2025-01-09 |
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イベント報告
武蔵野市立第五小学校4年生がプレセカンドスクールで富士山のふもと山中湖を訪れ、「ネイチャーラリー」に挑戦しました。
子どもたちの司会で始まった開会式、代表児童による「始めのあいさつ」では、ネイチャーラリーに向けて、「いろいろなことを発見すること、みんなと協力すること、そして思いきり楽しむこと」と、強い意気込みが語られました。まさにこれから始まるラリーのだいご味を分かっているかのようで、とても驚きました。ネイチャーラリーは自然の中で、原始の時代の生活を思い起こしながら課題に挑戦するチーム制のゲームです。
原始の時代と聞いて、子どもたちからも「電気がない時代?」「獲物をつかまえる」「火をおこす」などの声が飛び、挑戦するゲーム内容への期待も膨らんでいきました。
獲物をとらえるためには〝やり投げ〟〝サイレントウォーク〟〝ハンター(パチンコ)〟で腕を磨かないといけません。〝やり投げ〟では、「風の向きに注意しなくちゃ」と、慎重に飛ばす時を選んでいました。風が少しの間で強くなったり弱まったり、向きが変わるという自然の力を肌で感じられたようでした。
〝カモフラージュ〟は何となく眺めるのではなく、じっくり観察して発見する喜びが生まれました。〝目かくしロープ〟〝竹ポックリ〟は、ふだん感じない地面のちょっとしたデコボコなどに気付いたはずです。
「うまくできなくてみんなに迷惑かけちゃった」と気持ちが沈んだ子がいても、「もう一回やろう!行こう!」と励ます姿もありました。1回目は慎重にしていても、経験を積めば、子どもたちの要領も抜群に上がり、走り回って次々挑戦していきました。とくに〝火おこし〟は、1回目に火をおこせなくても、2回目は全員ができた!という班もいるほど、腕を上げました。
終わりのあいさつでは、「〝重さ当て〟が一番おもしろかったです。みんなで協力してできて、2回目でうまく当てることができました。とても楽しかったです」と、感想を話してくれました。
チームみんなで協力し、話し合い、そこから得た成功も失敗も忘れられない思い出になりました。「便利な時代に生きている現代人の私たちですが、原始の時代でも生きていける人?」と聞いたときに、「大丈夫!生きていける!」と自信たっぷりの子どもたちの姿がとても印象的でした。ここで磨いた人間の能力や五感を活かして、色々な困難に立ち向かって下さいね。
<リポート 関口東子>
2024-12-22 |
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その他ニュース等
2024年度の最後を飾るイベントは、当団体会員のお楽しみ会となっている「門松作り」を実施しました。山中湖村の拠点に有志が集まりました。サイズはミニですが、自然素材を使った本格的な門松です。
ご存じのように年神様はこの門松を目印に降臨してくると言われ、言わば新年に年神さまをお迎えするお飾りですね。したがって、邪念を捨て、身も心も神聖な気持ちで作り上げました。
完成した門松を前に、記念写真(集合写真)を撮って今年の活動を締めくくりました。邪念を払い(?)、穏やかな気持ちになったスタッフの表情がとても微笑ましいです。
<リポート 田中留雄>
2024-12-20 |
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イベント報告
今年も神奈川県横浜市に所在する「森村学園中等部」の1年生(約200名)が富士河口湖町の西湖を拠点に自然体験学習(研修)を実施しました。その2日目はコース別に分かれて体験学習を実施されました。その中から「鳴沢コウモリ穴洞窟探険」と「忍野八海ツアー」の活動の模様をご紹介いたします。
■「鳴沢コウモリ穴洞窟探検」
このコースに参加された生徒さんは89名、前日は雨でしたが、18日は天候が回復して予定通り「洞窟探検」を実施しました。朝一番に「富岳風穴」の入洞体験からスタート、その後、「鳴沢コウモリ穴」に移動して、自然の溶岩洞窟に入洞体験しました。ここは864年に富士山麓(長尾山)から流れ出た青木ヶ原溶岩台地の東側に位置する所です。
6つのグループに分かれて、6つのポイント(4つの洞窟、2箇所の自然解説)を順に探険していきます。最初に体験した「富岳風穴」と異なり自然のままの「溶岩洞窟」です。想像を超えた体験に色々な発見と感動がありました。
◇P1洞窟
