2024-11-03 |
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イベント報告
〝今年はどんな質問が飛び交うかな?〟 と、毎年ワクワクさせられる、開智日本橋学園中学2年生の「森のフィールドワーク」が9月16日~18日に行われました。「森のフィールドワーク」は開智日本橋学園の教育の柱である探究学習の一環です。昨年から富士山麓「西臼塚ふれあいの森林(もり)」にフィールドが変わり、また新たな発見が次々と生まれています
本番前の9月6日にはNPO法人富士山ネイチャークラブの田中が事前学習講話を行い、森の様子を紹介いたしました。富士山は活火山ですが、山頂噴火は2200年前が最後で、その後は山腹からの噴火のみであることなどを学びました。西臼塚も側火山のひとつですが、こちらはもっと古くて8000年ほど前に噴火したところです。噴火後に森ができるまでの変遷やこの地で見られる植物や菌類などについて紹介いたしました。
■1日目
本番当日、現地にバスが到着するといよいよ初日の活動がスタート、駐車場となっている広場で開校式が行なわれました。実行委員長の力強い宣言があり、副校長先生からは活動に向けた期待のお言葉がありました。
猛暑の夏は9月に入ってからも続き、16日もはっきりしない天候になりましたが、問題なく活動ができました。西臼塚の森はコケむした緑の森です。ブナやミズナラの大木も目立ちます。カエデ広場、ブナ広場という名前が付けられた広場があり、うっそうとした森林が私たちを包み込んでくれました。
先ずは、グループ単位で「ガイドウォーク」を実施。この森の全体像を把握していきます。「トトロの森だ!」「なんて静か」「コケがきれい」「空気が違う!」「キノコ見つけた!」
生徒たちからも感動の声があちこちから聞こえました。小高い丘のようになっている西臼塚にも登り、周辺の様々な樹木や噴火口の形などを確認しました。
都会と比べたら、コケの緑の濃さ、キノコが連なって生えている様子は印象深いことでしょう。探究への第一歩「疑問探し」はコケやキノコに魅了されるところから始まりました。
ガイドウォークの後は、班ごとの活動に移行します。探究心の高さを原動力として、より多くの疑問を発見し、その内容をひたすら書き出していきます。また、それぞれの疑問の対象と周辺の関係性も考えながら対象をよりミクロに観察して行きます。森を幅広く、そして深く見ていくことで疑問をより多く発見し、それぞれの疑問の精度を高めて行きます。
フィールドでの活動を終え宿に戻ると現地で得た情報(メモ)を班メンバーで共有し、班としての方向性を論議し、疑問を絞って行きます。「自分たちが本当に知りたい疑問はこれだ!」に辿りつくまで論議を続けます。
この間、ガイドスタッフは通称「質問部屋」で待機し、各班の質問に対応、また進め方などについてもアドバイスをさせて頂きました。
この夜の後半は、最終的に絞り込んだ「疑問」の仮説を論議します。現地で集めた情報を基に徹底的に「考え」「議論して」仮説をまとめていきます。今日一日の活動の大きな山場となります。最後に明日の検証計画をまとめ、21:00、初日の活動が終了しました。
各班の「疑問(検証テーマ)」をピックアップしてご紹介します。
・腐葉土の柔らかさは何によって決まるのか?
・地衣類が多く付く木の種類は何で、どこに付いているか?
・噴火口の近くと噴火口から離れた所の植生にどんな違いがあるのか?
・木に生えているコケの位置とその周りの環境との関係性は?
・スコリアが多く含まれる土にはなぜ植物が少ないのか?
・キノコが生える最適な場所は?
・下草の育成は周囲の何によって影響を受けているか?
・アブラチャンの生えやすい環境と生えにくい環境の違いは何か?
