2009年 10 月 きのこ観察会
秋を楽しむ恒例の「キノコ観察会」が10月17日、21日の2日間に渡って行われました。この模様をご報告いたします。2日とも満員御礼となり、大変多くの方に参加いただきました。ありがとうございました。2009年10月17日(土)キノコ観察会ご報告
気持のよい秋の日差しです。西は愛知県から、東は関東方面まで。キノコが初めての方もベテランの方もたくさんの方がご参加下さいました。
今年は、北海道を除いて、全国的にキノコが少ないというお話を伺っています。
観察会のフィールドは、富士山の溶岩の上に広がる雑木林です。
事前のお話の中でキノコの森の中での役割を学び、自然の中で確かめながらキノコを探します。さて、観察会を終えて皆さんが集まってみると、驚くほどしっかりキノコを見つけてこられました。この日に皆さんで見つけたキノコは、名前の判るものだけでも20種でした。
ムキタケ
ナラタケ
クリタケ
チャナメツムタケ
シロナメツムタケ
ヌメリスギタケモドキ
オウギタケ
クギタケ
ハナイグチ
シロヌメリイグチ
ヤマイグチ
クロカワ
ホコリタケ
ヌメリイグチ
アシナガタケ
アシボソチチタケ
ムラサキカスリタケ
ホテイシメジ
ツチグリ
ツヤウチワタケ
シメジ属のなかま
チチタケ属のなかま
お昼は、花の都公園の和室をお借りしてのキノコ料理の体験試食会です。いつも花の都さんのご協力には大変感謝です。ちなみにメニューは キノコの栗おこわ・キノコご飯・キノコ汁・イタリアンサラダ・筍とキノコの煮物・キノコのフライ・アケビの煮物や山栗など山の恵みをふんだんに頂きました。山中の森に深く感謝!
2009年10月21日(水)キノコ観察会ご報告
3日後というだけで、キノコ世界がガラッと変わっていました。土曜日と比較しても量・種類ともにキノコがぐっと減っています。
その中でも、皆さん辛抱強く探し以下のキノコたちを見つけて下さいました。
ムキタケ
クリタケ
チャナメツムタケ
シロナメツムタケ
ヌメリスギタケモドキ
ハナイグチ
シロヌメリイグチ
ヤマイグチ
クロカワ
ホコリタケ
ニガクリタケ
ヌメリイグチ
ムラサキカスリタケ
アシナガタケ
オツネンタケモドキ
ツチグリ
カワラタケ
シメジ属のなかま
チチタケ属のなかま
名前のわかるもので、17種でした。土曜日同様花の都公園さんのご協力を頂き、和室でのキノコ料理の体験試食会です。山の幸は秋の味覚を楽しませてくれます。キノコ談義に花が咲き皆様が楽しそうに過ごしていらっしゃることが何よりの私どもの充実感です。ご参加くださった皆様、大変ありがとうございました。またお会いできる日をスタッフ一同楽しみにしております。
追伸;翌日10月22日に青木が原樹海を歩いていたところ、カキシメジ(菌根菌;コナラ、カンバ類などが混じったマツのあるところを好む)が群生して出始めておりました。人が食べると毒キノコですが、森の中では樹木と共生して大切な役割を担っております。見つけたらそっとしておいてあげて下さい。