秋空に向かって♪
沢の音を聞きながら野点です(*^^*)
東京の団体さん ほうとう作り体験
2015年9月20日(日)
東京からの団体さん(お子様含めて14名の皆さん)の
「ほうとう作り体験」をサポートしました。
場所は、山中湖花の都公園内の清水館。
元気いっぱいの、子供たちは身支度も完璧で、気合が入っていました。
まずは、スタッフから、なぜこの地にほうとうが根付いたのかを説明させていただき、
作り方のレクチャーへと進む。
賑やかな雰囲気の中で、こねる、具を刻む、延ばす、刻む・・・・ほうとう作りは
着実に進んでいきました。
下ごしらえがが終わると、いよいよ煮込みをスタート、沢山の具が煮あがるころを狙って、
ほうとうを一気に投入。 合間を見計らって、みそで味を仕上げていく。
出来上がりました!
時間は昼12:00、おなかも空いて、一斉に「いただきまーす。」
お代わりもどんどん進む。 平均3杯くらいは行ったね。
最後に、記念写真。 皆さんの笑顔が素敵でした。
皆様、またお会いしましょう。ありがとうございました。
(T&M)
第3回 昆虫まめ博士講座
2015年9月6日 第3回 昆虫まめ博士講座が、道志村のキャンプ場、
ネイチャーランドオムさんにて開催されました。
(主催 養老の森)
植物担当講師として楽しませて頂きました。
観察できた昆虫や、初秋の自然をご紹介いたします。
ジャコウアゲハのサナギ
幼虫は、白と黒のツートンカラーですが、
サナギになるとがらっと雰囲気をかえています。
サナギは見つけても、決して触ってはいけないそうです。
ヒトが触ると、蝶になれなくなってしまうからです。
アブラムシとアリの関係
このアブラムシは、ケヤキの樹皮の下の日の当たらないところに棲んでいます。
そのアブラムシを世話するために、アリは地面から木の幹の表面に木屑などで長いトンネルを作っています。アブラムシが日に当たらずに移動できるようにしているのでしょうか。
そのケヤキの樹皮を、そっとめくってみたところです。
アリは、アブラムシをつついて、甘い蜜を要求しています。
また、別の部分では、
樹皮がなくなって明るくなってしまったので、
アリがアブラムシをトンネルの中の暗いところへ引き込んでしまいました。
ツリフネソウとツユムシ
紅色の花が吊り舟草(ツリフネソウ)
その花の横面に穴を開けながら、花を食べているのがツユムシです。
オビカゲロウ
羽に黒い帯の模様があるカゲロウ、という名前です。
ホソバシャチホコ
成虫は落ち葉や、木の幹の色に似せた薄茶色の地味な色あいなのですが、
幼虫は、いろいろな色とラインをオシャレにデザインしています。
食べているのは、雑木林に普通な木、コナラの葉っぱです。
シロテンハナムグリ
とても忙しそうにシシウドの花に頭を入れて、食事に夢中です。
シシウドは上にのって食事ができるので、
横向きの花にとまれない虫たちも楽々食事ができます。
花の形や色は、虫たちにとって難易度が異なっており、
ツリフネソウのような形の複雑な紫色の花は、
マルハナバチなど、器用に蜜を飲める昆虫を選んで受粉を託しています。
マルハナバチは花を覚えて通ってきてくれるので、確実に受粉してくれるからの様です。
今日、虫たちに大人気のトネアザミ(タイアザミ)とトラマルハナバチ
後ろ足の付け根に、たっぷり花粉を集めています。
夏が去り、活動できる残り時間が少なくなってきているのか、
どの虫たちもみなエサ集めにほんとうに忙しそうです。
昆虫だけでなく、動物の食べた痕も見つけました。
リスが、今年実っているオニグルミを食べたところ。
クルミの殻の周りにある緑の果肉を口でちぎってはずし、
殻を歯でかじってパカッと開けて、
中味のクルミを食べたようです。
オニグルミは、野生のクルミで、私達ヒトが食べてもとても美味しいナッツです。
だから、リスも好物ですし、ネズミも好物です。
2015年秋は、クルミが各地で豊作な様です。
来年の春、リスもネズミも子どもたちがたくさん生まれることでしょう。
アカヤマタケか?
触れると黒く変色すれば、アカヤマタケ。
腐生菌、森の分解屋さんです。
粘菌の一種の胞子のう
種名はわかりませんでした。もっとアップできるレンズを手に入れたい!
