2011年 5月 GWネイチャーフレンドシップデイズ


 

平成23年(2011) 5月4日 GWネイチャーフレンドシップデイズのご報告

 

 

☆森の食べ物お教えします

 何種類の食べられるのもを見つけたでしょう
 ・タンポポ、西洋タンポポ、関東タンポポどちらも
 ・桜、フジザクラ、八重ザクラ
 ・スミレ、タチツボスミレ
 ・イタドリ
 ・ユキノシタ
 ・ヤブレガサ
 ・ナズナ
 ・タネツケバナ
 ・ヨモギ
 ・ハナイカダ
 ・リョウブ
 ・マユミ
 ・タラノキ
 ・ミツバウツギ
 ・コゴミ (クサソテツ)

最後は天ぷらと、ホットケーキで試食です。 

   

 

☆森のアドベンチャー

毎年おなじみの森のゲームです。今年は14チームがエントリーしました。
竹馬、かっぽん、つな渡り、木登り、パチンコ、目隠し歩き、自然の中のさがしもの、カモフラージュ、など8つの課題にチャレンジです。

自然の中のさがしものでは「きのこ」がなかなか見つからず手強い探し物でした。
目隠し歩きは予想外の感覚でしたか。

 

全問合格印をもらうとゴール、宝探しに挑戦できます。

みごと14チーム全てが全問合格してゴール、お宝を探し当てました。 

   

  

 

 

☆ムササビ観察会

今年は新緑が遅く、小さな葉の出だした森でシャイなムササビさんが一頭、顔をしっかり見せてくれました。しっぽの立派な大きなムササビでした。

 

ムササビが住める森ってどんな森?
ムササビは木を伝って滑空しながら移動し、エサを探しにでかけます。一年中エサを手に入れるためには広葉樹(柔らかな新芽)も針葉樹(冬の間のエサ)も、花や実も食べたい、だから広い森を渡り飛べることがどうしても大切です。このためには小さな森が点々とあるのではなく、大きな広い森やつながっている森が必要なのです。恋人探しも大切なこと。
森が広くつながっていなくては結婚して子孫を残すこともできません。
エサと恋人探しともう一つ、安眠できる住処も欲しいですね。大きな古い木には「うろ」(木に開いた穴)のあるものがあります。この「うろ」がムササビ達の巣穴になります。だから古くてうろの開いた木は大切な存在です。この「うろ」は木の枝が落ちたところや、傷がついたところに菌類(カビやきのこ)が取り付いて腐らせて穴があいたところです。木としては傷の手当はたいてい終わっているので、穴があいていようと生きる事にはとりあえず支障がありません。
丁度いい「うろ」物件はめったにありませんから、古い木がたくさんある森でないと、安眠できる住処を探すことは簡単ではありません。だからこそ、広い森と、古くて大きな木は大切に残して欲しいです。
森の中では「木は倒れるまで、倒れてもなお」大切な役割をもっています。ムササビだけではありません。
小鳥もフクロウも、熊も、、、木の「うろ」を住処にする生き物たちはたくさんいます。森の生き物たちの立場にたって森を考えると、すべてのものが役に立ってつながっている、森の大切な一員だという事が分かります。
けれども町中や街に近いところでは、こうした古くてうろの開いた木は弱っているように見えるのか、人の手で切り倒されてしまうことがよくあります。100年、200年、300年生きてきた木も切られる時は一瞬です。
本当にこの木を切っていいのか? 動物達や鳥たちの大切な存在になっていないか? 森の生き物たちの目線で考えられたら、すてきではありませんか?
ムササビから考える、森の役割のひとつづつを、今度はぜひみなさんがお友達に伝えてあげて下さい。


 

また来年お待ちしております。

遠方よりのご参加ありがとうございました。(なんば)

 

 



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