ここにある溶岩洞窟では一番大きな洞窟で、唯一、立って歩くことが出来ます。その意味ではほっとした気持ちで体験出来ました。溶岩チューブの造形がはっきり確認出来ます。溶岩棚も綺麗に残っています。玄武岩質の特徴とする無数の小さな孔にキラキラと光る水滴がとても綺麗でした。また沢山の菌糸が張りついていて、キノコも発見しました。光がなくともキノコは育つことが確認出来ました。また、岩の隙間から樹木の根が垂れ下がっており、地上の生態系が地下からも観察することが出来ました。
◇P2自然解説(青木ヶ原溶岩流の特徴)
このポイントでは、溶岩流の成立ちや特徴を解説し、青木ヶ原溶岩流をより深く理解する場です。当時の状況を想像しながらダイナミックな自然の営みを学ぶことが出来ました。玄武岩には鉄分が含まれるため、磁石に溶岩が着くことも確認しました。
◇P3洞窟
ここの洞窟の特徴は、最深部に入ると全く光が届かない所があります。また、洞窟内の静けさをより感じることが出来ます。洞内の壁のデコボコ、そして無数の小さな孔がまるで消音材のような働きで音を吸収してくれます。洞窟内の静寂をしっかり体験しました。そしてこの日は洞窟の天井に「ウサギコウモリ」を発見、ここが「鳴沢コウモリ穴」と言われる由来が分かりました。
◇P4洞窟
この洞窟は短いコースですが出口が最も小さな穴となっています。頭の向き、体の向き、足の確保など、全身の動きを工夫して穴の形に添うように抜けて行きます。
◇P5自然解説(富士山麓の動物たち)
富士山麓に生息する動物たちの特徴や生態について学んで頂きました。洞窟探検では相当な体力を消耗するため、ちょっと一息入れるタイミングとしても有効なポイントになりました。鹿やカモシカの骨格見本を見ながら、角の成長の違いなどを学びました。また熊の毛皮を実際に触れて、毛の硬さや長さを確認しました。
◇P6洞窟
この洞窟は洞窟群の中で最も天井が低く、常に四つん這いで移動しなければなりません。そのために全員「膝当て」を付けて入洞します。入口は狭く、天井は低いが、結構広い洞窟です。縄状溶岩流の造形や洞窟内に根を張って生きる不思議な樹木の様子を観察しました。
体験中、多くの生徒さんから活動の印象について多くのコメントがありました。
・想定していた洞窟体験と全く違った。体力的にも疲れる体験だったが楽しかった。
・まさにアドベンチャーワールドだった。
・初めて見る洞窟内の造形に感動した。
・天井でキラキラ光る水滴がとても綺麗だった。
・地上から見ただけでは地下にこんな洞窟があるとはとても想像できなかった。
えー、この穴から入るの? という感じだった。
・洞窟内の生物(ウサギコウモリなど)を観察出来た。
生徒さん一人一人にとって印象に残る体験になったようです。知識や論理の価値観だけでなく人の本能に宿る「感性」、「感動」、「意欲」と言った“心の動き”を体験出来たのではないでしょうか。
<リポート 田中留雄>
■「忍野八海巡り」
15時30分、『鱒の家』の前から、134名の生徒さんの『忍野八海巡り』がスタートしました。
忍野八海巡りとは、江戸時代に始まった、『富士山に登拝する前に水の霊力で身体を清める(禊ぎをすること)』ために行われた八つの水場を巡ることです。当時は『富士御手洗元八湖』と呼ばれていました。北斗七星と北極星になぞられた位置の八つの池、今回はそのうちの六つを巡ります。
◇二番霊場:お釜池
小さいけど豊富な湧き水が渾々と湧き出ていました。梅花藻が青々と美しい。
と、ここで
阿原川と新名庄川の合流地点を眺めます。
富士山に向かって流れて行くのに、富士山の雪解け水だなんで、
地層の下を流れる水の神秘に触れましたね。
◇四番霊場:銚子池
たくさんの淡水魚が泳いでいましたね。
◇五番霊場:湧池
一番有名な池なのでぐるりとたくさんの観光客で溢れていました。湧水量が八海の中で一番多い池です。90年前に岡田紅葉さんの撮った作品を見せてもらい月日の移り変わりに感嘆します。
◇六番霊場:濁池
観光用の池が掘られて、昔の姿とは変わってしまいましたが江戸時代の富士講の石碑は健在です。
◇七番霊場:鏡池
ここでなんと!鏡のように池の面に雪を被った逆さ富士が映り込んでいます。みなさま、写真に収められていました。
◇八番霊場:菖蒲池
菖蒲は邪気を払うと昔から言い伝えられる霊場に相応しい植物ですね。今も菖蒲が生え、すっかり観光地化された他の池に比べてここは昔の面影が残っていましたね。
これで『忍野八海巡り』は終わり、元来た道を戻りながら水の旅に想いを馳せてみます。
富士山の雪解け水が何年もかけて地下に溜まり、さらに山麓で湧出し、周辺の山々からの水と合流して独特の景観を作り出している、まさに日本の原風景を象徴するような忍野八海を楽しんでいただけたでしょうか? 富士山麓の表情はとても豊かで、身近にいるわたしたちも毎日飽きることがありません。そんな富士山麓の魅力の数々を、またご案内出来たら大変嬉しく思います。
