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Blog, イベント報告
2023-09-02

2023年6月29、30日 聖ヨゼフ学園小学校3年生「自然体験学習」

 聖ヨゼフ学園小学校様の1年生~4年生の各体験学習をNPO法人富士山ネイチャークラブがサポートしてきましたが、コロナによる制限で自粛されてきましたが、本年度より全面的に活動が再開されました。その第1弾で3年生が富士山麓で「自然体験学習」を実施しました。3年生は入学後初めての宿泊体験学習になりましたが、ずっと楽しみにしていた活動とのこと、子どもたちの積極的な活動が印象的でした。

■6月29日 「精進湖自然観察路」 自然学習

 精進湖自然観察路は、富士山の側火山である長尾山中腹から流れた出た溶岩台地の中に作られた観察路です。スタート地点は樹海の深い森の中、大きな岩の山、大きな穴、少し歩いただけでまわりの光景は上下にうねった大地が続き、木々がうっそうと生い茂っています。暑い日でしたが、森の中は涼しいねと話しながら歩きました。

 「富士山は火山だよ!」「山のでき方知っているよ!噴火して山になるもの、大地が盛り上がって山になるもの」と、ひとりの子どもさんが説明してくれました。先生も火山について詳しく話す子どもを見て驚き、とても感心していらっしゃいました。

 そして不思議だなと思った所では、立ち止まりじっくり観察を行いました。先生が写真を撮り、みなでワイワイ話し合います。割れ目が入った大きな岩がたくさんありましたが、「すごい迫力だよね」「かっこいいよね」と、盛り上がっていました。道にもいろいろなものが落ちていて、何だろう?と見つけてくれました。木の実がふたつにきれいに割れているもの、葉っぱが小さくクルクルに丸まっているもの、エビフライのような形の松ぼっくり、など色々観察できました。

 後半は、溶岩が湖に流れ込んだ様子が分かる湖畔沿を歩きました。小さな枕状の溶岩や入り組んだ溶岩流の形、水蒸気爆発でできた湾など、初めて見る自然の姿に歓声が上がっていました。聖ヨゼフ学園小学校の子どもたちは色々な気づきから発言も多く、他の人のお話しもしっかり聞くことができます。お互いに学び合う雰囲気が出来ています。

 一人一人、富士山麓の大自然で体験し、学んだことは、今後の成長の礎になるでしょう。

■6月30日 「バードコール作り」

 翌日は、記念の作品作りとして「バードコール」を作りました。自然木を加工し、ボルトをねじ込んで、ヒモを通し、最後に絵付けをして、世界で1つの作品作りを楽しみました。

   <リポート 関口東子>

聖ヨゼフ学園小学校 サイト情報

小学校|聖ヨゼフ学園 (st-joseph.ac.jp)

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