・ギャップの50年前と100年後を科学的に定義しデザインしよう。
などなど、多様な「テーマ」が提起されました。
■2日目
天候は曇り空でしたが、再び「西臼塚」の森へ、霧におおわれる時間帯もあり、幻想的な森の中の活動になりました。
昨日論議した「疑問」「仮説」の検証作業に集中します。限られた時間の中で生徒たちは大忙し、対象の観察が足りなかったチームはさらに検証ポイントを追加するなど、積極的に動き回っていました。チドリノキ、ヒメシャラ、ミズナラやブナ、コケやキノコのようすを観察するチーム、はたまた、先生の美声を活用して、森の中で音の響きを検証するチームなど、個性的な課題もありました。
空に向かって大きな穴が開いたようなギャップの広場では、この場所の100年後をデザインする課題に挑戦するチームもありました。
珍しいキノコ“冬虫夏草”も発見しました。(カメムシタケ)
フィールドでの検証時間が終わると、全員がカエデ広場に集合し2日間に渡った森での活動を終了しました。
宿に戻ると初日と同様、室内探究が始まります。検証した内容(データ)を体系的に整理し、「検証結果」、「考察」から「結論」に至る過程を論理的に組立てて行きます。更に本年度からは、それぞれの探究成果が社会的にどのような意味を持つのか、影響があるのか・・・すなわち「探究の拡張」についても論議されました。
この場では、理科(自然科学)で学んだことだけでなく、社会科、数学、物理、その他の教科で学んだ知識、体験も含めて幅広く考えることが求められます。
初日同様、室内探究の時間帯は、ガイドスタッフが「質問部屋」で待機し、生徒たちからの質問、相談に対応いたしました。
発表のシナリオがまとまると、発表資料の作成に取りかかります。メンバー全員が協力して書き上げて行きます。
明日はいよいよ「発表会」です。 発表に向けた役割分担等を確認して21:00、2日目の活動を終了しました。
■3日目
今日の「発表会」は複数の会場に分かれて実施され、各班の発表が続きまました。各班の発表が終了すると、闊達な質疑応答で、それぞれの探究テーマを会場全体で共有しました。
本年度から新たな課題となった「探究の拡張」は、この活動成果が社会的にどのような影響をもたらすかを展望するもので、一段と意味深い探究学習に進化しました。また、将来の姿をデザインする新たな視点のテーマも取り上げられ、活動の幅が益々広がっています。
発表会後の閉校式では、実行委員長から「活動の振返り」について報告があり、ご担当の先生からは活動全体を「総括」するお話しがありました。最後に、副校長先生から活動の講評と共に「探究学習(フィールドワーク)が最終的に目標としていることは、一人一人が幸せになること」とのご挨拶がありました。
開智日本橋学園中学2年生の「探究学習(森のフィールドワーク)は、創立以来回を重ねてきましたが、毎年毎年改善が加えられ、進化しています。この活動に参加している我々ガイドスタッフも常に新しい課題と向き合って行く必要があります。
「一人一人が幸せになること」を目指して、開智日本橋中学の生徒さん、先生方と一体になって共に進化していきたいと思います。今後とも富士山の素晴らしい自然の中で開智日本橋学園中学の生徒さんたちと一緒に活動出来ることをスタッフ一同大変楽しみにしています。
最後になりますが、「森のフィールドワーク」の準備から3日間の活動まですべてを企画運営された「実行委員会」の皆さんに敬意を表するとともに深く感謝したします。活動中、常に全体を見渡しリードする姿は素晴らしかったです。
<リポート 関口東子>
開智日本橋学園中学校 サイト情報
2024-10-28 |
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イベント報告
今年も武蔵野市立境南小学校4年生がプレセカンドスクールで山中湖村にいらっしゃいました。ここは標高1000mの高原ですが、暑い日差しが照りつける中、元気に体験活動を楽しみました。午前からお昼に掛けては、山梨の郷土料理「ほうとう作り」。そして午後からは「ネイチャーラリー」に挑戦しました。
■「ほうとう作り」
会場に集合した子供たちとサポートするスタッフがご挨拶し、続いて富士山北麓地方でなぜ「ほうとう」が郷土料理として定着してきたかを学びました。そして、いよいよ「ほうとう作り」がスタートしました。
先ずは、麺作りから始めます。グループ毎に2種類の小麦粉(強力粉、薄力粉)をしっかり混ぜ、そこに定量の水を3回に分けて注入して行きます。