<リポート 舟津川由利>
森村学園 サイト情報
森村学園 中等部・高等部
2024-12-06 |
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その他ニュース等
NPO法人富士山ネイチャークラブは今年NPO法人設立20周年を迎えました。その「祝う会」を11月30日、山中湖のペンション「モンテラック」で実施いたしました。会員及びご家族の皆さんも参加して楽しい会になりました。
NPO法人富士山ネイチャークラブは会員18人の小さな団体ですが、小・中・高の学校様を中心に富士山麓での自然体験活動(学習してきましたしてきました。また、環境保全活動として、「登山道のゴミ拾い」も実施しています。
当団体の活動の特徴としては、決められたコースやプログラムメニューの提供ではなく、学校様のご希望に沿って「オーダーメイド」でプログラムを企画し、ご提案しています。
そんなこともあり、提供出来るプログラムも「ネイチャーツアー」「探究学習」「ワークショップ」「ネイチャーラリー」「ネイチャーゲーム」「チームビルディング」「クラフト作り」「食文化の体験」「出前講話」・・・など幅が広がってきました。また当日の活動サポートだけでなく本番前の「事前学習(講座)」、本番後の「まとめ学習(講座)」にも力を入れています。
2024年度は7000人を超える子どもさん、生徒さんをサポートさせて頂きましたが、これを機に更に有意義な自然体験活動(学習)が提供出来る様、学校様と一体になって企画し、実践していきたいと思っています。関係団体、ご協力頂いている皆さまに深く感謝すると共に、今後ともよろしくお願いたします。
<リポート 田中留雄>
2024-11-19 |
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イベント報告
杉並区立小学校5年生、20校ほどの子どもたちが今年も6月~10月にかけて「山中湖移動教室」で山中湖村いらっしゃいました。今年最後の実施校となった「杉並区立高井戸東小学校」5年生が「明神山登山」に挑戦しました。
天候に恵まれ、朝から富士山がくっきり見えている中、83名の子どもたちが元気に宿の駐車場広場に集合してきました。始めの会ではガイド(富士山ネイチャークラブ)の紹介、登山中の注意事項などを共有しながら、ハチの防御姿勢も全員で予習しました。準備体操をしていよいよ出発です。
頂上に至る今日のコースは、第一区間:平坦な道、第二区間:緩やかな登り、第三区間:急な登り、第四区間:若干の登り降り で構成されています。このイメージを共有しながら一番厳しい第三区間の急な登りに備えます。
先ずは、右手に今日登る「明神山」、背後に「富士山」を眺めながら平坦な道を進みます。その途中、ゴマギの香りを体験したり、シカの足跡を確認しながら更に進んで行きます。
登り口に差し掛かったところで「大きなハチが飛んでいる!!」との声が、子どもたちは静かに「防御姿勢」をとりました。見たところ1匹の「オオスズメバチ」のようで、集団の周りを飛んだり止まったりしていましたが、やがて山の方に飛んでいきました。子どもたちは誰一人騒いだり、大声を出すこともなく、冷静かつ完璧な対応でした。
登り口の広場では、白骨化した「シカの骨」や空気の綺麗なところでしか生きられない「サルオガセ(地衣類)」を観察しました。そして鹿が角を研いだ跡も。とりわけ「鹿の骨」は印象に残ったとの声がありました。
ブナの葉も色つき始めていました。
猛毒ですが「トリカブト」「マムシグサ」も綺麗でしたね。猛毒と聞いて「触っても大丈夫?」と興味津々でした。
ゆるやかな登山道を上がって行くと「切通峠」に到着。ここは山梨県と神奈川県の県境になります。
ここから明神山の稜線を目指して高度を上げていきます。右手の木々の間から富士山が見えていました。
稜線に到着すると、いよいよこのコースの最大の登り坂に挑戦します。バテないようにゆっくり進んで行きます。途中で休憩を取って疲れを癒やし、また登って行きます。
この間、疲れて苦戦している仲間にクラスを超えた励ましや、助け合う姿がありました。また、元々足を痛めていた先生を気遣う子どもたちもいて、本当に心優しい子どもたちでした。
そして全員無事、第三区間の急な登りを突破することが出来ました。
この先は緩やかな登山道が続き、正面には富士山も見えています。周囲の自然を観察する余裕も出てきました。色々なキノコ、昆虫類、そしてイノシシの「ヌタ場」も観察しました。豊かな森の営みを実感することが出来ましたね。
