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2021.10.24 草木染め/染め液作り

毎年、この時期は来年度の活動に向けて「染め液作り」を行っています。今回の素材は「マリーゴールド」です。

畑で育て、刈り込んで、刻み、大鍋でしっかり煮込みます。そうして抽出したマリーゴールドの染め液は、綺麗な黄色が発色します。媒染液によっても特徴のある発色が楽しめます。 濃い黄色は「石灰」、明るい黄色は「ミョウバン」です。 改めて自然の力を実感しました。

<リポート 田中>

2021.10.18 富士山お中道 大雲海

晩秋の富士山お中道、見上げれば7合目から上は雪化粧、そして眼下には「大雲海」が広がっています。南アルプス前衛、御坂山塊、八ヶ岳連峰、秩父連山が浮島のように並んでいます。ダイナミックな画像(動画)をお楽しみ下さい。

<リポート 田中>

2021-08-03 | Blog, イベント報告

2021年7月21日 認定こども園 ウブントゥ忍野の森 「ナイトハイク」

 この時期恒例のイベントとなった「認定こども園 ウブントゥ忍野の森」のナイトハイクを山中湖村「文学の森」で行いました。19時、17名の園児達といつもの元気なご挨拶が終わると、いよいよスタート。ライトを一切使用しないで夜の森に入って行きます。

 辺りが真っ暗になろうとも園児達の元気な声が続きました。暗くなるに従って音や匂いや風の気配をより敏感に感じることが出来るようになります。

 暗闇に慣れてきた所で最初のイベント「目かくしロープ」に挑戦。バンダナで目をかくし、木々の中に張り巡らせたロープを頼りに、ゴールを目指します。全神経をロープに委ね、果敢に進む姿は大変頼もしく思いました。

 後半は、「二人歩き」「一人歩き」に挑戦しました。真っ暗な森の中を小さな「白いカード」を頼りに曲りくねった道を進んでいきます。「二人歩き」はお互いに励まし合ってゴールを目指します。そして「一人歩き」は、誰の助けもない、自分との戦いとなります。スタート地点ではかなりの緊張から言葉が少なくなりましたが、一人一人が勇気を振り絞って全員がゴールに到着出来ました。

 暗闇での自然体験は、新たな自分の力を発見します。園長先生から「この体験を通して園児一人一人の成長した姿を見ることが出来た」とのコメントがありました。

 子供は自然の中での遊びを通して、体の使い方をおぼえ、体力を養い、見通す力を鍛え、知恵や工夫を生み出します。来年もまた新たな園児さんと体験活動が出来ることを楽しみにしています。

<レポート 田中>

参考> 「認定こども園 ウブントゥ忍野の森」  サイト情報

忍野の森 » ウブントゥ|認定こども園・保育園 (ubuntu5678.com)

2021-08-03 | Blog, イベント報告

2021年6月28~30日 開智日本橋学園中学校3年生 「森のフィールドワーク」 

 事前学習から一週間後、いよいよ「森のフィールドワーク」本番の日がやってきました。学校を飛び出して、久しぶりの野外学習です。富士山麓を訪れた開智日本橋学園中学3年生のみなさんをNPO法人富士山ネイチャークラブがサポートしました。

 朝から雨が降っていましたが、フィールドに到着したころには雨が上がり、森でランチもできました。雨が上がると、エゾハルゼミが一斉に鳴きだし、「鳥も同じように晴れているときの方がよく鳴くのか?」という疑問を感じた生徒さんもいました。

 青木ヶ原樹海を訪れるのは、ほとんどの生徒さんが初めてで、木の根が地上に這うようにむき出しになり、まっすぐ空へ伸びるだけでなくぐねぐねと曲がった木々の姿に神秘的な魅力を感じたようでした。そして、溶岩や木には青々としたコケがびっしり生えている様子も印象に残ったようで、「コケは生きている木から栄養をもらって生えるのだろうか」と、コケの魅力に今年もたくさんの生徒さんが引き込まれていました。

 「森にいたら何だか、眠くなってきました」という声も。緑の色彩は目をやさしく癒しますし、森から得られるリラックス効果を実感できたようで、野外活動のだいご味でもあります。

