2006年 8月 星の降る夜ナイトハイク


昨年に引き続き今回2回目となるナイトハイクには、首都圏各地から大勢の方々が集まってくださいました。夕刻6時30分の山中湖村役場での開始時には、黒雲が横切り雨がぱらつくという不安な天気。

まずは「眠っている人間の感覚を呼び覚ます」べく、「匂いのテスト」を実施。

企画側も区別の難しい種類の匂いを混ぜた結果、正解率50パーセント。

私の経験上、人間の臭覚にも個々人によっての得意分野があるので、今回正解できなかった方も、気にせず臭覚を鍛えてください。

車で移動後、とっぷりと暗くなった森の入り口で、ろうそくを使った「暗闇に慣れるトレーニング」を体験。人間の目が暗さの中では暗さに慣れるを持っていることを実感。

 

さて、いよいよハイク開始。森の道は足音ばかりが大きく聞こえる静かで真っ暗な道。1つ2つ、ヒメボタルの光が目に入る。暗闇ならではの宝物。やがて草原にでると、曇りにもかかわらず全てのシルエットが浮かび上がる。草や花

の出す香りが、時折風に乗ってやってくる。進むにつれて富士山の裾野が浮かび、登山道の明かりが連なっている。

 

草原から森の中に戻り、足元も平らではないけれど「勇気の小道」で一人歩きを体験する。全員が合流し終点到着。

“星降る夜”とはいかない天候の中でも、夜の空が意外に明るいということにも気づかれました。人間本来の感覚と向きあう体験、私たちはそんな体験を大切にしていきたいと思っています。

 

次回は、ぜひ月をめでたり、星を眺めたりしたいものです。

ご参加下さった皆様本当にありがとうございました。

 

<参照>

今回観察できなかった夏の星座はどんな様子? ちょっと覗いてみませんか。

以下のHPでイメージを掴み、天気の良い日に実際の夜空を眺めてみてください。

http://yumis.net/space/star/summer1.htm

http://www10.plala.or.jp/taikan/susume/guide/natu.html

 

 

(なんば)



イベント報告

HOME