歩き始めて2時間30分を過ぎた頃、全員が無事「明神山」に登頂出来ました。予定よりも早めの到着は、子どもたちの積極、果敢な行動の証しです。山頂からは雄大な富士の姿。眼下には山中湖の大パノラマが広がっていました。思わず「わー」「すごいー」と大きな歓声が上がりました。
思い思いの場所でお弁当を食べながら、友と語らい、ゆったりとした時間を楽しみました。
頂上の西側斜面からは、山中湖の全景(クジラの形)や、自分たちの宿舎の位置を確認することが出来ました。
いよいよ下山開始です。急な山道を慎重に下りていきます。周囲はススキの穂が大海原のように風になびいています。多くの子どもたちから「綺麗だなー」の声が。これを下り切るとゴールの三国峠です。
バスで宿に戻ると、駐車場広場で「終わりの会」がありました。代表の児童からサポートした4人のガイドに感謝の言葉がありましたが、自らの感想を織り交ぜて素晴らしい挨拶でした。また、多くの子どもたちからも率直な感想が寄せられました。
・景色の良い頂上で食べた「お弁当」がとても美味しかった。
・頂上から見た景色が最高だった。
・頑張って登ったが、頂上で見た富士山の方がぜんぜん大きくてビックリした。
・途中で色々な虫(昆虫など)に出会えて、とても楽しかった。
・色々な動物もいることが分かった。
・皆で励まし、助け合って登ったのがとても良かった。
・初めての山登りだったがとても楽しかった。
杉並区の「山中湖移動教室」、今年最後の実施校となった高井戸東小学校5年生の皆さん、明神山登山は本当に頑張りました。そして豊かな自然(森)の中に色々な発見や感動がありましたね。これからも色々な体験を重ね、大きく成長されていくことを祈っています。
<リポート 田中留雄>
2024-11-07 |
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イベント報告
毎年プレセカンドスクールで富士山を対象にした「探究学習」を実施している武蔵野市立桜野小学校、5月下旬に富士山ネイチャークラブのスタッフが学校に伺って事前学習「富士山の自然講話」を実施、9月に実施する現地での「答え探し(検証)」に向けて活動をスタートしました。
事前学習の内容から、一人一人が「疑問に思ったこと」や「知りたいこと」を書き出し、その中から「本当に知りたいことはこれだ!」の一つに絞り込み「探究テーマ」としました。その後「探求テーマ」の調査を重ね、「仮説」を考えながら本番の現地検証に備えました。
「富士山の赤色と黒色の石の違いは?」
「元気なのにボロボロな木ってどういうこと?」
「富士山が青く見えるのはなぜ?」
「富士山の鳥の鳴き声を知りたい」
などなど、今年もたくさんの「疑問」「知りたいこと」が寄せられました。
9月4日本番当日、先ずは富士山五合目の展望広場でお弁当。そこから山中湖を眺めることが出来ましたが、残念ながら富士山頂は雲に隠れたままでした。「お中道ツアー中に富士山が見えるといいね」と期待しながら出発しました。
「緑のカーテン!」「コケがいっぱい」「このキノコは食べられるの?」スタートしてすぐ、自然の中でいろいろなものを発見しました。5月の講話から自分が「もっと知りたい!」と思ったことを自ら本やタブレットで詳しく調べてきた子どもたち。ガイド顔負けの解説ができるほどでしたが、富士山の石を触ったり、コケに触れたりしながら実物を見て、ますますテンションが上がっていきました。自然の中にどんどん溶け込んでより理解が深まっていくようでした。
自分のテーマを検証する場所に着くと、一層ガイドの説明に集中します。そして目の前の対象をじっくり観察し、検証を進めます。スケッチも沢山記録しました。答えに近づくための真剣な眼差しがとても印象的でした。
途中、山頂の雲が通り過ぎ、富士山が目の前に現れたときは、全員「おお~」と歓声が上がり、「ヤッホー」の大合唱になりました。そして、ふだん東京から見える富士山は青いのに、黒と赤が混じった富士山がそこにありました。「遠くから山を見る時、間にある空気が青い光を反射して山も青く見えます。それはレイリー散乱っていう現象です」とひとりの子どもが解説してくれました。目の前でその光の不思議を体験することができました。
鳥の鳴き声にも耳を傾け、ほかにもシカやリス、ネズミなど富士山五合目に暮らす動物がいることも伝えるとさらにワクワク感が増したようでした。お中道を更に進んで行きます。
ゆっくり探究しながらの3時間。日本一高い富士山をさまざまな角度から観察し、自分のテーマの答え探し(検証)に取組むことができました。