大きな固まりが出来たら、ここから力一杯練り込んで行きます。仕上げは一人一人に小分けして更に練り込んで行きます。丁度耳たぶくらいの柔らかさまで練り込んだら、そこからのし棒で丁寧に伸ばしていきます。伸ばし終えたら、たたんで麺切りです。ほとんどの子供たちは初めての「ほうとう作り」体験でしたが、とても上手に作業が進みました。
麺切りが終わると、炊事棟に移動して煮込みを開始します。クラスごとの大鍋に昆布、干し椎茸もどし汁を入れ、何種類もの野菜、キノコ、お肉をお鍋に投入、そしてタイミングを見てカボチャ、麺を投入していきます。最後の味付け(カツオ節粉、味噌)は子供たちが行いました。
3つの鍋は、味付けによって微妙に味が違いますが、それぞれに美味しいほうとうが出来上がりました。皆で「頂きます!」でランチを兼ねた試食が始まりました。
「今まで食べたほうとうの中で一番美味しかった」「初めて食べたがとても美味しかった」「他のクラスのお鍋も食べたが、自分のクラスの鍋が一番美味しかった」「帰ったら、家族に作ってあげたい」などなど、嬉しい感想が寄せられました。
■「ネイチャーラリー」
午後からは宿舎のグラウンドで「ネイチャーラリー」を実施しました。5,6人が一つのグループになって、電気もガスもお店もない「原始時代」を想定し、その時代をたくましく生きていくためのサバイバルゲームです。
グラウンドでのオープニングの様子。後方に宿舎と明神山を望む。
8つの課題ポイントは、それぞれに求められる能力や感性が異なり、グループのチームワークが結果に表れます。眼力の強い人、重さの感性に優れる人、理論的な思考が得意な人、運動能力が高い人、などなど、それぞれの得意分野に一人一人の個性が光りました。
活動の模様を写真でご紹介します。
各ポイントは3回まで挑戦できますが、多くのグループが1回目より2回目、2回目より3回目と点数を伸ばして行きました。一つ一つの体験を通して創意工夫やチーム力の向上により成果が高まっていく様子は圧巻でした。
プレセカンドスクールで色々体験したことが、子供たちに意識の変化(心の動き)が生まれ、今後の学校生活に活かされていくことを信じています。
<リポート 田中留雄>
2024-10-27 |
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イベント報告
聖ヨゼフ学園小学校の子どもたちは、1年次から4年次まで、4年間にわたって富士山周辺で体験学習を積み重ねています。4年生は富士山での活動が今回で最後になり、その分、活動をサポートしてきたガイドスタッフに力が入ります。本栖湖を拠点にした2泊3日の体験で多くの学びがありました。その活動の模様をご紹介します。
■1日目 午後 「富士山お中道ハイク」
朝方、学校を出発して、11時30分、元気な4年生が富士山五合目の駐車場に到着しました。1年ぶりの再会でしたが、「ごきげんよう」の挨拶で一気に溶け込む子どもたちにガイドスタッフの笑みがこぼれます。
あいにくの雨模様でしたが、幸いにも小雨だったため昼食後、元気よくお中道ハイクに出発しました。
早速、子どもたちとガイドの会話が弾みます。子どもたちの色々な質問にガイドが答えていきます。子どもたちはどんなことに興味があるのかな?
クモの巣のような形:サルオガセ(地衣類)・・・空気が綺麗な所でないと生きられない。
風雪に耐える樹木たち
キノコも沢山見つけました。
開けた所に出ると、荒々しい富士山の山肌が。ガイドとの質疑応答がより濃密になります。
雨足が少し強くなりました。寒さもあり、今日はここで引き返すことに。しかし、子どもたちは約1時間30分、標高2300mの世界を楽しみ、観察し、沢山の学びがありました。
<リポート 田中留雄>
■2日目 午前 「青木ヶ原樹海ハイク」
昨日は標高2300mの富士山五合目の『お中道』探索。気温15°での活動でした。本日は、標高1000mの『青木ヶ原樹海』の溶岩洞窟と森の探検です。
生まれて初めて『溶岩洞窟』、中はどうなっているんだろう? 寒いの? 天井が低いの?興味津々で奥まで進みます。
途中で、“コウモリが飛んでる!!!” の声が。
これにはガイドたちもびっくり‼️です。何故なら、一年中氷が溶けない溶岩洞窟にはコウモリは棲むことはないから。これは完全に、今年の夏がこの地方も異常に暑かったせいかも知れませんね。地球温暖化か、こんなところにも影を落としているのかも知れません。
気を取り直して、青木ヶ原樹海の森の探索に移りましょう。たくさんの樹木、昨日の五合目と比較してみよう。
どこが違う? 木の種類? 木の高さ? 動物の種類は?
