2024年4月23日 東洋大学附属牛久高等学校「新入生HRキャンプ」
入学して間もない、東洋大附属牛久中学校・高等学校の皆さんが「HRキャンプ」で新緑の富士山麓にいらっしゃいました。
その2日目、高等学校「スポーツサイエンスコース」の生徒さん35名のトレッキング(氷穴―三湖台コース)を富士山ネイチャークラブがサポートいたしました。
体格の良い生徒さんがバスから降りてくると、直ぐさま「こんにちは!!」「よろしくお願いします!!」と礼儀正しい挨拶がありました。スポーツ人を目指す生徒さんたちとの爽やかなの出会いで、ガイドスタッフも心が弾みます。
改めてご挨拶して、いよいよ出発です。2つのグループに分かれて、まずは青木ヶ原樹海の中を進んで行きます。青木ヶ原溶岩台地は約1150年前の富士山麓から流出したもの、目指す三湖台(足和田山系)は約1000万年前に海から隆起した山、全く異なる成立ちの自然を観察して行きます。
樹海を歩いていると間もなく、“空気が美味しい”、“緑が濃いなー”、“樹海の石は黒いね”との第一印象が聞こえてきました。鋭い感性にガイドもビックリ!!
針葉樹が多い中で「桜の花」を発見するや、“これはソメイヨシノではないな” おー、その通り!!「オオヤマザクラ」です。
樹海には曲がった木が多いことに気づき、一人の生徒さんが“木は曲がって太陽に向かって伸びるものだ”と解説してくれました。
会話が弾む中、いよいよ樹海とお別れし、ここからは足和田山系の「三湖台」を目指して登って行きます。
足和田山系は樹海と異なり、穏やかな里山の雰囲気に変わります。
山椒の葉の香りを嗅いで、“美味しそうだ!”いや、“変な臭い”と意見が分かれましたが、楽しそうでした。また、登山道で「鹿の角」を2本も見つけました。あまりにもりっぱな角に一同感激!
どんどん登って行くといよいよ今日の目的地「三湖台」に到着。残念ながら富士山の眺望は叶わなかったが、眼下に広がる「青木ヶ原樹海」「本栖湖」「西湖」などのダイナミックな眺望に感動の声が上がりました。そして皆で「応援歌?」の合唱も。
山頂では生徒たちの目の前で「ホウジロ」が綺麗な鳴声を披露してくれました。「一筆啓上仕候」と鳴いているように聞こえましたか? それにしてもまるで独演会でした。和みましたね。
山頂でゆったりとした時間を過ごし、帰路につきます。
ゴールでのクロージングで今回のトレッキングを振り返り、礼儀正しい、爽やかな生徒さんたちとお別れしました。
東洋大附属牛久高等学校「スポーツサイエンスコース」の新1年生の皆さん、「樹海/三湖台トレッキング」を楽しんで頂けましたか。また、お会いしましょう!
<リポート 上岡、田中>
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