宿に到着してからも探究学習が続きます。探究ノートに記録した観察内容やスケッチを振り返りながら現地探究の「まとめ」を行いました。ガイドも参加して子どもたちの質問に向き合いました。
翌日は、前日のまとめをもとに「発表資料」のまとめ作業に取りかかりました。この作業は学校に戻ってからも続きます。そして、活動の最後の舞台となる「発表会」は、保護者も参加して実施される予定になっています。
今回の「探究学習」はどうでしたか? の質問に子どもたちから「楽しかった!」の大きな歓声が上がりました。先生方は半年前から周到に準備され、子どもたち一人一人の意志を尊重し、一人一人の自主的な行動をリードされました。その中で子どもたちは躍動し「楽しかった」とともに多くの学びがありました。
<リポート 関口東子 田中留雄>
2024-11-03 |
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イベント報告
〝今年はどんな質問が飛び交うかな?〟 と、毎年ワクワクさせられる、開智日本橋学園中学2年生の「森のフィールドワーク」が9月16日~18日に行われました。「森のフィールドワーク」は開智日本橋学園の教育の柱である探究学習の一環です。昨年から富士山麓「西臼塚ふれあいの森林(もり)」にフィールドが変わり、また新たな発見が次々と生まれています
本番前の9月6日にはNPO法人富士山ネイチャークラブの田中が事前学習講話を行い、森の様子を紹介いたしました。富士山は活火山ですが、山頂噴火は2200年前が最後で、その後は山腹からの噴火のみであることなどを学びました。西臼塚も側火山のひとつですが、こちらはもっと古くて8000年ほど前に噴火したところです。噴火後に森ができるまでの変遷やこの地で見られる植物や菌類などについて紹介いたしました。
■1日目
本番当日、現地にバスが到着するといよいよ初日の活動がスタート、駐車場となっている広場で開校式が行なわれました。実行委員長の力強い宣言があり、副校長先生からは活動に向けた期待のお言葉がありました。
猛暑の夏は9月に入ってからも続き、16日もはっきりしない天候になりましたが、問題なく活動ができました。西臼塚の森はコケむした緑の森です。ブナやミズナラの大木も目立ちます。カエデ広場、ブナ広場という名前が付けられた広場があり、うっそうとした森林が私たちを包み込んでくれました。
先ずは、グループ単位で「ガイドウォーク」を実施。この森の全体像を把握していきます。「トトロの森だ!」「なんて静か」「コケがきれい」「空気が違う!」「キノコ見つけた!」
生徒たちからも感動の声があちこちから聞こえました。小高い丘のようになっている西臼塚にも登り、周辺の様々な樹木や噴火口の形などを確認しました。
都会と比べたら、コケの緑の濃さ、キノコが連なって生えている様子は印象深いことでしょう。探究への第一歩「疑問探し」はコケやキノコに魅了されるところから始まりました。
ガイドウォークの後は、班ごとの活動に移行します。探究心の高さを原動力として、より多くの疑問を発見し、その内容をひたすら書き出していきます。また、それぞれの疑問の対象と周辺の関係性も考えながら対象をよりミクロに観察して行きます。森を幅広く、そして深く見ていくことで疑問をより多く発見し、それぞれの疑問の精度を高めて行きます。
フィールドでの活動を終え宿に戻ると現地で得た情報(メモ)を班メンバーで共有し、班としての方向性を論議し、疑問を絞って行きます。「自分たちが本当に知りたい疑問はこれだ!」に辿りつくまで論議を続けます。
この間、ガイドスタッフは通称「質問部屋」で待機し、各班の質問に対応、また進め方などについてもアドバイスをさせて頂きました。
この夜の後半は、最終的に絞り込んだ「疑問」の仮説を論議します。現地で集めた情報を基に徹底的に「考え」「議論して」仮説をまとめていきます。今日一日の活動の大きな山場となります。最後に明日の検証計画をまとめ、21:00、初日の活動が終了しました。
各班の「疑問(検証テーマ)」をピックアップしてご紹介します。
・腐葉土の柔らかさは何によって決まるのか?
・地衣類が多く付く木の種類は何で、どこに付いているか?
・噴火口の近くと噴火口から離れた所の植生にどんな違いがあるのか?
・木に生えているコケの位置とその周りの環境との関係性は?
・スコリアが多く含まれる土にはなぜ植物が少ないのか?
・キノコが生える最適な場所は?
・下草の育成は周囲の何によって影響を受けているか?
・アブラチャンの生えやすい環境と生えにくい環境の違いは何か?