昨日はカモシカの話を聞いたけど、ここにはカモシカがいない。なぜ、動物は棲み分けしているの? 足元には、キノコ、きのこ、木の子… キノコたちはこの森で、どんな役割をしているんだろう…たくさんのワンダーとともに自然の仕組みを学びます。
野鳥が鳴いています。この森にいるのはどんな野鳥? 何故この森にいるの?
やがて、ゴール地点、もう一つの溶岩洞穴『鳴沢氷穴』に入ります。狭い!暗い!やばい! 地獄穴だって! 大盛り上がりでしたね。どうやってこのような溶岩洞窟はできたの? 楽しく学ぶことが出来たよね。
最後は、みなさんひとりひとりに『一番印象に残ったこと』を言っていただきました。
やはり、最後に入った『鳴沢氷穴』の印象が大きかったかな?だけど、青木ヶ原樹海でのお話も答えてくれたお友達も多かったね。
『キノコの形が色々なのが不思議だった』
『動物たちがここで暮らしていることを知ることが出来た。』
『ドングリや松ぼっくりや色々なものが落ちているのが面白かった。』
ひとりひとりの胸の中に、今日の体験は、いついつまでも宝石のように輝いていることでしょう。
<リポート 舟津川由利>
■2日目 午後 「カリンバ作り」
2日目の午後は、アフリカの森で生まれた楽器「カリンバ」の作り方を体験しました。カリンバはオルゴールの原型とも言われるキレイな音の楽器です。
ひとりひとり、目の前に置かれたパーツを使ってカリンバを組み立てていきます。皆はじめての体験で、戸惑いながらも、しっかりと組み立てていきました。
組み立て終わると、絵を描きます。好きな色を使って、びっくりするくらい素敵な絵をたくさん描いて見せてくれました。
最後に完成したカリンバをみんなで演奏して、賑やかにカリンバ作りを終えました。
<リポート 上岡雅之>
4年生の皆さんへ
一緒に活動するのは今年で最後になりましたが、富士山では沢山の体験と多くの学びがありましたね。5年生になると東北での体験学習が待っています。これからもいっぱい体験を重ね、大きく成長されて行くことを祈ってます。
聖ヨゼフ学園小学校 サイト情報
小学校|聖ヨゼフ学園
2024-08-11 |
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イベント報告
元気な、元気な東星学園小学校4,5年生が富士山スバルライン五合目にいらっしゃいました。昨年は「樹海ツアー」でしたが、今年は「お中道自然観察ツアー」となり、富士山の自然を学んで頂きました。
五合目から上は霧に覆われていて富士の眺望も叶いませんでしたが、天気予報は降雨なしとのことで、予定通り出発します。
グループ毎に担当のガイドから、出発前のレクチャーを受けて、いよいよ出発です。
お中道の入口では、今日のルートを確認し、自然観察が始まりました。すぐに表れたのが「サルオガセ」、木の枝から糸状に垂れているもの、落ちた小枝に付いているコケのようなもの、みんな同じ仲間です。「菌類と藻類(光合成)の共同体である地衣類」、「何と空気中の水分(霧など)から栄養をもらって生きている」という説明に“えー!”との声が。早速メモしている子供たち。
木の幹がグニャ、グニャ曲がっている「ダケカンバ」の前で「なぜ、こんなに曲がっているのかな?」 ヒントはね、「冬はここに雪が大量に積もっているよ。」
“分かった、分かった” の声が。
また、木の皮がボロボロになっている理由も聞いて、「ダケカンバ」がこの場所で生きていける理由が分かりました。
樹林帯を過ぎると、荒々しい富士山の全容が見えてきました。山道を埋め尽くす噴石やスコリアに目を奪われます。
早速観察会です。子供たちが次々に発見していきます。
・噴石やスコリアには小さな穴がいっぱいある。
・赤い色、黒い色、赤と黒が一緒になったものなど色々混じっている。
・軽そうに見えるが重い。
・表面がざらざらでとがっている。
そこで実験です。ガイドが噴石を取り上げて、そこに水を流してみました。