葉っぱのうらの昆虫たちや粘菌など、さまざまな生き物を発見した参加者のみなさん。講師のみなさんです。みなさん自然への好奇心が強く、虫の名前もたくさん教えて下さいました。
昆虫の講師をして下さったのが、右端の吉谷さん、そのお隣の有井さんです。
左端が、養老の森を立ち上げ、今回の企画を主催されているネイチャーランドオム社長の大田さんです。
いつもながら、とても楽しい観察会の時間をありがとうございました。
(S. N)
神奈川キノコの会 観察会参加
2015年9月6日(日)
富士山御殿場登山口(太郎坊)で開催された、神奈川キノコの会のキノコ観察会に初参加してきました。まずは、フィールドに出て、個々にキノコの採集を行います。ここでは、より多くの種類を集めて、このエリア、この時期での植生を確認します。
実力不足で、私らが採取できたキノコは15種類程度。情けない。
会員の皆さんが採取したキノコが次々に並べられ、分類同定会の準備が進む。会員の手によって分類され、次々に名前が特定されていく。自分にとって初めて見るキノコも多い。
イグチ科も8種類ほど集まった。
名前を同定できないキノコも4、5種類ありましたが、全体で70種類ほどのキノコが同定された。今回初対面のキノコで、最も印象に残ったのが「ナスコンイッポンシメジ」。形も色も本当にきれいなキノコだ。
同定が一通り終わると、ここからが観察会のメインイベント。三村先生(副会長)の詳細な解説が始まる。目からうろこの内容が、次々に解説される。参加者は食い入るように見て、聞き、メモする。
有益な情報を1つご紹介します。キノコ中毒で最も多いのが「クサウラベニタケ」。間違える対象は「ウラベニホテイシメジ」。
クサウラベニタケ(毒):細身の柄、噛んでも苦くない。
ウラベニホテイシメジ(食):太めのしっかりした柄、カスリ模様の傘、噛むと苦い。
柄の判断は難しいと思うが、傘の模様、噛んだ時に苦いか、苦くないかで明確に判断できます。参考にしてください。
2時間程度の採取時間でしたが、この時期、このエリア(富士山麓 太郎坊)に70種類ものキノコがの存在が確認された。自然が豊かな証拠だ。
<T&M>
静岡からの大学生 ほうとう体験
2015年8月27日
静岡の大学生22名の「ほうとう体験」をサポートしました。
雨上がりの山中湖畔は涼しくて、ほうとう体験日和になりました。
さすが大学生、力強いこねで、腰の強い麺が出来上がっていく。
具を刻むメンバー、包丁使いの達人も。
鶏肉の匂いに誘われて、幾度となくキイロスズメバチが襲来も、
めげずに、ほうとう作りは進む。
今回は、こねる、延ばす、切る、味付け、各々の達人ばかり!
最高に美味しい出来上がりでした。
お食事タイム、皆さんの笑顔は、サポートしたスタッフの最高の喜びです。
皆様、またお会いしましょう。
(M・T)
ステキなフォトフレームたくさんできました!
2015 8月19日(水)
レックテニススクールの子どもさんたちが、
夏休みの合宿でフォトフレームの創作体験をしました。
いろいろな自然の素材を組み合わせて、
顔を描いたり、重ねてのせて立体化したり、
生け花風にしたり、リボンを活かしたり、
やわらかな発想のデザインがたくさん登場!
ステキな作品の一部をご紹介します。
☆活動場所のご協力 山中湖村平野 白銀荘さん 湖の風のそよぐ広場にて
レック興発のコーチのみなさま、白銀荘さま、
今年も楽しい作品作りの時間を、ありがとうございました。
子どもさんたちの、ステキな夏の作品そろいました!
7月25日〜26日、8月1日〜16日
花の都公園で開催されていたホームワークスタジオが終了いたしました。
今年もステキな作品がたくさん出来ました!
☆いずれの作品も、ご予約にて団体さまでの創作体験が楽しめます。
どうぞなんでもご相談下さい。
いろいろな種類の素材をそろえて、楽しみにお待ちしております!!
ご相談先 NPO法人富士山ネイチャークラブ 事務局(なんば)
電話080−3623−3282
npo@fujisan-neture.com
真夏の夕暮れ♪
8月8日 養老の森・夏季特別講座ツアー2015
8月8日(土)養老の森・夏季特別講座ツアーが開催され、横浜ビールのみなさんや一般参加の方60名が、
養老孟司さんのお話や、昆虫観察ツアー、川のはじまりさがしと森のツアー、間伐体験を楽しむ1日を過ごしました。
(in 道志村 ネイチャーランド オム キャンプ場)
富士山ネイチャークラブでは、川のはじまりさがしと森のツアーのご案内を担当させて頂きました。
オム キャンプ場にたくさん自生しているオオバアサガラの木としての性格のお話中。
☆オオバアサガラは、岩がゴロゴロしているような渓流によく見らる、パイオニア樹木です。
ひこ生えを出して生長が早く、谷の崩れやすいところをいち早く森にしてくれようとする木です。
6月の夏至前後に咲く白い花は、豪華なかんざしのようで、とても美しいです。
そのオム キャンプ場には沢がたくさんあって、その沢の岩は緑がかった青みを帯びているものが多くみられます。
1700〜1200万年前ごろ海底で活動していた火山が、フィリピン海プレートにのって運ばれ、押し付けられ盛り上がって今の丹沢山地ができました。その丹沢山地の斜面にオム キャンプ場さんがあります。
青みを帯びた石は、その海底火山の石たちです。
こんどは見晴らしのいい尾根に登っていきます。
散歩道も、この日のために歩きやすく整備して下さってあります。
尾根にのぼると、さわやかな風に吹かれ、一面緑の山々が目に入ります。
丹沢の上部のブナ林が、道志川へそそぐ豊かな水を美味しくしてくれます。
いつも、ここ森を歩くと、
森の土から水がわき出して川が始まることを見ることができます。
生まれたての川は何一つ汚れをもたない無垢、
何度見ても、
わき出す水の透明感を、とても美しいと感じます。
☆オムさんでもともと育てていた杉の植林を伐採して出荷し、虫や生き物のたくさん棲む草原そして自然の森へ還していく場所にすることにしました。養老孟司さんと親交のあったオムの社長の大田さんが、多様性豊かな森になるように願って、この見晴らしのよい丘に「養老の森」と名付けました。
2015年から社団法人養老の森として、昆虫観察会など、さまざまなイベントを展開しています。