 開智さんの探究学習は「疑問―仮説―検証―発表」の4つのサイクルを重視します。

 1日目の前半はガイドと森をめぐり、後半からはグループ中心の活動になり、自分たちの探究テーマ「疑問」を追い続けます。じっくり観察し、とことん疑問に思ったことをチーム内でぶつけ合いながら、実際に目の前にある自然と対峙します。観察精度を高めるために、カメラは使用せずスケッチで詳細に記録していきます。

 宿舎に戻ると、グループ毎に本当に知りたい「疑問」を絞り込み、その疑問を解く仮説を立て、明日行う検証作業の行動計画を立案しました。

 2日目の午前は、前夜に作成した検証計画に基づいて、フィールドできめ細かな検証作業を行いました。木の高さに注目したグループは、工夫して木の高さを導き出すなど、より精度の高い検証を目指していました。ひとつの事象だけではなく、より多くのデータを集めることも重視されます。

<午前中の活動がフィールドワークの大きな山場となります。>

 午後からは宿舎に戻り、フィールドでの検証結果をとことん論議して疑問の解明に迫ります。私たちも生徒たちの感じた疑問を共有しながら、検証作業のアドバイスを行いました。生徒さん達は最終的に、検証結果を模造紙に書いて、3日目の発表会に備えます。この作業は夜まで続き、みな真剣そのものでした。

 そして3日目、いよいよ発表会の日です。発表資料は模造紙以外にも数々のデータやデータ分析結果を示す別紙も添えられ、自信に満ちた発表が続きました。メモを見ないでしっかり前を向いた発表も見事でした。また、その後の生徒同士の質問や答え方もしっかりしていて、驚きました。

29グループから多種・多様なテーマが提起され、検証の結果が報告されました。テーマの一部をご紹介します。

・ギャップが植物に与える影響はどのようなものがあるか

・溶岩の上のコケと木の上のコケはどのような違いがあるか

・鳥はどのような条件で鳴くのか

・早く流れた溶岩流とゆっくり流れた溶岩流の周りにはどのような違いがあるか

・フタリシズカが一定の場所に集まるのはどのような理由か

・絡み合っている木にはどのような共通点と相違点があるか

・ミズナラの枯死はカシノナガキクイムシ以外の要因はないか

・溶岩台地と大室山に生えている木にどのような違いがあるか

・木はどのような条件で真っ直ぐだったり、傾いたりするのか 

 フィールド(現地、現物)で検証できたことは全て事実です。事実を積み重ねた発表には説得力があります。この秋には場所を移して「都市型フィールドワーク」が行われますが更に深化した活動になることを期待しています。

 3日間頑張った生徒さんたち、本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました。

<リポート 関口、田中>

参考> 開智日本橋学園中学校 サイト情報

開智日本橋学園中学・高等学校 – 学校法人開智学園 (kng.ed.jp)

2021-08-03 | Blog, イベント報告

2021年6月21日 開智日本橋学園中学校3年生「森のフィールドワーク」事前学習

 昨年延期となってしまった、開智日本橋学園中学校2年生の「森のフィールドワーク」が、年度を越えて6月行われることになりました。その事前学習の講師として、NPO法人富士山ネイチャークラブのスタッフ2名が東京都中央区にある学校を訪れました。

 すでに中学3年生になった生徒さんたち。今年は「森のフィールドワーク」と「都市型フィールドワーク」を2度に渡って実施されますが、まず第一弾となる「森のフィールドワーク」への期待感と熱気がお会いしてすぐ伝わってきました。“絶対「森のフィールドワーク」を成功させよう”と呼びかけた実行委員長さんの強い意志は学年全体に共通しているようでした。事前学習は講話方式で実施されましたが、みなさん、一生懸命にメモを取りながら、最後まで講師の話を聞いていました。

 「森のフィールドワーク」は、毎年、富士山の側火山である、大室山のふもとで行われます。大室山は富士五湖のひとつ精進湖から始まる登山道の途中にあり、山のふもとを囲うように青木ヶ原樹海が広がっています。噴火の際にできた富士風穴などの溶岩洞窟もたくさんある、みどころいっぱいのフィールドです。なぜ富士山は日本列島のこの場所に誕生したのか、そして大室山や樹海がどのように形成されたのかなどを学んで頂くと共に、現地の状況をスライド中心に紹介いたしました。