・ギャップの50年前と100年後を科学的に定義しデザインしよう。
などなど、多様な「テーマ」が提起されました。
■2日目
天候は曇り空でしたが、再び「西臼塚」の森へ、霧におおわれる時間帯もあり、幻想的な森の中の活動になりました。
昨日論議した「疑問」「仮説」の検証作業に集中します。限られた時間の中で生徒たちは大忙し、対象の観察が足りなかったチームはさらに検証ポイントを追加するなど、積極的に動き回っていました。チドリノキ、ヒメシャラ、ミズナラやブナ、コケやキノコのようすを観察するチーム、はたまた、先生の美声を活用して、森の中で音の響きを検証するチームなど、個性的な課題もありました。
空に向かって大きな穴が開いたようなギャップの広場では、この場所の100年後をデザインする課題に挑戦するチームもありました。
珍しいキノコ“冬虫夏草”も発見しました。(カメムシタケ)
フィールドでの検証時間が終わると、全員がカエデ広場に集合し2日間に渡った森での活動を終了しました。
宿に戻ると初日と同様、室内探究が始まります。検証した内容(データ)を体系的に整理し、「検証結果」、「考察」から「結論」に至る過程を論理的に組立てて行きます。更に本年度からは、それぞれの探究成果が社会的にどのような意味を持つのか、影響があるのか・・・すなわち「探究の拡張」についても論議されました。
この場では、理科(自然科学)で学んだことだけでなく、社会科、数学、物理、その他の教科で学んだ知識、体験も含めて幅広く考えることが求められます。
初日同様、室内探究の時間帯は、ガイドスタッフが「質問部屋」で待機し、生徒たちからの質問、相談に対応いたしました。
発表のシナリオがまとまると、発表資料の作成に取りかかります。メンバー全員が協力して書き上げて行きます。
明日はいよいよ「発表会」です。 発表に向けた役割分担等を確認して21:00、2日目の活動を終了しました。
■3日目
今日の「発表会」は複数の会場に分かれて実施され、各班の発表が続きまました。各班の発表が終了すると、闊達な質疑応答で、それぞれの探究テーマを会場全体で共有しました。
本年度から新たな課題となった「探究の拡張」は、この活動成果が社会的にどのような影響をもたらすかを展望するもので、一段と意味深い探究学習に進化しました。また、将来の姿をデザインする新たな視点のテーマも取り上げられ、活動の幅が益々広がっています。
発表会後の閉校式では、実行委員長から「活動の振返り」について報告があり、ご担当の先生からは活動全体を「総括」するお話しがありました。最後に、副校長先生から活動の講評と共に「探究学習(フィールドワーク)が最終的に目標としていることは、一人一人が幸せになること」とのご挨拶がありました。
開智日本橋学園中学2年生の「探究学習(森のフィールドワーク)は、創立以来回を重ねてきましたが、毎年毎年改善が加えられ、進化しています。この活動に参加している我々ガイドスタッフも常に新しい課題と向き合って行く必要があります。
「一人一人が幸せになること」を目指して、開智日本橋中学の生徒さん、先生方と一体になって共に進化していきたいと思います。今後とも富士山の素晴らしい自然の中で開智日本橋学園中学の生徒さんたちと一緒に活動出来ることをスタッフ一同大変楽しみにしています。
最後になりますが、「森のフィールドワーク」の準備から3日間の活動まですべてを企画運営された「実行委員会」の皆さんに敬意を表するとともに深く感謝したします。活動中、常に全体を見渡しリードする姿は素晴らしかったです。
<リポート 関口東子>
開智日本橋学園中学校 サイト情報
2024-10-28 |
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イベント報告
今年も武蔵野市立境南小学校4年生がプレセカンドスクールで山中湖村にいらっしゃいました。ここは標高1000mの高原ですが、暑い日差しが照りつける中、元気に体験活動を楽しみました。午前からお昼に掛けては、山梨の郷土料理「ほうとう作り」。そして午後からは「ネイチャーラリー」に挑戦しました。
■「ほうとう作り」
会場に集合した子供たちとサポートするスタッフがご挨拶し、続いて富士山北麓地方でなぜ「ほうとう」が郷土料理として定着してきたかを学びました。そして、いよいよ「ほうとう作り」がスタートしました。
先ずは、麺作りから始めます。グループ毎に2種類の小麦粉(強力粉、薄力粉)をしっかり混ぜ、そこに定量の水を3回に分けて注入して行きます。
大きな固まりが出来たら、ここから力一杯練り込んで行きます。仕上げは一人一人に小分けして更に練り込んで行きます。丁度耳たぶくらいの柔らかさまで練り込んだら、そこからのし棒で丁寧に伸ばしていきます。伸ばし終えたら、たたんで麺切りです。ほとんどの子供たちは初めての「ほうとう作り」体験でしたが、とても上手に作業が進みました。
