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Blog, イベント報告
2025-12-11

2025年11月18-20日 森村学園中等部1年生 「富士山研修旅行」

 秋深まる11月の富士山麓に、森村学園中等部1年生200人が「研修旅行」でいらっしゃいました。この活動に向けて、生徒で構成された「運営委員会」が準備を進めてきました。今年の活動目標は「学年を知ろう:目指せ仲いいみんな113期」です。

 富士山ネイチャークラブがサポートさせて頂いた活動の模様をご紹介致します。

①「事前学習講座」 (10月17日)

②「チームビルディング」 (11月18日)

③コース別「探究研修」 (11月19日)

  ・青木ヶ原樹海ツアー

  ・鳴沢溶岩洞窟探検

■10月17日「事前学習講座」

 研修旅行1ヶ月前の10月18日、富士山ネイチャークラブのスタッフが学園にお伺いして「事前学習講座」を開催しました。多くのスライドで「富士山の自然」をご紹介しながら、時々クイズも織り混ぜて、どんな体験、どんな学びできるかについてイメージを高めて頂きました。

 生徒さん達の目線が活き活きとしていて、今回の活動に向けた強い意欲、積極的な姿勢が伝わってきました。「事前学習」の段階から、これだけの熱量、盛り上がりは、驚きと共に本番に向けて我々スタッフの大きな励みになりました。

■11月18日 「チームビルディング」

 今回の研修目標「学年を知ろう:目指せ仲いいみんな113期」の実現に向けた最初のプログラムとして「チームビルディイグ」を実施しました。学校様の企画と富士山ネイチャークラブの企画を合体させた、新たな取り組みとなりました。

・第一部:「フレンドシップゲーム」

   全部で5つのゲームを実施(学校様企画2ゲーム、富士山ネイチャークラブ企画3ゲーム)

・第二部:「ネイチャーラリー」

   自然の中で生きていくための8つの課題に挑戦

第一部、第二部を通してチーム対抗戦としましたが、なんとそのチーム構成は、学年全体をシャッフルして、以下の5チームに編成されました。

・本栖湖チーム ・精進湖チーム ・山中湖チーム ・河口湖チーム ・西湖チーム

この段階で、学年全体の交流が一気に進みました。

◇開会式

◇第一部:「フレンドシップゲーム

  学年全体の親交、連帯を育みました。

 <挨拶ゲーム:制限時間の中でより多くの人と挨拶します。> 
 <挨拶ゲーム:誕生月の異なる12人を探して挨拶します>
 <ランキングゲーム:無言で命題に従って整列するタイムレース>
 <富士山クイズ YES/NO: 何人が最後まで残れるか>
 <大縄跳び:仲間の名前を呼びながら飛べた人数を競います>

 最後は「ドロケイ」を実施、フィールドいっぱいに駆け回りました。

◇第二部:「ネイチャーラリー」

 1グループ8人構成、全25チームが8つの課題に挑戦しました。

 <ヤリ投げ:どこまで遠くに飛ばせるかな>
 <ヤリ投げ:富士山に向けて投げる!投げる!>
  <丸太切り:精度良く切断します>
 <食べられる植物探し: 猛毒の植物に注意です>
 <カモフラージュ: 見つかりましたか>
 <ハンター: 獲物をゲットします>
 <動物の足跡: ハンターには必須の知識です>

 その他、「サイレントウォーク」「重さ当て」にも挑戦しました。意外と簡単そうに見えてもなかなか点数が獲得できず苦戦しているグループもありましたが、「全ポイント満点取ります」、「現在0点のポイントは何としても点数を獲得したい」、「このチームのメンバーは最高です」 などなど積極、果敢に取り組むチームの姿がありました。躍動する生徒達、笑顔で見守る先生方、サポートするスタッフを含め、会場全体が一体感に包まれました。

 第一部、第二部の総合得点で最高点を獲得した「西湖チーム」が見事優勝となりました。「西湖チーム」の皆様、おめでとうございました。

 <リポート 田中留雄>

■11月19日 コース別探究研修 「青木ヶ原樹海ツアー」

 3つの選択コースから、「青木ヶ原樹海ツアー(コウモリ穴~野鳥の森公園)」を選択した生徒さんは88人、ついこの間まで暑い日が続いていましたが、この日はとても冷え込んだ朝でした。肌にあたる空気はひんやりとしていて、バスから降りた生徒さんたちもつい足踏みしながら身体を温めていました。しっかりストレッチして、森歩きのために準備体操から始めました。

