2007年 6 月 富士・山中湖ぐるりんウォーク


07年6月2ー3日に行われました「第8回 富士・山中湖ぐるりんウォーク」の模様についてご報告します。
主催は (社)日本ウオーキング協会・毎日新聞社・スポーツニッポン新聞社・山中湖村NPO富士山ネイチャークラブは「エココース」のガイドを2日間に渡って担当しました。
 
 
6月2日(土)「諏訪の森エココース 5Km」
 

さわやかに晴れ上がった緑の広場に全国から大勢の人が集まった。大会役員の挨拶、準備運動後元気一杯出発。私達は今年で3回目のエココースを担当した。NPO富士山自然学校のスタッフにもご協力をいただきました。

 

 

このコースの参加者は老若男女40名、健脚ぞろいだ。インストラクタがコースの所々で山中湖の豊かな自然を解説する。

 

ホウの花、ミズキの花の香りと清流の音を楽しみながら諏訪神社に到着。945日に当神社で行なわれる山中明神安産祭りは特に有名です。子授けや安産の神である豊玉姫命が祭神であり「安産祭り」ともいわれている。その歴史背景や祭りの情景を解説する。

境内で見つけた珍しい植物「サカネラン」、「ギンリョウソウ」など葉緑素を持たずに菌に従属して生活する植物の説明などが続く。

  

 

湖畔沿いを散策しつつ出発点に全員無事到着。タップリと自然に浸かった楽しい2時間でした。

<大倉>

 

 

6月3日(日)「ハリモミエココース 6Km」

 

2日目も気持ちよく晴れ渡っています。少し汗ばむくらいの気温です。ハリモミ純林エココースは花の都公園を離れると、森の中のフォーキングとなります。エココースとは、歩きながらあれやこれやとそこの自然の話・食べられるもの・毒のもの・生き物の話など楽しい発見ができるように“森の案内人”が同行するコースです。

アスファルトの上は初夏の暑さですが、森の中に入ると一転、心地よい涼しさに包まれ鳥達のさえずり・エゾハルゼミの鳴き声森の音がシャワーのように降り注ぎます。風に乗ってくるのはミツバウツギのさわやかな花の香りやカラマツの木の香り。

深呼吸するたびに体の中が洗われるような感覚を覚えます。

 

ご参加くださったのは、関東一円・山梨県・静岡県・地元山中湖の皆さん。地元参加でもこの森には初めて入る方がほとんどでした。まだまだ人に知られていない穴場の森のようです。しばらく森を歩くと、手の届くハリモミがありました。ハリモミの葉に触り、確かに痛いということを皆で確認しました。ハリモミの巨木・自称「ハリモミ太郎」でも実際の太さを大人が手を広げて確かめました。足元は熔岩の台地を踏みしめミツバやヘビイチゴも見つけました。さすが、人生の先輩方は子どもの頃、あれ採ったこれ採ったと、随分自然の中で遊んだようですね。

 

富士山の見える広場に出てくるとコースも終点です。歩き・香りをかぎ・触り・目で確かめ、しっかりハリモミ純林を体験したエココースとなりました。

ご参加くださった皆様、ありがとうございました。またのお越しをお待ちしております。

<難波>



イベント報告

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