toggle
Blog, イベント報告
2023-09-05

2023年7月5、6日 聖ヨゼフ学園小学校2年生 「自然体験学習」

 小学生になって、まだ1年ちょっとですが、元気いっぱいな聖ヨゼフ学園小学校2年生の体験学習を2日間に渡ってサポートしたしました。

■7月5日午後 「ネイチャーラリー」

 現代の便利な生活から、とっても大昔の電気もお店もない、原始の時代の生活をゲームで体験する「ネイチャーラリー」を山中湖村の「かちかち山広場」で行いました。

 「ラリーは高得点をねらうより、班ごとに仲良く協力することが大切です」と、先生から話がありました。ラリーは8つのポイントを班ごとにまわります。班のメンバー全員が協力してポイントの課題をクリアーしたら、次のポイントに進めます。

 獲物をとらえるワザが試されるのが、「ハンター」、「ヤリ投げ」、「ジャングル」。道具を使って獲物を捕らえていた時代、うまく石をパチンコで飛ばせるか、ヤリを遠くに投げられるか、何回も工夫しながら挑戦しました。ジャングルでは獲物に近づくために姿勢を低くしながら移動することが求められました。

 「竹ぽっくり」は悪路を進む訓練、「目かくしトレイル」では暗い夜を歩くように目かくししてゴールを目指しました。また谷があれば、ロープを張って渡る必要があります。「ロープ渡り」でロープの上を歩きました。

 どこに潜んでいるかわからない獲物を探すために視力を試す「カモフラージュ」、重さの感覚を呼び起こす「重さ当て」も楽しみました。

 初めて体験することも多かったと思いますが、グループメンバーが協力して課題をクリアー出来、実りのある体験学習になりました。

■7月5日夜 「暗やみ体験」

 夜の部は宿の体育館で「暗やみ体験」を行いました。明かりを消した体育館は真っ暗で走り回ったりはできません。暗やみの中、4つの課題に挑戦しました。

 「目かくしトレイル」は、夜の森の中をイメージ。目かくしをして、見えない暗やみでも動けることを体験しました。マットで足元をデコボコさせましたが、子どもたちは慎重に、でも勇気を出して歩くことができました。

 「匂い当て」は、森にある植物の匂いを当てるゲームをしました。この日はヨモギ、ゴマキ、サンショウの3つの匂いをかぎ分けました。難しいかなと思っていましたが、子どもの臭覚は敏感で匂いを感じることができました。

 「さわってみよう」では、箱の中にあるものを触って何であるかを当てます。何が入っているかわからない箱の中に手を入れるのはドキドキしますし、中身を触った瞬間も何かが分からないので驚きの連続です。タワシの箱では「サボテン?」「ハリネズミ?」などタワシのチクチクに想像力が広がりました。

 「シルエット」では、いろいろなものを影絵で観察しました。いろいろな角度から影絵を写し、何の影絵か当てました。影絵からも物を特定できる能力を試しました。

 最後は全員が床に寝転んで、「暗やみの音を聞こう」を行いました。体育館の中でも外の音が聞こえてきます。虫の鳴き声、風にゆれる木の葉の音、自然の中にもいろいろな音にあふれていることが分かりました。

 都会で暗やみを体験するのは難しいですが、子どもたちの目はとてもよく、怖がることもなく、暗やみをさまざまな角度から体験することができました。

■7月6日午前 「明神山登山」

 2日目の午前は、富士山と山中湖の迫力ある眺望が楽しめる「明神山(1290m)」に登りました。朝一番では、スッキリ晴れ渡っていましたが、全員元気に頂上に立った頃は山頂が霧に覆われて、神秘的な体験が出来ました。眼下に山中湖、見上げれば富士山とダイナミックな眺望に大きな歓声が上がっていました。

■7月6日午後 「山中湖水辺の生きもの探し」

 天候に恵まれて、水辺の生きもの探しには絶好のコンデションとなりました。グループ毎に捕獲アミやバケツなどを持って生きもの探しがスタート。腰まで浸かって活動する子供達は、色々な生きものを捕獲することが出来ました。最後に観察ケースに入れて全員で観察し、その後は湖に戻して、元気で育つようお祈りしました。

・小魚(ブラックバスの幼魚)

・オタマジャクシ

・アメンボウ

・ミズスマシ

・マツモムシ

・ヤゴ

・ハナムグリ

・マガモ

・他、名前が分からない昆虫

 などなど、沢山の生きものが観察でき、山中湖の自然の豊かさを体験することが出来ました。

 <リポート 関口、田中>

聖ヨゼフ学園小学校 サイト情報

小学校|聖ヨゼフ学園 (st-joseph.ac.jp)

関連記事