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2025-07-06 | Blog, イベント報告

2025年5月21-23日 湘南学園小学校4年生「山の学校」

 毎年、この時期に実施されている湘南学園小学校4年生の「山の学校」は今年も富士山及び富士山麓を舞台に実施されました。3日間、子どもたちが元気いっぱいに活動しました。その模様をご紹介いたします。

■事前学習講座

 本番の初日(5月21日)には「富士山お中道」で自然探究活動を実施しますが、それに備えて学内で「事前学習講座」を実施しました。富士山ネイチャークラブの田中が富士山の成立ちや、お中道で観察できる多くの自然(動植物、溶岩などなど)を写真で紹介いたしました。 子どもたちは興味を抱いた対象をたくさんメモして、本番に向けて事前調査を開始します。

■第1日目「富士山お中道自然探究活動」

 五合目に到着した元気いっぱいの子どもたちは、まず昼食を食べて午後からの活動に備えます。富士山頂もはっきり見えて、絶好のコンデションになりました。

 いよいよお中道の自然探究活動に出発です。ガイドからのレクチャーを受けながら、お中道の自然の特徴を観察し、質疑応答が続きます。

 この厳しい環境のあってもたくましく生きる植物の姿や動物の痕跡を確認しました。また色々な形や色が混在する溶岩(噴石)も観察しました。

 眼下には、広大な富士山麓、多数の側火山、河口湖や本栖湖などが観察できました。また、雲が下に見える体験に歓声を上げる子ども達もたくさんいました。

 「ヤッホー!」・・・「ヤッホー!」・・・・あちこちのグループから元気な声が響きました。

■第1日目夜「まとめ学習」

 夕食後ホテルの研修室で、お中道で観察してきたことの振返えり(まとめ学習)を行いました。お中道の探究活動で最も印象に残ったものをテーマに決め、何が分かったかを書き出しました。文章だけでなくテーマの特徴を絵で表現したり、音を言葉に置き換えて表現するなど、色々な工夫が見られました。

■2日目午前「氷穴―三湖台トレッキング」

 2日目も天候に恵まれてトレッキングのスタートです。先ずは「鳴沢氷穴」に入洞して、溶岩洞穴を体験しました。中は冷んやりしていて、一年中氷が観察できます。

 地上に出ると、ここから青木ヶ原樹海観察が始まります。昨日富士山五合目で観察した自然と全く異なる光景に興味が一段と高まります。ガイドからレクチャーを受けながら樹海の成立ちやそこに生きる植物の様子や動物の痕跡を確かめました。

 樹海を抜けると、今日の目的地「三湖台」への登りが始まります。途中の休憩ポイントからはくっきりと富士山が見えました。

 頂上に到着するとお楽しみの「昼食」タイム。富士山をバックに疲れも忘れて楽しい時間となりました。

■2日目午後「ネイチャーラリー」

 午後からは河口湖畔の「シッコゴ公園」に移動して「ネイチャーラリー」を行いました。爽やかな湖畔の風に吹かれながら、原始の時代の生活をイメージした8つのポイントに挑戦しました。

■3日目午前「陣馬の滝 水生生物の観察」

 山の学校は「水」をメインテーマにしていますが、今日はその本題に迫る体験です。富士山からは豊富な湧水があり、地域の生活を豊かにし、遠く離れた関東圏などの水道水にも使用されています。今日の活動の目的はそこに生息する「水生生物」から水の「きれいさ」を判定することです。

 子どもたちがたくさんの水生生物を捕らえてくれました。「ハゼの子供」「カワゲラの幼虫」「カゲロウの幼虫」「ナガレトビケラの幼虫」「トビケラの卵(卵塊)」などなどたくさんの水中生物が確認できました。

 そして、これらの水生生物からこの場所の川の水は「きれいな水」であることが分かりました。(国土交通省ガイドライン)

■おわりに

 湘南学園小学校4年生「山の学校」は天候に恵まれ、計画したプログラムはすべて予定通り実行することができました。子どもたちは富士山に関する色々な体験で、自然の仕組を学ぶとともに、自然の素晴らしさを肌で体験出来たと思います。事前学習で色々調べて「想像」していたことが、現地の観察で「確信」に変わった3日間になりました。これからも色々な体験を重ねて大きく成長して行って下さい。

  <リポート 田中留雄>

湘南学園小学校サイト情報

湘南学園小学校

2025-06-12 | Blog, イベント報告

2025年4月20、21日 大妻多摩中学校1年生 「チームビルディング」&「樹海探索ツアー」 

■1日目 「チームビルディング」 

 4月下旬、桜の花が満開の富士山麓に大妻多摩中学1年生の皆さんがいらっしゃいました。入学間もないこの時期に毎年、富士山麓で「オリエンテーション」を行っている学校です。富士山ネイチャークラブはこの活動サポートが毎年の仕事始めになっています。

