽しく進めることが出来ました。生徒さん一人一人が自然の仕組みに興味を持ち、自然に感謝し、自分と自然との関わりを語れる人材に育っていって欲しいと願いつつ、体験イベントを終了いたしました。
日大藤沢中学2年生の皆さん、ありがとうございました。またお会いしましょう。
活動の模様を写真でご紹介いたします。
<リポート:田中>
2018年7月24日 静岡大教育学部附属浜松小学校の林間学校で、「宝永山」と「竜ヶ岳」の登山をサポートいたしました。今年は天候に恵まれ、どちらのコースも全員無事登頂することが出来ました。宝永山コースには静岡大の小山 眞人教授が参加され、一段と内容の濃い体験活動となりました。そして、ポジティブな生徒さん達の取組みは、この学校様の伝統となっています。
「宝永山登山」
7月24日(火)、静岡大学教育学部附属浜松小学校5、6年生の林間学校プログラムとして宝永山登山が行われました。
富士宮口五合目から登山を開始し、6合目~宝永火口~宝永山~樹林帯コースを歩きました。宝永火口を眼下に望むポイントでは、荒々しい噴火口の迫力に子供たちは圧倒されていました。
今回、特別参加された静岡大の小山 眞人教授からは宝永噴火の成り立ちや規模、そして神聖な山としての富士山についてのお話があり子供たちは真剣な表情で耳を傾けていました。
宝永火口から宝永山にかけては急で滑りやすい斜面が続きましたが、子供たちはお互い声をかけ合いながら頑張って登りきりました。宝永山登頂を果たした子供たちの表情は達成感でいっぱいでした。通常山頂付近は強風のため長居をすることは難しいのですが、この時は風が殆どなくダイナミックな自然をじっくりと堪能しながら昼食を取ることができました。子供たちが頑張って登頂を果たしたことに対する富士山からのご褒美かもしれません。
小山教授の富士山講話
<リポート:鈴木、湯山>
「竜ヶ岳登山」
7/24、浜松小学校の5年生、6年生の生徒さんたちと富士五湖のひとつ本栖湖畔の竜ヶ岳に登ってきました。
朝、生徒たちの宿泊先の朝霧野外活動センターからバスで出発。本栖湖キャンプ場に着いて登山口へ。暑い中での登山が始まりました。汗をぬぐい、水分補給と休憩をこまめにとりながら、本栖湖や樹海を見下ろし、東屋や石仏を通り、山頂へ。頑張って着いた山頂は、心地よい風が吹いていました。
山頂でお弁当を食べ終えると、生徒たちは笹薮に飛び込んでいったり、かくれんぼをしたり、昼寝をしたりと、思い思いに楽しんでいました。子どもたちってほんと遊ぶのが上手だなあ、と感心しました。
昼食後は、静岡県と山梨県の県境に向って下山。下山ルートは森の中を通るので比較的涼しく、生徒たちはよくおしゃべりしたり、俳句を詠んだりしながら歩いていました。途中、小さな蛇やヤマアカガエルやたくさんの蝉、水の湧いている沢、リスの食痕、かわいいイワタバコの花などに出会えました。
杉の人工林と自然林を見比べることができる場所もあったので、人は自然とどう関わり合っていけばいいのだろうか、といった話をすると、下山してバスで野外活動センターに戻ってからも、人工林と自然林の違いについて熱心な質問を受けました。次の世代となる子どもたちに情報を提供していく大切さをあらためて感じました。
今回、自然の中で楽しく貴重な体験をともにできた浜松小学校の先生方と生徒さんに感謝しています。またお会いできるのを楽しみにしています。
<リポート:上岡>
2018-07-26 |
その他ニュース等,
イベント報告
2018年7月20日 忍野村にある「森のようちえんウブントゥ」の年長さん園児と山中湖村の「ハリモミ純林」でナイトハイクを行いました。
夕焼けの中、富士山が美しいシルエットを魅せています。午後7時を回ったところでいよいよ暗い森(ハリモミ純林)に入っていきます。
普段から森遊びになれている園児達は、より興味津々で気勢がが上がりました。
暗闇の森の中では、五感がより研ぎ澄まされます。わずかな音に反応し、わずかな光に感動し、木々や葉っぱの臭いを感じ取ります。
