2004年 5月実施 ネイチャーフレンドシップデイズ
5月2日・3日 山中湖<文学の森公園>
今回、山中湖村企画課のご厚意により〈文学の森公園〉をお借りし、柔らかな新緑の光の中、自然と楽しく遊ぶ多彩なプログラムを催しました。
★春を食べよう ★五感を使った森遊び ★自然素材のリース作り・写真立て作り
★外でのびのび森遊び ★ムササビ観察会 ★森と林のゲーム ★草木染・笛作り
について、その模様をお伝えいたします。
☆ 春を食べようまずは楽しく、毒のある植物・食べられる植物をしっかり学びました。クイズではパーフェクトの子供さんもいました。
そんな目で森を歩くと、手近な所に食べられるものも毒のものもたくさん発見。 実際に野山でその植物がどんな風に生えているのか見て来たら、今度は味もチェック〈もちろん食べられるものだけです。〉用意したさまざまな自然の恵みに舌鼓。サンショウ・イタドリ・タンポポ・ウバユリ・コゴミ・フキノトウ・ノビルなどなど。口いっぱいに広がる香りで、春を堪能しました。
☆ 五感を使った森遊び
葉のさざめき、風の香り、鳥のさえずりやほほをなでる風。静かに森の中にたたずむと、自然の命を感じます。
葉っぱの匂いを当てるゲームや触った植物を当てるなど、ちょっとしたゲームで、人間の持っている感覚を研ぎ澄まし、五感で自然を味わいました。匂いを当てるのは難しかったですね。 〈カモフラージュゲーム〉では見ることにとても集中しました。
五感が広がったら大地に寝そべって森に浸ります。 身も心もリラックスしたところで、最後は舌で自然を感じました。
☆ 自然素材のリース作り・写真立て作り
おなじみのメニューですが、本当にいろいろな作品が出来上がり、皆さんの感性の豊かさや個性的な味付けに毎回驚かされてしまいます。 今回も繊細な力作ぞろいです。写真でしかお伝えできないのが残念です。
☆ 外でのびのび森遊び
昔懐かしいかくれんぼ。皆さんはどんな所へ隠れた思い出がありますか? 今回は森の中。 まずは、それぞれニックネームを決めて、いざかくれんぼへ。体の大きなお父さんも木の後ろに身を潜めてわくわく。
やぶの中をこっそり前進して鬼のスキを狙うお母さん。 なかなか遠くへ探しに行かない子供の鬼にハラハラ。
大人も子供もスタッフも、タッチの木めがけて猛ダッシュ。悲しいかな若い頃のキレもなく全員見つかって鬼の勝ち。ネイチャーゲームも織り交ぜて、のびのび転げまわった午後でした。
☆ ムササビ観察会
空がだいだい色に染まる夕暮れ時、山中湖浅間神社の境内をお借りしてムササビ観察会を催しました。
ムササビと森の話をさせていただき、その後、待機状態に。
しばらくしてムササビは顔を出してはみたものの、出しては引っ込め、出しては引っ込めを繰返し、長い我慢比べになりました。 子ムササビが親の顔の横をちょろちょろするのがご愛嬌。 やっと親ムササビが巣穴から出て滑空。 奥の木では同じ個体か、別の個体か3匹のムササビ達が夢中で木の葉を食べている様子が見られ、じっと待った甲斐がありました。 皆さん寒いのも忘れじっとムササビの木に見入っていました。また来年も再来年もずっとムササビに会えるよう祈りつつ帰路につきました。
☆ 森と林のゲーム
うぐいすチームとペプシコーラチームに分かれて、ゲームで得点を競いました。 鳥になってエサをついばむゲームではうぐいすチームの圧勝。 宝探しゲームでは接戦。 第六勘ゲームではペプシコーラチームの圧勝。
最終戦の落ち葉拾い競争もペプシコーラチームが勝って、優勝。 ゲームを通じて森の中の小さなもの・大きなものを発見し、鳥の気持ち虫の気持ちを体験しました。次回の勝利を誓ったうぐいすチームでした。
☆ 草木染・笛作り
この素敵に染まった作品を見てください。絞り模様も実に個性豊かです。 染料も折れた木や草から頂いた自然の恵み、素手で染めても安心なものを用意しています。
今回初めて、イタドリの笛を作ってみました。 切っては音を合わせ、また切って長さ調整。 微妙な音作りに大人も子供も熱中しました。 やわらかな音色も森の風に似合います。 きっとお部屋に飾っても素敵でしょう。
今度はドレミの歌を合奏しましょうか。
2日午後の参加者全員集合
3日午後の参加者全員集合
2日目は「山梨テレビ」の取材が入りました。当日の夕方、イベントの模様がニュース番組で放映されましたが、突然のTV取材にご協力いただいた参加者の皆様に深く感謝します。
<難波>
イベント報告