 日本を代表する山と花を背に、仲間との絆を深める「チームビルディング」を今年も鳴沢活き活き広場で実施しました。

 第1部「フレンドシップゲーム」では、「あいさつゲーム」からスタート、1月から12月までの誕生月の人を見つけ、お互いに挨拶を交わして行きます。「好きな歌は?」「好きな教科は?」といった具合に質問しあい、「私もその曲好き!」「数学得意なの?」と初対面でも会話が弾みました。8人以上と挨拶できた人をクラスごとに集計し得点を競いましたが、今年は8人以上の人と挨拶できた人数が各クラスとも多数を占め大接戦となりました。

 続いて「富士山クイズ YES/NO」を実施。「富士山頂は国有地である」「都道府県で一番火山が多いのは北海道である」などなど、ちょっと紛らわしいクイズを含め、富士山や自然環境について学びました。最後まで残った人数をクラスごとにカウントし、前半戦の成果(得点)をクラスごとに確認しました。

 第2部は人気の「ネイチャーラリー」です。原始の時代の生活をイメージしながら、ふだんは意識しない五感や身体の使い方を工夫しながら各ポイントをクリアーしていきます。

 ゴムの力で小石を飛ばす「パチンコ」で獲物を狙い撃ち、もっと遠くにいる獲物を狙うときは「ヤリ投げ」で仕留めましょう。大きく腕を振って、遠くを見ながらヤリを投げます。コツをつかむと遠くまで飛ぶようになりました。「食べられる植物をさがせ」「足跡から動物探し」「カモフラージュ」は観察力と知識を総動員して得点を重ねます。

 「サイレントウォーク」では静かな歩みで獲物に気付かれないようにそっと近づく体験です。元気いっぱいの生徒さんたちには、なかなか手ごわいポイントになりました。物々交換する時や獲物を分け合う時、量りがなかったらどうしたでしょう。「重さ当て」は、手の感覚で重さを計ります。ここは最難関のポイントですが、2度目、3度目と挑戦を重ねる度に感性が高まり、得点を積み上げたグループがありました。

 クラス対抗は大接戦になりましたが、見事、総合点で687点を獲得した3組が優勝しました。3組の皆様おめでとうございました。

 いつもほがらかな笑顔と、積極的な行動が印象的な大妻多摩中の生徒さんたちに私たちも元気を頂いています。また、各ポイントでの挑戦が終わると、必ず「ありがとうございました」と気持ちのこもった言葉がありました。それがとても爽やかで親近感が一気に高まりました。

 この活動を通して、新入生の絆が深まったなら、とても嬉しく思います。

   <リポート 関口東子>

■2日目「樹海探索ツアー」

 2日目は午前中、ホテルで「富士山講話」を実施、富士山の成立ちや自然をご紹介させて頂きました。そして、午後はフィールドに出て「樹海探索ツアー」を実施しました。

 864年、富士山の山腹から流れ出した溶岩流は富士の山麓を埋め尽くし、広大な溶岩台地をつくりました。それから1160年を経過した現在、溶岩台地全体が緑豊かな原生林の森(青木ヶ原樹海)に変化しています。今回の樹海探索は「富岳風穴―鳴沢氷穴コース」で実施。氷穴は溶岩流が作り出した洞穴で年間を通して洞内には氷があり、名称の由来になっています。

 一列になってゆっくり入口から洞内に進んで行きます。洞内は狭く、冷気が立ちこめ、緊張感が高まります。

 「これはすごい光景だ」「でも寒い!」「穴が狭い、行けるかな?」「氷が綺麗!」などなど自然の美しさや迫力に気持ちが高ぶっている様子でした。

 穴から上がると、ほっとした気持ちになったせいか、表情が緩みます。ここからは原生林の森を探索していきます。ガイドから植物や動物や菌類など森の構成要素に関してレクチャーを受けながら、森の生態について考えました。

 クロージングでは、この体験から、どんな「印象」、「気づき」、「発見」があったかについて伺いました。生徒ひとり一人、それぞれに感じ方の違いがあり、一言で表現出来ない所がこの森の魅力ですね。

 2日間に渡って、「チームビルディング」や「樹海探索ツアー」に汗を流して頂きましたがこれから始まる中学校生活のスタートに相応しい活動となったとしたらとても嬉しく思います。

 中学校生活で大きく成長する君たちの姿を思い浮かべながら、今後の活躍を心からお祈りしました。 2日間の活動をサポートさせて頂き誠にありがとうございました。

    <リポート 田中留雄>

大妻多摩中学高等学校 サイト情報

https://www.otsuma-tama.ed.jp

2025-01-09 | Blog, イベント報告

2024年9月26日 武蔵野市立第五小4年生 「ネイチャーラリー」

 武蔵野市立第五小学校4年生がプレセカンドスクールで富士山のふもと山中湖を訪れ、「ネイチャーラリー」に挑戦しました。

 子どもたちの司会で始まった開会式、代表児童による「始めのあいさつ」では、ネイチャーラリーに向けて、「いろいろなことを発見すること、みんなと協力すること、そして思いきり楽しむこと」と、強い意気込みが語られました。まさにこれから始まるラリーのだいご味を分かっているかのようで、とても驚きました。ネイチャーラリーは自然の中で、原始の時代の生活を思い起こしながら課題に挑戦するチーム制のゲームです。