 開智日本橋学園中学校のフィールドワークは「現地発見・現地解決型」探究活動であり、学校が非常に力を入れている活動です。私たちスタッフもこれまで見過ごしてきたことはないか振り返り、鳥の目、虫の目を忘れずに、生徒達の活動をサポートできたらと思っています

写真は事前学習の模様です。

<リポート 関口>

参考> 開智日本橋学園中学校 サイト情報 

開智日本橋学園中学・高等学校 – 学校法人開智学園 (kng.ed.jp)

2021-03-26 | Blog, イベント報告

2021年3月17日 洗足学園中学校1年生「富士山のふしぎ」探究学習発表会 

 洗足学園中学校1年生は、総合学習の課題として「富士山のふしぎ」をテーマにした探究学習に取組んで来ました。その一環として3月に富士山麓で「フィールドワーク」を計画され、NPO法人富士山ネイチャークラブがその活動をサポートさせて頂く予定になっていました。生徒さんたちも我々スタッフも大変楽しみにしていましたが、新型コロナウイルスの状況判断で残念ながらフィールドワークが中止となりました。

 フィールドワークは中止になりましたが、生徒さん達はその後も「富士山のふしぎ」に関する探究学習を継続し、その集大成として各クラスの代表グループによる成果発表会が3月17日、学園の大講堂で実施されました。250名を超える全学年の生徒様と共にNPO法人富士山ネイチャークラブの田中と舟津川も発表会に参加させて頂きました。合わせてNO.1のチームを決める「審査員」の役目も担当させて頂きました。

 「日本一の富士山」は、生徒さん達の関心が非常に高く、多角的かつ多様な視点から「ふしぎ」を提起し、その「ふしぎ」が次々に解き明かされて行きました。説得力のある論調、工夫に満ちたプレゼン資料、堂々とした発表態度、などなど探究活動の成果がいかんなく発揮された発表会でした。以下「富士山のふしぎ」の一例をご紹介します。  

・富士山が見える範囲はどこか

・女人禁制のなぜ

・富士山、雪の境目の正体

・富士の湧水が美味しい理由

・富士山に高山植物が少ないのはなぜか

・富士山の雲と天候の関係

・富士山はなぜ青く見えるのか

・富士山はなぜ日本の象徴なのか

・勝海舟はなぜ洗足池の近くに自分の墓を建てたのか

・富士山は噴火するか

・冬の方が夏よりも富士山が良く見える理由

・世界文化遺産に登録された理由は何か・・・歴史的検証

・富士山は山梨県? 静岡県?

・富士山の高さは測り始めてから何回も数字が変わっているのはなぜ                                                                               

本気で「ふしぎ」を探し、本気でその謎を解き明かし、そして多くの仲間と共有する・・・、生徒さん達は達成感で一杯になったことでしょう。

発表会に続き私共から富士山についてレクチャー(講演)させて頂きました。

第1部「富士山講話」・・・富士山を学んで自然のことを考えよう         <富士山の成り立ち、植生、動物、湧水、バリバリの活火山、環境問題など>

第2部「命を育む森 青木ヶ原樹海」・・・自然の仕組を知ることから始めよう   <樹海の成り立ち、溶岩洞穴、植物、動物、菌類、命をつなぐ自然の仕組など>

 生徒さん達は富士山について相当な調査や分析をされてきましたが、この講演で更に理解を深めることが出来たら幸いです。将来どんな職業に就こうが自然と無縁でいることは出来ません。今後、生徒さん達が「自然にどう向き合って行くか!」「自然にどう関わって行くか!」そんな期待を胸に学園を後にしました。