ふたり歩きも、ひとり歩きも、難なく突破。恐怖心より好奇心が遥かに勝っています。さすがに強い園児達でした。
「ヒメボタル」も発見、淡い光を発していました。
森を出たら、広場に寝転んで、色々な光を観察しました。「満天の星」「お月様」「富士山の山小屋の灯」「飛行機の灯」・・・・. 光の美しさを新鮮な気持ちで体感することが出来ました。
園児達の健やかな成長をねがいつつ、イベントを終了いたしました。
<リポート 田中>
2018-05-26 |
その他ニュース等,
イベント報告
木々の緑が濃さを増し、自然の営みが強く感じられる季節になりました。山中湖で自然教室を実施された大磯町立国府中学2年生106名様の「明神山ハイク」をサポートいたしました。
明神山(1291m)は草原に覆われた山ですが、山中湖を眼下に望み、富士を仰ぎ見る絶景ポイントです。この迫力ある展望に大きな歓声が上がりました。そして、フレンドリーな生徒さんとの会話も一段と弾みました。 自然の仕組みの不思議を熱く語る生徒さん、地球の将来を懸念する生徒さん、人工知能で自然を保護することが出来ないかと思案する生徒さん・・・・などなど面白い発想の中に、問題意識がしっかり込められていました。
将来の君たちにもう一度会える機会があれば・・・・と思いながら、お別れしました。
<田中>
2018-05-26 |
その他ニュース等,
イベント報告
5月23,24日の両日、 沼津市立第五中学校2年(133名)の「自然教室」をサポートさせて頂きました。2年生の今年のスローガンは「覚醒 ~自分・友人の可能性を広げよう~」です。
スローガンに向けて色々なプログラムが企画されましたが、23日の午後は創作活動を行いました。自然素材を使った「フォトフレーム」「タペストリー」「リース」「草木染」を体験、まさに世界に一つの作品作りに挑戦して頂きました。 型破りな作品もあるなどその創造性の豊かさには驚かされました。 草木染は「マリーゴールド」の染め液でしたが、綺麗な黄色が発色して実用に供するバンダナとなりました。
翌日の午前は、山梨の郷土料理である「ほうとう作り」を体験して頂きました。
2日連続のサポート活動でしたが、あっという間に一体感が出来上がり、スタッフとしても印象に残る2日間でした。沼津市立第五中学校2年生の皆さん、ありがとうございました。
2018-05-21 |
その他ニュース等,
イベント報告
青稜中学高等学校、高校1年生約400名の「自然教室」が5月7-9日の3日間に渡って「富士山麓」で行われました。NPO法人富士山ネイチャークラブは延べ45人のスタッフを投入してこの「自然教室」を全面的にサポートさせて頂きました。
青稜中学高等学校様は、中学―高校の一貫校ですが、学校様の教育方針に則って、自然体験活動(環境教育)も中学から高校まで一貫性のある体系化された取組みが行われています。自然体験活動を人材育成の大きな機会として、活動の狙い、目標を定め、年次ごとの成長シナリオを描きながら、ゴールに向けた具体的なプログラムが立案されています。今回の体験プログラムも学校様のリードのもと、私共も参加させて頂き、約10ヶ月かけて立案されたものです。
今回のテーマは「富士山周辺の自然や文化を体験しながら、生命、自然を尊重し、人と環境の適切な関係について考える」でした。自ら考え、自ら学び、環境に対する豊かな感受性、社会性、実践力を育成する狙いです。
初日は、高校入学間もない生徒さん達のフレンドシップを高めるゲームやアクティビティからスタート、第2部では自然の中で生きていく為の「原体験」を織り込んだ「ネイチャーウオークラリー」で自然と人との色々な関係を体験して頂きました。 2日目はいよいよ探究活動として青木ケ原樹海ツアーに出発。富士山の生立ちや自然の成立ちを現場で確認しながら自然の営み、仕組みを学び、自然界で今何が問題になりつつあるかについてディスカッションを重ねました。生徒さんの意識の高さ、ディスカッションへの集中力は目を見張るものがありました。今回のテーマとなっている「人と環境の適切な関係」について、危惧される事象も沢山提案頂きました。こうしたことに着眼出来たことが成果の一歩です。大自然の中での探究活動によって、環境に対する意識の変化(心の変化)が更に増幅され、それぞれの皆さんの大きな財産になったことでしょう。