 原始の時代と聞いて、子どもたちからも「電気がない時代?」「獲物をつかまえる」「火をおこす」などの声が飛び、挑戦するゲーム内容への期待も膨らんでいきました。

 獲物をとらえるためには〝やり投げ〟〝サイレントウォーク〟〝ハンター(パチンコ)〟で腕を磨かないといけません。〝やり投げ〟では、「風の向きに注意しなくちゃ」と、慎重に飛ばす時を選んでいました。風が少しの間で強くなったり弱まったり、向きが変わるという自然の力を肌で感じられたようでした。

 〝カモフラージュ〟は何となく眺めるのではなく、じっくり観察して発見する喜びが生まれました。〝目かくしロープ〟〝竹ポックリ〟は、ふだん感じない地面のちょっとしたデコボコなどに気付いたはずです。

 「うまくできなくてみんなに迷惑かけちゃった」と気持ちが沈んだ子がいても、「もう一回やろう!行こう!」と励ます姿もありました。1回目は慎重にしていても、経験を積めば、子どもたちの要領も抜群に上がり、走り回って次々挑戦していきました。とくに〝火おこし〟は、1回目に火をおこせなくても、2回目は全員ができた!という班もいるほど、腕を上げました。

 終わりのあいさつでは、「〝重さ当て〟が一番おもしろかったです。みんなで協力してできて、2回目でうまく当てることができました。とても楽しかったです」と、感想を話してくれました。

 チームみんなで協力し、話し合い、そこから得た成功も失敗も忘れられない思い出になりました。「便利な時代に生きている現代人の私たちですが、原始の時代でも生きていける人?」と聞いたときに、「大丈夫!生きていける!」と自信たっぷりの子どもたちの姿がとても印象的でした。ここで磨いた人間の能力や五感を活かして、色々な困難に立ち向かって下さいね。

 <リポート 関口東子>

2024年12月20日 「門松作り」

 2024年度の最後を飾るイベントは、当団体会員のお楽しみ会となっている「門松作り」を実施しました。山中湖村の拠点に有志が集まりました。サイズはミニですが、自然素材を使った本格的な門松です。

 ご存じのように年神様はこの門松を目印に降臨してくると言われ、言わば新年に年神さまをお迎えするお飾りですね。したがって、邪念を捨て、身も心も神聖な気持ちで作り上げました。

 完成した門松を前に、記念写真(集合写真)を撮って今年の活動を締めくくりました。邪念を払い(?)、穏やかな気持ちになったスタッフの表情がとても微笑ましいです。

 <リポート 田中留雄>

2024-12-20 | Blog, イベント報告

2024年11月18日 森村学園中等部1年生「自然体験学習」

 今年も神奈川県横浜市に所在する「森村学園中等部」の1年生(約200名)が富士河口湖町の西湖を拠点に自然体験学習(研修)を実施しました。その2日目はコース別に分かれて体験学習を実施されました。その中から「鳴沢コウモリ穴洞窟探険」と「忍野八海ツアー」の活動の模様をご紹介いたします。

■「鳴沢コウモリ穴洞窟探検」

 このコースに参加された生徒さんは89名、前日は雨でしたが、18日は天候が回復して予定通り「洞窟探検」を実施しました。朝一番に「富岳風穴」の入洞体験からスタート、その後、「鳴沢コウモリ穴」に移動して、自然の溶岩洞窟に入洞体験しました。ここは864年に富士山麓(長尾山)から流れ出た青木ヶ原溶岩台地の東側に位置する所です。

 6つのグループに分かれて、6つのポイント(4つの洞窟、2箇所の自然解説)を順に探険していきます。最初に体験した「富岳風穴」と異なり自然のままの「溶岩洞窟」です。想像を超えた体験に色々な発見と感動がありました。

◇P1洞窟

 ここにある溶岩洞窟では一番大きな洞窟で、唯一、立って歩くことが出来ます。その意味ではほっとした気持ちで体験出来ました。溶岩チューブの造形がはっきり確認出来ます。溶岩棚も綺麗に残っています。玄武岩質の特徴とする無数の小さな孔にキラキラと光る水滴がとても綺麗でした。また沢山の菌糸が張りついていて、キノコも発見しました。光がなくともキノコは育つことが確認出来ました。また、岩の隙間から樹木の根が垂れ下がっており、地上の生態系が地下からも観察することが出来ました。

◇P2自然解説(青木ヶ原溶岩流の特徴)

 このポイントでは、溶岩流の成立ちや特徴を解説し、青木ヶ原溶岩流をより深く理解する場です。当時の状況を想像しながらダイナミックな自然の営みを学ぶことが出来ました。玄武岩には鉄分が含まれるため、磁石に溶岩が着くことも確認しました。