麺切りが終わると、炊事棟に移動して煮込みを開始します。クラスごとの大鍋に昆布、干し椎茸もどし汁を入れ、何種類もの野菜、キノコ、お肉をお鍋に投入、そしてタイミングを見てカボチャ、麺を投入していきます。最後の味付け(カツオ節粉、味噌)は子供たちが行いました。
3つの鍋は、味付けによって微妙に味が違いますが、それぞれに美味しいほうとうが出来上がりました。皆で「頂きます!」でランチを兼ねた試食が始まりました。
「今まで食べたほうとうの中で一番美味しかった」「初めて食べたがとても美味しかった」「他のクラスのお鍋も食べたが、自分のクラスの鍋が一番美味しかった」「帰ったら、家族に作ってあげたい」などなど、嬉しい感想が寄せられました。
■「ネイチャーラリー」
午後からは宿舎のグラウンドで「ネイチャーラリー」を実施しました。5,6人が一つのグループになって、電気もガスもお店もない「原始時代」を想定し、その時代をたくましく生きていくためのサバイバルゲームです。
グラウンドでのオープニングの様子。後方に宿舎と明神山を望む。
8つの課題ポイントは、それぞれに求められる能力や感性が異なり、グループのチームワークが結果に表れます。眼力の強い人、重さの感性に優れる人、理論的な思考が得意な人、運動能力が高い人、などなど、それぞれの得意分野に一人一人の個性が光りました。
活動の模様を写真でご紹介します。
各ポイントは3回まで挑戦できますが、多くのグループが1回目より2回目、2回目より3回目と点数を伸ばして行きました。一つ一つの体験を通して創意工夫やチーム力の向上により成果が高まっていく様子は圧巻でした。
プレセカンドスクールで色々体験したことが、子供たちに意識の変化(心の動き)が生まれ、今後の学校生活に活かされていくことを信じています。
<リポート 田中留雄>
2024-10-27 |
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イベント報告
聖ヨゼフ学園小学校の子どもたちは、1年次から4年次まで、4年間にわたって富士山周辺で体験学習を積み重ねています。4年生は富士山での活動が今回で最後になり、その分、活動をサポートしてきたガイドスタッフに力が入ります。本栖湖を拠点にした2泊3日の体験で多くの学びがありました。その活動の模様をご紹介します。
■1日目 午後 「富士山お中道ハイク」
朝方、学校を出発して、11時30分、元気な4年生が富士山五合目の駐車場に到着しました。1年ぶりの再会でしたが、「ごきげんよう」の挨拶で一気に溶け込む子どもたちにガイドスタッフの笑みがこぼれます。
あいにくの雨模様でしたが、幸いにも小雨だったため昼食後、元気よくお中道ハイクに出発しました。
早速、子どもたちとガイドの会話が弾みます。子どもたちの色々な質問にガイドが答えていきます。子どもたちはどんなことに興味があるのかな?
クモの巣のような形:サルオガセ(地衣類)・・・空気が綺麗な所でないと生きられない。
風雪に耐える樹木たち
キノコも沢山見つけました。
開けた所に出ると、荒々しい富士山の山肌が。ガイドとの質疑応答がより濃密になります。
雨足が少し強くなりました。寒さもあり、今日はここで引き返すことに。しかし、子どもたちは約1時間30分、標高2300mの世界を楽しみ、観察し、沢山の学びがありました。
<リポート 田中留雄>
■2日目 午前 「青木ヶ原樹海ハイク」
昨日は標高2300mの富士山五合目の『お中道』探索。気温15°での活動でした。本日は、標高1000mの『青木ヶ原樹海』の溶岩洞窟と森の探検です。
生まれて初めて『溶岩洞窟』、中はどうなっているんだろう? 寒いの? 天井が低いの?興味津々で奥まで進みます。
途中で、“コウモリが飛んでる!!!” の声が。
これにはガイドたちもびっくり‼️です。何故なら、一年中氷が溶けない溶岩洞窟にはコウモリは棲むことはないから。これは完全に、今年の夏がこの地方も異常に暑かったせいかも知れませんね。地球温暖化か、こんなところにも影を落としているのかも知れません。
気を取り直して、青木ヶ原樹海の森の探索に移りましょう。たくさんの樹木、昨日の五合目と比較してみよう。
どこが違う? 木の種類? 木の高さ? 動物の種類は?
昨日はカモシカの話を聞いたけど、ここにはカモシカがいない。なぜ、動物は棲み分けしているの? 足元には、キノコ、きのこ、木の子… キノコたちはこの森で、どんな役割をしているんだろう…たくさんのワンダーとともに自然の仕組みを学びます。
野鳥が鳴いています。この森にいるのはどんな野鳥? 何故この森にいるの?
