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Blog, イベント報告
2022-08-08

2022年7月27日 静岡大学教育学部附属浜松小学校 林間学校「紅葉台ハイク」

  附属浜松小学校5,6年生(139人)が朝霧野外活動センターを拠点に「林間学校」を実施されました。その初日、全員で鳴沢氷穴―紅葉台コースのハイキングを楽しみました。

  鳴沢氷穴では、溶岩洞穴の成立ちや特徴を学ぶとともに、入洞して洞内の観察を行いました。入口付近から急に冷気を感じ、更に洞内に入っていくと氷の固まりが出現、夏でも氷があることに驚きながら、内部の状況を細かく観察しました。最近の調査・研究では、この洞穴は全長4kmの洞穴の一部であることが分かったとのことです。富士山麓の奥深い自然の姿を体験することが出来ました。

  氷穴からいよいよ紅葉台を目指します。このコースの魅力は前半が1158年前の溶岩台地(青木ヶ原樹海)、そして後半が足和田山(100万年前以上前に隆起した山)と、成立ちの異なる2つの大地を比較検証できることです。樹海は針葉樹主体の森ですが、足和田山は里山の風情で広葉樹の森が広がっています。樹海では方位磁石が90度以上変化する溶岩石も確認出来ました。

そして、いよいよ今日のゴール「紅葉台」に到着! ここからの富士の展望は圧巻です。当日は富士の頂が見えたり、消えたりで、雲が切れることはありませんでしたが、富士山の迫力を十分堪能することが出来ました。 

<リポート 田中>

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