◇P3洞窟

 ここの洞窟の特徴は、最深部に入ると全く光が届かない所があります。また、洞窟内の静けさをより感じることが出来ます。洞内の壁のデコボコ、そして無数の小さな孔がまるで消音材のような働きで音を吸収してくれます。洞窟内の静寂をしっかり体験しました。そしてこの日は洞窟の天井に「ウサギコウモリ」を発見、ここが「鳴沢コウモリ穴」と言われる由来が分かりました。

◇P4洞窟

 この洞窟は短いコースですが出口が最も小さな穴となっています。頭の向き、体の向き、足の確保など、全身の動きを工夫して穴の形に添うように抜けて行きます。

◇P5自然解説(富士山麓の動物たち)

 富士山麓に生息する動物たちの特徴や生態について学んで頂きました。洞窟探検では相当な体力を消耗するため、ちょっと一息入れるタイミングとしても有効なポイントになりました。鹿やカモシカの骨格見本を見ながら、角の成長の違いなどを学びました。また熊の毛皮を実際に触れて、毛の硬さや長さを確認しました。

◇P6洞窟

 この洞窟は洞窟群の中で最も天井が低く、常に四つん這いで移動しなければなりません。そのために全員「膝当て」を付けて入洞します。入口は狭く、天井は低いが、結構広い洞窟です。縄状溶岩流の造形や洞窟内に根を張って生きる不思議な樹木の様子を観察しました。

体験中、多くの生徒さんから活動の印象について多くのコメントがありました。

・想定していた洞窟体験と全く違った。体力的にも疲れる体験だったが楽しかった。

・まさにアドベンチャーワールドだった。

・初めて見る洞窟内の造形に感動した。

・天井でキラキラ光る水滴がとても綺麗だった。

・地上から見ただけでは地下にこんな洞窟があるとはとても想像できなかった。

 えー、この穴から入るの? という感じだった。

・洞窟内の生物(ウサギコウモリなど)を観察出来た。

生徒さん一人一人にとって印象に残る体験になったようです。知識や論理の価値観だけでなく人の本能に宿る「感性」、「感動」、「意欲」と言った“心の動き”を体験出来たのではないでしょうか。

  <リポート 田中留雄>

■「忍野八海巡り」

 15時30分、『鱒の家』の前から、134名の生徒さんの『忍野八海巡り』がスタートしました。

 忍野八海巡りとは、江戸時代に始まった、『富士山に登拝する前に水の霊力で身体を清める(禊ぎをすること)』ために行われた八つの水場を巡ることです。当時は『富士御手洗元八湖』と呼ばれていました。北斗七星と北極星になぞられた位置の八つの池、今回はそのうちの六つを巡ります。

◇二番霊場:お釜池

小さいけど豊富な湧き水が渾々と湧き出ていました。梅花藻が青々と美しい。

と、ここで

阿原川と新名庄川の合流地点を眺めます。

富士山に向かって流れて行くのに、富士山の雪解け水だなんで、

地層の下を流れる水の神秘に触れましたね。

◇四番霊場:銚子池

 たくさんの淡水魚が泳いでいましたね。

◇五番霊場:湧池

 一番有名な池なのでぐるりとたくさんの観光客で溢れていました。湧水量が八海の中で一番多い池です。90年前に岡田紅葉さんの撮った作品を見せてもらい月日の移り変わりに感嘆します。

◇六番霊場:濁池

観光用の池が掘られて、昔の姿とは変わってしまいましたが江戸時代の富士講の石碑は健在です。

◇七番霊場:鏡池

ここでなんと!鏡のように池の面に雪を被った逆さ富士が映り込んでいます。みなさま、写真に収められていました。

◇八番霊場:菖蒲池

 菖蒲は邪気を払うと昔から言い伝えられる霊場に相応しい植物ですね。今も菖蒲が生え、すっかり観光地化された他の池に比べてここは昔の面影が残っていましたね。

これで『忍野八海巡り』は終わり、元来た道を戻りながら水の旅に想いを馳せてみます。

 富士山の雪解け水が何年もかけて地下に溜まり、さらに山麓で湧出し、周辺の山々からの水と合流して独特の景観を作り出している、まさに日本の原風景を象徴するような忍野八海を楽しんでいただけたでしょうか? 富士山麓の表情はとても豊かで、身近にいるわたしたちも毎日飽きることがありません。そんな富士山麓の魅力の数々を、またご案内出来たら大変嬉しく思います。

 <リポート 舟津川由利>

森村学園 サイト情報

森村学園 中等部・高等部

2024年11月30日 NPO法人設立20周年を祝う会

 NPO法人富士山ネイチャークラブは今年NPO法人設立20周年を迎えました。その「祝う会」を11月30日、山中湖のペンション「モンテラック」で実施いたしました。会員及びご家族の皆さんも参加して楽しい会になりました。

 NPO法人富士山ネイチャークラブは会員18人の小さな団体ですが、小・中・高の学校様を中心に富士山麓での自然体験活動(学習してきましたしてきました。また、環境保全活動として、「登山道のゴミ拾い」も実施しています。