青稜高校の生徒さん一人一人が今後、自然にどう向き合って行くのか、そして自然にどう関わって行くのか、未来を担う皆さんに大きな期待を抱きました。
写真はフィールドでのディスカッションの様子です。
<田中>
5月3,4日 富士山ネイチャークラブがサポートした「花の都公園クラフト教室」の模様をご報告します。このイベントも10年以上続いているイベントで、楽しみにお待ち頂いているお客様もいらっしゃいます。今年は例年をかなり上回るご家族/子供さまにご参加頂きました。スタッフは昼食を食べる時間もなかったとのことですが、嬉しい限りです。
個性的な作品を沢山作って頂きました。山中湖の良い思い出にして頂ければ幸いです。
次回は、夏休みに同じ「花の都公園」で”ホームワークスタジオ”を開催します。
皆さまのご参加を心からお持ちしています。
富士山ネイチャークラブが主催するGW恒例のイベントのご報告です。
5月4日 2018 GWの森遊び ~気分は忍者の里 第2弾~ は快晴の中、 多くのご家族/子供さんにご参加頂き盛大なイベントになりました。
火起こし体験からスタート、食作り体験などなどを次々にクリアーし、後半は「森の忍者修行」に 子供も大人も挑戦、あちこちで大きな歓声が上がっていました。大自然に包まれながらの体験活動 は本当に快い。
活き活きした子供達の表情が感動ものでした。
全ての子供達が厳しくも楽しい修行を無事終了しお開きとなりました。
ご参加頂いた皆さまありがとうございました。秋にまたお会いしましょう。
NPO富士山ネイチャークラブが提供するもう一つのGWイベント
「クラフト教室」のご案内です。
期日、時間: 5月3日、4日 10:00-15:00
場所:山中湖花の都公園 フローラルドーム内
自然素材を使った、「フォトフレーム」「タペストリー」「アンの帽子」
「どんぐりキーホルダー」などのクラフト創作体験が出来ます。
ご家族お揃いで参加下さい。
予約は不要です。 会場で皆さまをお待ちしています。
<写真は前日準備の模様です。>
FNC事務局 田中
ご案内しておりましたGWイベント「2018 GWの森遊び ~気分は忍者の里 第2弾~」は
定員を上回るお申し込みを頂きました。ありがとうございました。
誠に申し訳ありませんが、今時にて「満員御礼」とさせて頂きます。
(FNC事務局 田中)
2018 GWの森遊び ~気分は忍者の里 第2弾~
新緑の森の中で食材探しとほうとうつくり忍者修行で生き抜く力を鍛えよう!
・・・忍術とは総合的な生存技術なのである・・・
█イベント内容
火起こし
マッチやライターを使わないで火を起こします。
ほうとう作り
麵作りから始めます。山梨の郷土食を学ぼう
忍者修行で体を動かそう!
弓矢つくり、手裏剣道場、木登り、ロープ渡り、パチンコなど
日時:2018年5月4日(金) 10:00-14:00ごろまで
受付 9:40より(雨天中止)
〇場所:村営山中湖キャンプ場
〇参加費 大人 1,800円
小学生 1,300円
4歳以上 800円 3歳以下無料 (未就学児童は大人の方同伴)
キャンプ場使用料 小学生以上 別途500円 (今年村の条例が改定されました)
〇服装 持ち物
・動きやすい服装
・昼食(おにぎり程度)、飲み物、火起の火で網焼き出来る食材
(ウインナーなど簡単に焼けるもの)
〇定員 30名 (ご予約下さい)
<問い合わせ、予約先>
NPO富士山ネイチャークラブ
TEL :080-3623-3282(事務局)
Mail:npo@fujisan-nature.com
HP :https://fujisan-nature.com/
*イベント中の事故につきましては、保険の範囲を超えての責任は
負いかねますのでご承知おきください。