 *講演の様子を写真でご紹介いたします。

会場となった900人以上の収容能力を持つ大講堂。

参考情報>

洗足学園中学高等学校様のサイト情報 

https://www.senzoku-gakuen.ed.jp/

<リポート 田中>

富士山御庭と奥庭の晩秋 2020.10.24

五合目の紅葉もそろそろ見納めの頃になりました。

<リポート: 田中>

富士山お中道の秋景色 2020.10.13 

 紅葉が始まった富士山のスバルライン五合目へスタッフと行ってきました。この数週間ですっかり秋の景色に変わり、紅葉が美しい季節になりました。

 歩き始めは五合目付近は霧の中。富士山頂は残念ながら拝めず、斜面を彩るイタドリやオンダテの草紅葉も見えません。ただ、落ち葉の遊歩道の脇には、ナナカマドのきれいな赤い実と同じく赤く染まった葉、黄色くなったカラマツなどの紅葉を楽しむことができます。

 帰り際には、待望の富士山が顔を出し山肌の草紅葉も見事でした。紅葉は一気に進み、富士山五合目お中道散策は見ごろを迎えています。

ナナカマドの枝に下がる地衣類のサルオガセ
遊歩道は落ち葉で彩られミヤマハンノキの芽から甘い香りがただよう
カラマツの黄葉
斜面はカラマツの幼樹や草本類で秋の色に
ドライフラワーのようになっているイタドリの花
変わった模様のテントウムシ発見
赤い溶岩台地も黄色く染まっている

<リポート:関口>

 

三方分山ルート調査 2020.10.6

 精進湖畔から楽しめる山歩きコースのひとつ「三方分山」へスタッフ6人でルート調査に行ってきました。まずは、精進諏訪神社で登山の安全祈願から。毎年、元旦は精進湖から初日の出を拝み、精進諏訪神社にお参りするメンバーもいて、歴史ある神社です。国の天然記念物にも指定されている「精進の大杉」があり、その幹回りに圧倒されました。樹齢1200年と言われ、富士山の噴火も眺めたかもしれません。

精進湖畔から左回りのコース
精進の大杉
精進諏訪神社

 神社を過ぎれば、いよいよ登山道。三方分山(標高1422m)は御坂山地の西端に位置し、約1000万年前に海底から隆起した山です。堆積岩の断面が露出しており、ダイナミックな隆起の様子が確認出来ます。今年は自由に登山ができず、久しぶりの山行というメンバーばかり。急斜面もある道に四苦八苦しながらも、美しいトリカブトの花に導かれながら、歩き続けました。ちょうど紫色の花が満開で猛毒が隠されている植物だとは思えないほどきれいでした。また、ブナの枯れ木に折り重なるように生えていたツキヨタケも、つやつやとしていてとても新鮮そうでしたが、残念ながらこちらもいわゆる毒キノコ。間違えて採取する人が絶えない危険なキノコです。ブナ、ミズナラなどの広葉樹の森歩きはとても心地よく、ドングリもたくさん落ちていました。

露出した積層岩と石仏
トリカブト
ツキヨタケ

 最後の急斜面を登ると、女坂峠に到着。そして稜線歩きになり、三方分山山頂へ。山頂からの富士山の眺めは、残念ながら、曇り空で叶いませんでしたが、精進湖は見ることができました。下山ルートは急坂もあり、またも四苦八苦しながらでしたが、分岐点のひとつ精進峠にたどり着き、ゴールの精進湖畔へと戻ってきました。 

精進湖
リンドウ

 標高差510m、約5時間のコースでしたが、全身をつかって汗をかきながらの山歩きはとてもすがすがしい気持ちになれました。下山中にはリンドウも見つけ、自然の花にも癒された一日になりました。

 本日のルート調査で得られた情報を整理して、今後、新たなツアーコースとして紹介していきたいと思います。

<リポート:関口>

2020-10-04 | Blog, 富士山自然便り

富士山のキノコたち

10月初旬、富士山2-3合目で見つけた可愛いキノコたちを紹介いたします。この中には猛毒なキノコもありますよ。

アカモミタケ
カベンタケ
キツネタケの仲間
シロヌメリイグチ
シロハツの仲間
テングタケの仲間
ナラタケ1
ナラタケ2
ハナイグチ
ベニタケの仲間
ベニハナイグチ
ホコリタケ
マスタケ
ヤマイグチ

<リポート 田中>

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