 当団体の活動の特徴としては、決められたコースやプログラムメニューの提供ではなく、学校様のご希望に沿って「オーダーメイド」でプログラムを企画し、ご提案しています。

 そんなこともあり、提供出来るプログラムも「ネイチャーツアー」「探究学習」「ワークショップ」「ネイチャーラリー」「ネイチャーゲーム」「チームビルディング」「クラフト作り」「食文化の体験」「出前講話」・・・など幅が広がってきました。また当日の活動サポートだけでなく本番前の「事前学習(講座)」、本番後の「まとめ学習(講座)」にも力を入れています。

 2024年度は7000人を超える子どもさん、生徒さんをサポートさせて頂きましたが、これを機に更に有意義な自然体験活動(学習)が提供出来る様、学校様と一体になって企画し、実践していきたいと思っています。関係団体、ご協力頂いている皆さまに深く感謝すると共に、今後ともよろしくお願いたします。

  <リポート 田中留雄>

2024-11-19 | Blog, イベント報告

2024年10月31日 杉並区立高井戸東小学校  山中湖移動教室「明神山登山」 

 杉並区立小学校5年生、20校ほどの子どもたちが今年も6月~10月にかけて「山中湖移動教室」で山中湖村いらっしゃいました。今年最後の実施校となった「杉並区立高井戸東小学校」5年生が「明神山登山」に挑戦しました。

 天候に恵まれ、朝から富士山がくっきり見えている中、83名の子どもたちが元気に宿の駐車場広場に集合してきました。始めの会ではガイド(富士山ネイチャークラブ)の紹介、登山中の注意事項などを共有しながら、ハチの防御姿勢も全員で予習しました。準備体操をしていよいよ出発です。

 頂上に至る今日のコースは、第一区間:平坦な道、第二区間:緩やかな登り、第三区間:急な登り、第四区間:若干の登り降り で構成されています。このイメージを共有しながら一番厳しい第三区間の急な登りに備えます。

 先ずは、右手に今日登る「明神山」、背後に「富士山」を眺めながら平坦な道を進みます。その途中、ゴマギの香りを体験したり、シカの足跡を確認しながら更に進んで行きます。  

 登り口に差し掛かったところで「大きなハチが飛んでいる!!」との声が、子どもたちは静かに「防御姿勢」をとりました。見たところ1匹の「オオスズメバチ」のようで、集団の周りを飛んだり止まったりしていましたが、やがて山の方に飛んでいきました。子どもたちは誰一人騒いだり、大声を出すこともなく、冷静かつ完璧な対応でした。

 登り口の広場では、白骨化した「シカの骨」や空気の綺麗なところでしか生きられない「サルオガセ(地衣類)」を観察しました。そして鹿が角を研いだ跡も。とりわけ「鹿の骨」は印象に残ったとの声がありました。

 ブナの葉も色つき始めていました。

 猛毒ですが「トリカブト」「マムシグサ」も綺麗でしたね。猛毒と聞いて「触っても大丈夫?」と興味津々でした。

 ゆるやかな登山道を上がって行くと「切通峠」に到着。ここは山梨県と神奈川県の県境になります。

 ここから明神山の稜線を目指して高度を上げていきます。右手の木々の間から富士山が見えていました。

 稜線に到着すると、いよいよこのコースの最大の登り坂に挑戦します。バテないようにゆっくり進んで行きます。途中で休憩を取って疲れを癒やし、また登って行きます。  

 この間、疲れて苦戦している仲間にクラスを超えた励ましや、助け合う姿がありました。また、元々足を痛めていた先生を気遣う子どもたちもいて、本当に心優しい子どもたちでした。

 そして全員無事、第三区間の急な登りを突破することが出来ました。

 この先は緩やかな登山道が続き、正面には富士山も見えています。周囲の自然を観察する余裕も出てきました。色々なキノコ、昆虫類、そしてイノシシの「ヌタ場」も観察しました。豊かな森の営みを実感することが出来ましたね。

 歩き始めて2時間30分を過ぎた頃、全員が無事「明神山」に登頂出来ました。予定よりも早めの到着は、子どもたちの積極、果敢な行動の証しです。山頂からは雄大な富士の姿。眼下には山中湖の大パノラマが広がっていました。思わず「わー」「すごいー」と大きな歓声が上がりました。

 思い思いの場所でお弁当を食べながら、友と語らい、ゆったりとした時間を楽しみました。

 頂上の西側斜面からは、山中湖の全景(クジラの形)や、自分たちの宿舎の位置を確認することが出来ました。

 いよいよ下山開始です。急な山道を慎重に下りていきます。周囲はススキの穂が大海原のように風になびいています。多くの子どもたちから「綺麗だなー」の声が。これを下り切るとゴールの三国峠です。

 バスで宿に戻ると、駐車場広場で「終わりの会」がありました。代表の児童からサポートした4人のガイドに感謝の言葉がありましたが、自らの感想を織り交ぜて素晴らしい挨拶でした。また、多くの子どもたちからも率直な感想が寄せられました。

