2004年 4月実施 野山の自然食教室

実施日時:平成15年4月24日  

最近自然の中での健康づくり、自然食ブームの影響もあるのでしょうか、多くの人たちが早春の野山で山菜,木の芽を採取する傾向が広まりつつあります。

野山に入るにあたっての注意点として山菜にも危険なもの、かぶれるもの、針を持ったものなどが多くあります。これらは自然からの私達への警告を意味しております。反対に私達が気づかずに自然を傷つけてしまうマナーの違反があります。

今回の私達のイベントはこの点を集中的に参加者の皆さんと考えてみよう、そして正しい採取の仕方、持続した恩恵を得るための自然への配慮などしっかりと身につけようとの想いから企画しました。

観察会のスタートに先駆けて、この趣旨をしっかりと説明させていただく。
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「山中湖村営キャンプ場の森」は標高1000mで火山性の均質な地質ですが植生は豊かです。

スタート前皆で確認した気配りを参加者の皆さんが自然体で表現しており、我々の杞憂は歩き始めた5分後には消えておりました。
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特に参加された子供さん達の真剣な自然観察への取り組み方は環境教育を指向している私達にとって将来の期待を大いに感じさせるに充分で、大変嬉しくおもいました。
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危険植物として、ツタウルシ、類似植物としてイワガラミ、ツルアジサイ。トリカブト、類似植物としてニリンソウ、ゲンノショウコ。

これらは身近に有りそして事故例の多いことを確認した。
その他数種の危険な事例を説明観察し、普段気づかない所にも注意が必要なことを理解した。

可食植物は10数種有り、これらの採取の方法、必要な分だけ、根,芽を残す、採取の位置、土を戻す等のマナーのことを確認した。
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自然への想い、潤いある健康な生活を森に求め期待するなら私達も、山の幸に感謝し自然を守る優しさを持つことが当然なのでしょう。

森の中をゆっくり観察しました。森の仕組み、環境の事、植物の名前の妙味、種の引き継ぎ方の不思議、とても心の休まる楽しい3時間でした。

観察会の最後に全員集合でパチリ。
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昼食時間は自然食教室の集大成です。

私達が自分の、知人、友人の野山から提供を受けた山菜、木の芽、キノコ、タケノコなど旬のものなどを、その自然の野性味を引き出し最高の食感を味わっていただきたく女性スタッフは一週間前から緊張の中で準備しました。
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楽しく賑やかな雰囲気で時間が過ぎ、調理法のうんちくが交換される中で無事イベントが終わりました。

<大倉>



イベント報告

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