2006年 9月 大沢崩れに向かってお中道を歩く
9月23日(土)に実施いたしました9月イベント
「大沢崩れに向かってお中道を歩く」の模様をリポートします。この週末は台風の影響によって天候が危ぶまれましたが、西から張り出した高気圧が台風を追いやり、最高の天候となりました。出発地点は富士山5合目入り口の「奥庭自然公園駐車場」。出発の準備を済ませる。そこから15分ぐらい登山道を上り詰めると「お中道」にたどり着く。眼下には、雲海そしてその合間から精進湖や本栖湖がきらめいて見える。秋の気配を感じながら、澄んだ空気をいっぱいに吸ってゆっくり歩く。大沢崩れに行くまでは、いくつかの沢を越えていく。 最初の沢「滑沢」でまず休憩、そして、自然林が美しいお中道をさらに進んでいく。歩き始めて2時間、大沢崩れの端に建つ「お助け小屋」に到着。無人小屋ですが、現在は工事関係者の方が利用されている様子でした。はやる気持ちを抑えて、まず昼食をとる。いよいよ大沢崩れを見に行く。 この小屋をまいて見晴らしの良いところまで登る。ここで、ハプニング。なんとカモシカが我々を迎えてくれた。逃げる様子も無く、3分間ぐらい5mぐらいの至近距離でお見合い状態。感動の場面でした。15分ほど登り詰めると、大沢崩れの大展望が開ける見晴らしポイントに到着。スケールの大きな崩壊現場に驚きの声が上がる。足元に注意しながら、集合写真をとる。帰りは、行った道を引き返すコース。お中道から見上げる富士山の威容にしばしたたずんでしまう。ご参加いただいた皆様、大変お疲れ様でした。富士山の自然を十分堪能して頂けたでしょうか。ありがとうございました。この時期、富士山はとても良い季節を迎えています。(田中)