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イベント報告
2018-07-31

静岡大学教育学部附属浜松小学校 林間学校 2018.7.24

2018年7月24日 静岡大教育学部附属浜松小学校の林間学校で、「宝永山」と「竜ヶ岳」の登山をサポートいたしました。今年は天候に恵まれ、どちらのコースも全員無事登頂することが出来ました。宝永山コースには静岡大の小山 眞人教授が参加され、一段と内容の濃い体験活動となりました。そして、ポジティブな生徒さん達の取組みは、この学校様の伝統となっています。

「宝永山登山」

7月24日(火)、静岡大学教育学部附属浜松小学校5、6年生の林間学校プログラムとして宝永山登山が行われました。

富士宮口五合目から登山を開始し、6合目~宝永火口~宝永山~樹林帯コースを歩きました。宝永火口を眼下に望むポイントでは、荒々しい噴火口の迫力に子供たちは圧倒されていました。

今回、特別参加された静岡大の小山 眞人教授からは宝永噴火の成り立ちや規模、そして神聖な山としての富士山についてのお話があり子供たちは真剣な表情で耳を傾けていました。

宝永火口から宝永山にかけては急で滑りやすい斜面が続きましたが、子供たちはお互い声をかけ合いながら頑張って登りきりました。宝永山登頂を果たした子供たちの表情は達成感でいっぱいでした。通常山頂付近は強風のため長居をすることは難しいのですが、この時は風が殆どなくダイナミックな自然をじっくりと堪能しながら昼食を取ることができました。子供たちが頑張って登頂を果たしたことに対する富士山からのご褒美かもしれません。

 

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小山教授の富士山講話

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<リポート:鈴木、湯山>

 

「竜ヶ岳登山」

7/24、浜松小学校の5年生、6年生の生徒さんたちと富士五湖のひとつ本栖湖畔の竜ヶ岳に登ってきました。

朝、生徒たちの宿泊先の朝霧野外活動センターからバスで出発。本栖湖キャンプ場に着いて登山口へ。暑い中での登山が始まりました。汗をぬぐい、水分補給と休憩をこまめにとりながら、本栖湖や樹海を見下ろし、東屋や石仏を通り、山頂へ。頑張って着いた山頂は、心地よい風が吹いていました。

山頂でお弁当を食べ終えると、生徒たちは笹薮に飛び込んでいったり、かくれんぼをしたり、昼寝をしたりと、思い思いに楽しんでいました。子どもたちってほんと遊ぶのが上手だなあ、と感心しました。

昼食後は、静岡県と山梨県の県境に向って下山。下山ルートは森の中を通るので比較的涼しく、生徒たちはよくおしゃべりしたり、俳句を詠んだりしながら歩いていました。途中、小さな蛇やヤマアカガエルやたくさんの蝉、水の湧いている沢、リスの食痕、かわいいイワタバコの花などに出会えました。

杉の人工林と自然林を見比べることができる場所もあったので、人は自然とどう関わり合っていけばいいのだろうか、といった話をすると、下山してバスで野外活動センターに戻ってからも、人工林と自然林の違いについて熱心な質問を受けました。次の世代となる子どもたちに情報を提供していく大切さをあらためて感じました。

今回、自然の中で楽しく貴重な体験をともにできた浜松小学校の先生方と生徒さんに感謝しています。またお会いできるのを楽しみにしています。

 

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<リポート:上岡>

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