2019年7月 聖ヨゼフ学園小学校2年生体験学習
ウォークラリー/ナイトイベント/石割山登山
2019年7月10~12日に行われた聖ヨゼフ学園小学校2年生のみなさんの体験学習を2日間サポートさせていただきました。今年は梅雨の晴れ間になかなか巡り合えない年ですが、企画された野外活動もでき、力いっぱい活動して頂きました。
■1日目(7月10日)
午後から山中湖文学の森で、「ウォークラリー」を行いました。「1年生のとき、ナイトハイクで来たところだね」と、生徒さんたちは昨年行ったナイトハイクをはっきり覚えていました。思い出の森で、今年はグループに分かれ、ウォークラリーです。地図と方位磁石を持って、いざ出発。8つのポイントを探し当て、そのポイントでの課題をクリアし指令通りに通過したらゴールです。
「こっちだよ」「違うよ、あっちだ」と、地図とにらめっこしながら同じ道を行ったり来たりする姿も。先生方のアドバイスも控えられる中、初めての場所を生徒さんだけで進む挑戦は、不安も背中合わせです。しかし、生徒さんたちだけで力を合わせ頑張りぬく姿は頼もしく、無事ポイントに到着して見せてくれた笑顔は最高でした。
夜は五感を研ぎ澄ます「ナイトイベント」を体育館で行いました。照明を消し、真っ暗な中を歩く体験から、野草のにおい当て、シルエットクイズ、箱の中身当てを行いました。最後はみんなで横になって静寂の中から聞こえる音に耳を澄ましました。終了後、「暗くてもだんだん見えるようになった」との感想もあり、人間がもつ五感のすごさを体感できました。
<リポート 関口>
■2日目(7月11日)
2年生にとってはかなりハードな登山となる「石割山登山」に挑戦しました。最初の関門は400段を超える石段の登りです。皆が声を掛け合って、励まし合い、全員が無事登り切りました。ここから石割神社までのコースには、かつてこの山が海の下から隆起した証拠がたくさん見つかりました。ある生徒さんは「この辺は塩の匂いがする」との感想も。大地が長い時間をかけて「動いている」ことを確認出来ました。
石割神社では、巨大な岩の割れ目を一回りしてお祈りをしました。そして、ここから先、この山の難所が続きます。一人一人の生徒さんが自力で突破して頂上立った姿は大変頼もしく思いました。「頑張ったね!」の言葉に、「今日はとても良い体験が出来ました」という生徒さんの言葉、皆が一体となって頑張った証でした。
石割山登山は小学生高学年以上を対象としてきましたが、安全対策をしっかり講じた上で、小学2年生ながらも果敢に挑戦する機会を提供し、その頑張りを応援する先生方の強い意識が生徒さん達の感動や成長をもたらす活動になりました。
<リポート 田中>
聖ヨゼフ学園小学校様 サイト情報: https://www.st-joseph.ac.jp/primary/