・景色の良い頂上で食べた「お弁当」がとても美味しかった。

・頂上から見た景色が最高だった。

・頑張って登ったが、頂上で見た富士山の方がぜんぜん大きくてビックリした。

・途中で色々な虫(昆虫など)に出会えて、とても楽しかった。

・色々な動物もいることが分かった。

・皆で励まし、助け合って登ったのがとても良かった。

・初めての山登りだったがとても楽しかった。

 杉並区の「山中湖移動教室」、今年最後の実施校となった高井戸東小学校5年生の皆さん、明神山登山は本当に頑張りました。そして豊かな自然(森)の中に色々な発見や感動がありましたね。これからも色々な体験を重ね、大きく成長されていくことを祈っています。

  <リポート 田中留雄>

2024-11-07 | Blog, イベント報告

2024年9月4,5日 武蔵野市立桜野小学校4年生 プレセカンドスクール「富士山探究学習」

 毎年プレセカンドスクールで富士山を対象にした「探究学習」を実施している武蔵野市立桜野小学校、5月下旬に富士山ネイチャークラブのスタッフが学校に伺って事前学習「富士山の自然講話」を実施、9月に実施する現地での「答え探し(検証)」に向けて活動をスタートしました。

 事前学習の内容から、一人一人が「疑問に思ったこと」や「知りたいこと」を書き出し、その中から「本当に知りたいことはこれだ!」の一つに絞り込み「探究テーマ」としました。その後「探求テーマ」の調査を重ね、「仮説」を考えながら本番の現地検証に備えました。

「富士山の赤色と黒色の石の違いは?」

「元気なのにボロボロな木ってどういうこと?」

「富士山が青く見えるのはなぜ?」

「富士山の鳥の鳴き声を知りたい」

 などなど、今年もたくさんの「疑問」「知りたいこと」が寄せられました。

 9月4日本番当日、先ずは富士山五合目の展望広場でお弁当。そこから山中湖を眺めることが出来ましたが、残念ながら富士山頂は雲に隠れたままでした。「お中道ツアー中に富士山が見えるといいね」と期待しながら出発しました。

 「緑のカーテン!」「コケがいっぱい」「このキノコは食べられるの?」スタートしてすぐ、自然の中でいろいろなものを発見しました。5月の講話から自分が「もっと知りたい!」と思ったことを自ら本やタブレットで詳しく調べてきた子どもたち。ガイド顔負けの解説ができるほどでしたが、富士山の石を触ったり、コケに触れたりしながら実物を見て、ますますテンションが上がっていきました。自然の中にどんどん溶け込んでより理解が深まっていくようでした。

 自分のテーマを検証する場所に着くと、一層ガイドの説明に集中します。そして目の前の対象をじっくり観察し、検証を進めます。スケッチも沢山記録しました。答えに近づくための真剣な眼差しがとても印象的でした。

 途中、山頂の雲が通り過ぎ、富士山が目の前に現れたときは、全員「おお~」と歓声が上がり、「ヤッホー」の大合唱になりました。そして、ふだん東京から見える富士山は青いのに、黒と赤が混じった富士山がそこにありました。「遠くから山を見る時、間にある空気が青い光を反射して山も青く見えます。それはレイリー散乱っていう現象です」とひとりの子どもが解説してくれました。目の前でその光の不思議を体験することができました。

 鳥の鳴き声にも耳を傾け、ほかにもシカやリス、ネズミなど富士山五合目に暮らす動物がいることも伝えるとさらにワクワク感が増したようでした。お中道を更に進んで行きます。

 ゆっくり探究しながらの3時間。日本一高い富士山をさまざまな角度から観察し、自分のテーマの答え探し(検証)に取組むことができました。

 宿に到着してからも探究学習が続きます。探究ノートに記録した観察内容やスケッチを振り返りながら現地探究の「まとめ」を行いました。ガイドも参加して子どもたちの質問に向き合いました。

 翌日は、前日のまとめをもとに「発表資料」のまとめ作業に取りかかりました。この作業は学校に戻ってからも続きます。そして、活動の最後の舞台となる「発表会」は、保護者も参加して実施される予定になっています。

 今回の「探究学習」はどうでしたか? の質問に子どもたちから「楽しかった!」の大きな歓声が上がりました。先生方は半年前から周到に準備され、子どもたち一人一人の意志を尊重し、一人一人の自主的な行動をリードされました。その中で子どもたちは躍動し「楽しかった」とともに多くの学びがありました。

 <リポート 関口東子 田中留雄>

2024-11-03 | Blog, イベント報告

2024年9月16~18日 開智日本橋学園中学校2年生 「森のフィールドワーク」

〝今年はどんな質問が飛び交うかな?〟 と、毎年ワクワクさせられる、開智日本橋学園中学2年生の「森のフィールドワーク」が9月16日~18日に行われました。「森のフィールドワーク」は開智日本橋学園の教育の柱である探究学習の一環です。昨年から富士山麓「西臼塚ふれあいの森林(もり)」にフィールドが変わり、また新たな発見が次々と生まれています