やがて、ゴール地点、もう一つの溶岩洞穴『鳴沢氷穴』に入ります。狭い!暗い!やばい! 地獄穴だって! 大盛り上がりでしたね。どうやってこのような溶岩洞窟はできたの? 楽しく学ぶことが出来たよね。
最後は、みなさんひとりひとりに『一番印象に残ったこと』を言っていただきました。
やはり、最後に入った『鳴沢氷穴』の印象が大きかったかな?だけど、青木ヶ原樹海でのお話も答えてくれたお友達も多かったね。
『キノコの形が色々なのが不思議だった』
『動物たちがここで暮らしていることを知ることが出来た。』
『ドングリや松ぼっくりや色々なものが落ちているのが面白かった。』
ひとりひとりの胸の中に、今日の体験は、いついつまでも宝石のように輝いていることでしょう。
<リポート 舟津川由利>
■2日目 午後 「カリンバ作り」
2日目の午後は、アフリカの森で生まれた楽器「カリンバ」の作り方を体験しました。カリンバはオルゴールの原型とも言われるキレイな音の楽器です。
ひとりひとり、目の前に置かれたパーツを使ってカリンバを組み立てていきます。皆はじめての体験で、戸惑いながらも、しっかりと組み立てていきました。
組み立て終わると、絵を描きます。好きな色を使って、びっくりするくらい素敵な絵をたくさん描いて見せてくれました。
最後に完成したカリンバをみんなで演奏して、賑やかにカリンバ作りを終えました。
<リポート 上岡雅之>
4年生の皆さんへ
一緒に活動するのは今年で最後になりましたが、富士山では沢山の体験と多くの学びがありましたね。5年生になると東北での体験学習が待っています。これからもいっぱい体験を重ね、大きく成長されて行くことを祈ってます。
聖ヨゼフ学園小学校 サイト情報
小学校|聖ヨゼフ学園
2024-08-11 |
Blog,
イベント報告
元気な、元気な東星学園小学校4,5年生が富士山スバルライン五合目にいらっしゃいました。昨年は「樹海ツアー」でしたが、今年は「お中道自然観察ツアー」となり、富士山の自然を学んで頂きました。
五合目から上は霧に覆われていて富士の眺望も叶いませんでしたが、天気予報は降雨なしとのことで、予定通り出発します。
グループ毎に担当のガイドから、出発前のレクチャーを受けて、いよいよ出発です。
お中道の入口では、今日のルートを確認し、自然観察が始まりました。すぐに表れたのが「サルオガセ」、木の枝から糸状に垂れているもの、落ちた小枝に付いているコケのようなもの、みんな同じ仲間です。「菌類と藻類(光合成)の共同体である地衣類」、「何と空気中の水分(霧など)から栄養をもらって生きている」という説明に“えー!”との声が。早速メモしている子供たち。
木の幹がグニャ、グニャ曲がっている「ダケカンバ」の前で「なぜ、こんなに曲がっているのかな?」 ヒントはね、「冬はここに雪が大量に積もっているよ。」
“分かった、分かった” の声が。
また、木の皮がボロボロになっている理由も聞いて、「ダケカンバ」がこの場所で生きていける理由が分かりました。
樹林帯を過ぎると、荒々しい富士山の全容が見えてきました。山道を埋め尽くす噴石やスコリアに目を奪われます。
早速観察会です。子供たちが次々に発見していきます。
・噴石やスコリアには小さな穴がいっぱいある。
・赤い色、黒い色、赤と黒が一緒になったものなど色々混じっている。
・軽そうに見えるが重い。
・表面がざらざらでとがっている。
そこで実験です。ガイドが噴石を取り上げて、そこに水を流してみました。
なんと、石の中を通って水が流れ落ちました。そうそう、この石には噴火の時に出来た細かな穴が開いていて、水も通ってしまうのです。
また、別の実験では、「磁石に噴石が付くかどうか」を確かめてみました。何と噴石が磁石にくっつきました。新富士の噴石は玄武岩質で憤石の中に「磁鉄鉱」が含まれているからです。
そして、辺りを見回すと、変な木の形に気付きました。「片側が、枝も葉っぱも伸びていない」「皆、同じ方向だ」これは、「旗形樹形と言って、西側からの風や、その風によってスコリアが飛ばされ、それが木に衝突して、枝が削られてしまった」との説明に、納得の様子でした。
眼下には、本栖湖、精進湖、河口湖が光っていました。また富士山にはたくさんの側火山があることも確認出来ました。
道々にはこんな動物の痕跡が。「うんこ」です。動物に興味がある子供たちから大歓声が上がりました。「うんこ」を観察すると、ここにどんな動物がいるか、分かります。
さあ、これはそれぞれ誰の「うんこ」かな?
ガイドの説明に「えー」の声。
また、色々な植物や、キノコも観察出来ました。
休憩ポイントからは、頂上に近いところまで富士山の山肌が観察出来ました。改めて普段見ている富士山の形と間近で見る富士山の形の違いに驚いていました。ここでもガイドからのレクチャーに耳を傾けます。
ツアーも終盤に近づきました。すると、急に小雨が降り出したのです。早速、雨具を取り出して雨対策、「山の天気は変わりやすい!」を実感しました。
そして、ゴールの奥庭駐車場を目指してゆっくり下っていきます。ここからは手袋を装着して雨で滑り易くなった登山道を慎重に慎重に歩を進めます。
五合目をスタートして2.5時間、全員無事に「奥庭駐車場」に到着しました。
東星学園小学校4,5年生の皆さん、富士山お中道の「自然観察ツアー」は如何でしたか。今回のツアーで色々な気づきや発見がありましたね。今年の4年生は、来年は5年生になって、今度は「樹海ツアー」になります。成長した皆さんに再会することを今から楽しみにしています。
<リポート 田中留雄>
東星学園小学校 サイト情報
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