 しっかり身体をほぐしてからクラス単位のグループで樹海ツアーへ! さまざまな木々が赤や黄色に染まり、役目を終えた葉っぱがハラハラと地面に落ちていました。ツアーは、まずは、地面に落ちている葉っぱや種の観察から。この時季ならではの、アカマツやイロハモミジの種がたくさん落ちていました。アカマツの種は松ぼっくりから落ちてきたもの。小さいけれど風に乗って飛んでいくプロペラがついていました。イロハモミジの種もプロペラ付き。上に投げるとクルクル回りながら落ちていく様子を見守りました。

 「アカマツの松ボックリが好物の動物は?」と尋ねると、前日のアクティビティで行った「動物の足跡」を思い出し、ピンときた生徒さんもいました。答えはリス。手を使って食べる動物です。

 森に入って、目についたのはぐるりと幹が一回転しながら曲がっている木。「これは何だ?」とみな驚いていました。

 でもよくみると、樹海の中の木々にはさまざまな形があることに気づきました。倒れそうな木、寄り添い合うように立っている数本の木、斜めに向かっていく木もあり、すべてがまっすぐ空に向かってのびる林の風景とはまるで違います。そして、溶岩台地のでこぼこした地面、大きな陥没や割れ目もあちこちにあり、ダイナミックな自然の姿も体感できました。ホオノキの大きな葉っぱ、コシアブラやタカノツメなどの特徴のある葉っぱもたくさん落ちていました。エンジェルヘアーと言われるゴヨウマツの葉も黄色く色づき道に敷き詰められ黄金色に輝く絨毯のようでした。

 森を歩くこと2時間半。最後に感想を寄せてもらいました。いくつかご紹介します。

「(松ぼっくりでできた)エビフライを見つけられて嬉しかった」

「黒いホコリタケを見つけたが、袋から煙のような胞子がでました」

「キノコにも派手な色があることを知ることができました」

「玄武岩には鉄分が含まれているのが分かって面白かったです」

「面白い形の木がたくさんあって驚きました」

「アカマツとゴヨウマツの松ボックリや葉の違いを知ることができました」

「溶岩は触るとチクチクして、ガラス成分があることが分かりました」

たくさんの発見をしてくれた森村学園の生徒さんたち。

 赤く色づく落ち葉がとてもきれいと髪飾りにしていた生徒さんも。とっても素敵なアイデアに私たちも脱帽です。

 秋色の樹海で澄んだ空気も気持ちよいツアーとなりました。また違う季節に違う色の樹海探索に来てくださいね。

  <リポート 関口東子>

■11月19日 コース別探究研修 「鳴沢溶岩洞窟探検」

 3つの選択コースから、「鳴沢溶岩洞窟探検」を選択した生徒さんは72人、溶岩流が作り出した地下洞窟を探検しました。探検するポイントは全部で6カ所、6グループ構成で、ローテーションして体験しました。全く人の手が入っていない自然の洞窟は、それぞれに異なる様相でアドベンチャー気分を高めてくれました。

◇ポイント1:一番大きな洞窟、ここは唯一立って歩けます。「キクガシラコウモリ」も発見しました。

◇ポイント2:「溶岩流の自然解説」・・・青木ヶ原溶岩流の成立ちや特徴を学びました。

◇ポイント3: ライトを消して全く光がない世界を体験しました。

◇ポイント4:最難関のコース、出口が狭い!

◇ポイント5:「富士山麓の動物解説」・・・本物の骨格、角、毛皮等を観察し、富士山麓に生息する動物を学びました。

◇ポイント6:天井が低く、膝パットを着けて入ります。

 全6ポイントを3時間かけて制覇した生徒さん達から沢山の感想が寄せられました。

「自分には無理かなと思ったポイントもあったがすべて突破できた。自信がついた」

「こんな体験はなかなかできない」

「どの洞窟も大変だったが、とても楽しかった」

「洞窟の天井にぶら下がっているコウモリを初めて見ました! 可愛かった 」

「全身を使ったので、あちこち痛い」

「また、来たい!」

 また、サポートしたスタッフからは

「みんな積極的に挑戦した。気合いが入っていた」

「身のこなしが柔らかく、難しいポイントもスルスル突破できた。珍しい」

「ポイント、ポイントで挨拶があり、とても清々しかった」

「一人一人が自立している。」

「生徒達は本気で楽しんでいた。サポートした我々もやりがいのある一日になった」

■最後に

 2025年11月18日、19日、2日間に渡って森村学園中等部1年生「富士山研修旅行」をサポートさせて頂きましたが、常に仲間と共に積極的に行動する生徒さんたちの姿がとても印象に残りました。今回の目標「学年を知ろう:目指せ仲いいみんな113期」は、十分に達成されたと確信しました。

 これからも、多くの仲間達と「色々な体験」を積み重ね、豊かな感性と多様な価値観を育み、将来、社会の難題に果敢に挑戦していく君たちに、心からエールを贈ります。

  <リポート 田中留雄>

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