 本番前の9月6日にはNPO法人富士山ネイチャークラブの田中が事前学習講話を行い、森の様子を紹介いたしました。富士山は活火山ですが、山頂噴火は2200年前が最後で、その後は山腹からの噴火のみであることなどを学びました。西臼塚も側火山のひとつですが、こちらはもっと古くて8000年ほど前に噴火したところです。噴火後に森ができるまでの変遷やこの地で見られる植物や菌類などについて紹介いたしました。

■1日目

 本番当日、現地にバスが到着するといよいよ初日の活動がスタート、駐車場となっている広場で開校式が行なわれました。実行委員長の力強い宣言があり、副校長先生からは活動に向けた期待のお言葉がありました。

 猛暑の夏は9月に入ってからも続き、16日もはっきりしない天候になりましたが、問題なく活動ができました。西臼塚の森はコケむした緑の森です。ブナやミズナラの大木も目立ちます。カエデ広場、ブナ広場という名前が付けられた広場があり、うっそうとした森林が私たちを包み込んでくれました。

 先ずは、グループ単位で「ガイドウォーク」を実施。この森の全体像を把握していきます。「トトロの森だ!」「なんて静か」「コケがきれい」「空気が違う!」「キノコ見つけた!」

 生徒たちからも感動の声があちこちから聞こえました。小高い丘のようになっている西臼塚にも登り、周辺の様々な樹木や噴火口の形などを確認しました。

 都会と比べたら、コケの緑の濃さ、キノコが連なって生えている様子は印象深いことでしょう。探究への第一歩「疑問探し」はコケやキノコに魅了されるところから始まりました。

 ガイドウォークの後は、班ごとの活動に移行します。探究心の高さを原動力として、より多くの疑問を発見し、その内容をひたすら書き出していきます。また、それぞれの疑問の対象と周辺の関係性も考えながら対象をよりミクロに観察して行きます。森を幅広く、そして深く見ていくことで疑問をより多く発見し、それぞれの疑問の精度を高めて行きます。

 フィールドでの活動を終え宿に戻ると現地で得た情報(メモ)を班メンバーで共有し、班としての方向性を論議し、疑問を絞って行きます。「自分たちが本当に知りたい疑問はこれだ!」に辿りつくまで論議を続けます。

 この間、ガイドスタッフは通称「質問部屋」で待機し、各班の質問に対応、また進め方などについてもアドバイスをさせて頂きました。

 この夜の後半は、最終的に絞り込んだ「疑問」の仮説を論議します。現地で集めた情報を基に徹底的に「考え」「議論して」仮説をまとめていきます。今日一日の活動の大きな山場となります。最後に明日の検証計画をまとめ、21:00、初日の活動が終了しました。

各班の「疑問(検証テーマ)」をピックアップしてご紹介します。

 ・腐葉土の柔らかさは何によって決まるのか?

 ・地衣類が多く付く木の種類は何で、どこに付いているか?

 ・噴火口の近くと噴火口から離れた所の植生にどんな違いがあるのか?

 ・木に生えているコケの位置とその周りの環境との関係性は?

 ・スコリアが多く含まれる土にはなぜ植物が少ないのか?

 ・キノコが生える最適な場所は?

 ・下草の育成は周囲の何によって影響を受けているか?

 ・アブラチャンの生えやすい環境と生えにくい環境の違いは何か?

 ・ギャップの50年前と100年後を科学的に定義しデザインしよう。

などなど、多様な「テーマ」が提起されました。

■2日目

 天候は曇り空でしたが、再び「西臼塚」の森へ、霧におおわれる時間帯もあり、幻想的な森の中の活動になりました。

 昨日論議した「疑問」「仮説」の検証作業に集中します。限られた時間の中で生徒たちは大忙し、対象の観察が足りなかったチームはさらに検証ポイントを追加するなど、積極的に動き回っていました。チドリノキ、ヒメシャラ、ミズナラやブナ、コケやキノコのようすを観察するチーム、はたまた、先生の美声を活用して、森の中で音の響きを検証するチームなど、個性的な課題もありました。

 空に向かって大きな穴が開いたようなギャップの広場では、この場所の100年後をデザインする課題に挑戦するチームもありました。

 珍しいキノコ“冬虫夏草”も発見しました。(カメムシタケ)

 フィールドでの検証時間が終わると、全員がカエデ広場に集合し2日間に渡った森での活動を終了しました。

 宿に戻ると初日と同様、室内探究が始まります。検証した内容(データ)を体系的に整理し、「検証結果」、「考察」から「結論」に至る過程を論理的に組立てて行きます。更に本年度からは、それぞれの探究成果が社会的にどのような意味を持つのか、影響があるのか・・・すなわち「探究の拡張」についても論議されました。

 この場では、理科(自然科学)で学んだことだけでなく、社会科、数学、物理、その他の教科で学んだ知識、体験も含めて幅広く考えることが求められます。

 初日同様、室内探究の時間帯は、ガイドスタッフが「質問部屋」で待機し、生徒たちからの質問、相談に対応いたしました。

 発表のシナリオがまとまると、発表資料の作成に取りかかります。メンバー全員が協力して書き上げて行きます。

 明日はいよいよ「発表会」です。 発表に向けた役割分担等を確認して21:00、2日目の活動を終了しました。

■3日目

 今日の「発表会」は複数の会場に分かれて実施され、各班の発表が続きまました。各班の発表が終了すると、闊達な質疑応答で、それぞれの探究テーマを会場全体で共有しました。

