toggle
Blog, イベント報告
2023-12-14

2023年9月14日 武蔵野市立境南小学校4年生 「ほうとう作り」と「ネイチャーラリー」

 境南小学校4年生がプレセカンドスクールで富士山のふもと山中湖村を訪れ、「ほうとう作り」と「ネイチャーラリー」を体験しました。

■ほうとう作り体験

 ほうとうは小麦粉を練って作った麺を野菜やお肉などと煮込み、みそ仕立てにした山梨県の郷土料理です。境南小学校の子どもたちは、ほとんどの人がほうとうを知っていて、数十人が食べたことがありましたが、自分で作ったほうとうの味はどのようになるでしょうか。

 ほうとうの材料は小麦粉と水のみ。小麦粉を富士山の形にして、山頂に噴火口を作ったら水を注ぎ、手早く混ぜます。よく練ってから各自ビニール袋に入れ、さらに練りました。

 よく練ったほうとうの生地を薄くのばして、包丁で切ります。「のばしても形が変だけど大丈夫?」と不安そうな声もありましたが、市販の麺のように長さがきっちりそろいませんが、そこが手作りの良さ。自分で作ったほうとうを大切に扱う姿は印象的でした。

 お鍋ではほうとうと一緒に野菜やキノコや肉類を煮込みます。かぼちゃ、じゃがいも、きのこ、大根、ニンジン、豚肉と鶏肉も調理しました。

 クラスごとの鍋をみんなで囲み、味噌や出汁で味付けしました。「先生は薄味がいいな」「もう少しみそを入れた方がいいかも」などなど、意見が飛び交いながら味を決めました。煮込みが終わっていよいよ試食です。  

 スタッフから「クラスごとに味が違うので、ぜひ、ほかのクラスのほうとうもおかわりしてね」と話があり、次々とおかわりの列ができました。3クラスそれぞれがお鍋の底が見えるほど食べました。

 「やっぱり自分のクラスのほうとうがおいしかった!」との声が多数でした。自分で作ったほうとうは格別でしたね!

■ネイチャーラリー

 午後は「ネイチャーラリー」を行いました。残暑厳しい山中湖でしたが、境南小学校の子どもも先生たちも、元気はつらつとしていて、ラリーは大いに盛り上がりました。ラリーは8種目を5,6人のチームで回ります。先生たちもチームを作って、子どもたちは先生とも競い合いながらラリーを進めました。このラリーは原始の時代に思いはせながら、人間が本来もっている能力を体験するゲームです。電気もガスもなく、食料も狩りで行っていた時代に境南小学校のみんなは果たして生きて行けるのか、挑戦です!

 「みんなの応援の声が先生は嬉しかったです」と、先生が感想を話してくれたのは「火おこし」でした。自分で火をおこす体験です。なかなか火がつかず焦っていたところ、「頑張って!」「あともう少し!」と多くの声援が飛びました。また、先生だけでなく、子どもたちも「応援がうれしかった」とチーム内での励まし合いで喜びを感じたようでした。

 その他、暗やみ体験の「目かくしロープ」、獲物を上手にねらう「パチンコ」、遠くの獲物をとらえる「やり投げ」、静かに獲物に近づく「サイレントウォーク」、難路を突破する「竹ぽっくり」、重さを感じとる「重さ当て」、獲物を見つける「カモフラージュ」などなどに挑戦しました。 

先生方もチームを作って挑戦しました。

 同じ種目を何回か挑戦する中で、「コツをつかんで、2回目3回目と上手になっていった」「まわりの人のやり方を見てコツをつかめた」「チームで協力してうまくできた」など、創意工夫を重ねて挑戦し得点を高めていきました。意見がぶつかったり、うまくいかないことがあっても、協力して高め合うチーム力が、境南パワーとなって富士山にはじけ飛びました。スタッフも楽しい一日になりました。

 <リポート 関口東子>

関連記事