 本年度から新たな課題となった「探究の拡張」は、この活動成果が社会的にどのような影響をもたらすかを展望するもので、一段と意味深い探究学習に進化しました。また、将来の姿をデザインする新たな視点のテーマも取り上げられ、活動の幅が益々広がっています。

 発表会後の閉校式では、実行委員長から「活動の振返り」について報告があり、ご担当の先生からは活動全体を「総括」するお話しがありました。最後に、副校長先生から活動の講評と共に「探究学習(フィールドワーク)が最終的に目標としていることは、一人一人が幸せになること」とのご挨拶がありました。

 開智日本橋学園中学2年生の「探究学習(森のフィールドワーク)は、創立以来回を重ねてきましたが、毎年毎年改善が加えられ、進化しています。この活動に参加している我々ガイドスタッフも常に新しい課題と向き合って行く必要があります。

 「一人一人が幸せになること」を目指して、開智日本橋中学の生徒さん、先生方と一体になって共に進化していきたいと思います。今後とも富士山の素晴らしい自然の中で開智日本橋学園中学の生徒さんたちと一緒に活動出来ることをスタッフ一同大変楽しみにしています。

 最後になりますが、「森のフィールドワーク」の準備から3日間の活動まですべてを企画運営された「実行委員会」の皆さんに敬意を表するとともに深く感謝したします。活動中、常に全体を見渡しリードする姿は素晴らしかったです。

<リポート 関口東子>

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2024-10-28 | Blog, イベント報告

2024年9月12日 武蔵野市立境南小学校4年生 プレセカンドスクール「体験活動」

 今年も武蔵野市立境南小学校4年生がプレセカンドスクールで山中湖村にいらっしゃいました。ここは標高1000mの高原ですが、暑い日差しが照りつける中、元気に体験活動を楽しみました。午前からお昼に掛けては、山梨の郷土料理「ほうとう作り」。そして午後からは「ネイチャーラリー」に挑戦しました。

■「ほうとう作り」

 会場に集合した子供たちとサポートするスタッフがご挨拶し、続いて富士山北麓地方でなぜ「ほうとう」が郷土料理として定着してきたかを学びました。そして、いよいよ「ほうとう作り」がスタートしました。

 先ずは、麺作りから始めます。グループ毎に2種類の小麦粉(強力粉、薄力粉)をしっかり混ぜ、そこに定量の水を3回に分けて注入して行きます。

 大きな固まりが出来たら、ここから力一杯練り込んで行きます。仕上げは一人一人に小分けして更に練り込んで行きます。丁度耳たぶくらいの柔らかさまで練り込んだら、そこからのし棒で丁寧に伸ばしていきます。伸ばし終えたら、たたんで麺切りです。ほとんどの子供たちは初めての「ほうとう作り」体験でしたが、とても上手に作業が進みました。

 麺切りが終わると、炊事棟に移動して煮込みを開始します。クラスごとの大鍋に昆布、干し椎茸もどし汁を入れ、何種類もの野菜、キノコ、お肉をお鍋に投入、そしてタイミングを見てカボチャ、麺を投入していきます。最後の味付け(カツオ節粉、味噌)は子供たちが行いました。

 3つの鍋は、味付けによって微妙に味が違いますが、それぞれに美味しいほうとうが出来上がりました。皆で「頂きます!」でランチを兼ねた試食が始まりました。

 「今まで食べたほうとうの中で一番美味しかった」「初めて食べたがとても美味しかった」「他のクラスのお鍋も食べたが、自分のクラスの鍋が一番美味しかった」「帰ったら、家族に作ってあげたい」などなど、嬉しい感想が寄せられました。

■「ネイチャーラリー」

 午後からは宿舎のグラウンドで「ネイチャーラリー」を実施しました。5,6人が一つのグループになって、電気もガスもお店もない「原始時代」を想定し、その時代をたくましく生きていくためのサバイバルゲームです。 

 グラウンドでのオープニングの様子。後方に宿舎と明神山を望む。

 8つの課題ポイントは、それぞれに求められる能力や感性が異なり、グループのチームワークが結果に表れます。眼力の強い人、重さの感性に優れる人、理論的な思考が得意な人、運動能力が高い人、などなど、それぞれの得意分野に一人一人の個性が光りました。

 活動の模様を写真でご紹介します。

 各ポイントは3回まで挑戦できますが、多くのグループが1回目より2回目、2回目より3回目と点数を伸ばして行きました。一つ一つの体験を通して創意工夫やチーム力の向上により成果が高まっていく様子は圧巻でした。

 プレセカンドスクールで色々体験したことが、子供たちに意識の変化(心の動き)が生まれ、今後の学校生活に活かされていくことを信じています。

  <リポート 田中留雄>

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