なんと、石の中を通って水が流れ落ちました。そうそう、この石には噴火の時に出来た細かな穴が開いていて、水も通ってしまうのです。
また、別の実験では、「磁石に噴石が付くかどうか」を確かめてみました。何と噴石が磁石にくっつきました。新富士の噴石は玄武岩質で憤石の中に「磁鉄鉱」が含まれているからです。
そして、辺りを見回すと、変な木の形に気付きました。「片側が、枝も葉っぱも伸びていない」「皆、同じ方向だ」これは、「旗形樹形と言って、西側からの風や、その風によってスコリアが飛ばされ、それが木に衝突して、枝が削られてしまった」との説明に、納得の様子でした。
眼下には、本栖湖、精進湖、河口湖が光っていました。また富士山にはたくさんの側火山があることも確認出来ました。
道々にはこんな動物の痕跡が。「うんこ」です。動物に興味がある子供たちから大歓声が上がりました。「うんこ」を観察すると、ここにどんな動物がいるか、分かります。
さあ、これはそれぞれ誰の「うんこ」かな?
ガイドの説明に「えー」の声。
また、色々な植物や、キノコも観察出来ました。
休憩ポイントからは、頂上に近いところまで富士山の山肌が観察出来ました。改めて普段見ている富士山の形と間近で見る富士山の形の違いに驚いていました。ここでもガイドからのレクチャーに耳を傾けます。
ツアーも終盤に近づきました。すると、急に小雨が降り出したのです。早速、雨具を取り出して雨対策、「山の天気は変わりやすい!」を実感しました。
そして、ゴールの奥庭駐車場を目指してゆっくり下っていきます。ここからは手袋を装着して雨で滑り易くなった登山道を慎重に慎重に歩を進めます。
五合目をスタートして2.5時間、全員無事に「奥庭駐車場」に到着しました。
東星学園小学校4,5年生の皆さん、富士山お中道の「自然観察ツアー」は如何でしたか。今回のツアーで色々な気づきや発見がありましたね。今年の4年生は、来年は5年生になって、今度は「樹海ツアー」になります。成長した皆さんに再会することを今から楽しみにしています。
<リポート 田中留雄>
東星学園小学校 サイト情報
https://www.tosei.ed.jp/elementary
2024-08-08 |
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イベント報告
今年も、附属浜松小学校5,6年生が富士山麓で「林間学校」を実施しました。この初日、7月25日に4つのコースに分かれて自然体験活動を実施しました。
①富士山宝永火口コース
②富士山二ッ塚コース
③鳴沢氷穴―紅葉台コース
④精進湖自然観察路コース
それぞれのコースでの活動の模様をご紹介いたします。
①富士山宝永火口コース
富士山富士宮口五合目に到着したのは5,6年生35名の元気な子供たち、バスを降りてくると、「ここは涼しい!」の第一声が。浜松はこの夏、猛暑が続いているとのこと、先ずは、富士山五合目(標高2400m)の爽やかな世界が実感できました。
今年から富士宮口でも「登山者登録」が義務化されました。事前申請を済ませ、全員が登録済みの証しとなる「リストバンド」を付けて、いよいよ出発です。
新六合目手前では、大きな溶岩流が観察出来ます。ここで休憩を取りながら、富士山の成立ちや溶岩の特徴について学びました。
新六合目から、やや下りながら、宝永火口を目指します。この道の両脇には森林限界に力強く生息する高山植物が目を楽しませてくれました。
オンタデ
ミヤマオトコヨモギ
コタヌキラン
イワオウギ
コケモモ
イタドリ
高山で、かつ乾いた火山台地でも繁殖できる植物の特徴は、長い根っ子、太い根っ子、そして光合成を盛んに行うことが出来る植物です。これら先駆植物がやがて樹木を呼び込み、樹林帯へと進化していきます。この六合目の登山道から、こうした植物の変遷がはっきりと観察出来ました。
そして、宝永火口の稜線まで進むと、そこには大迫力の光景が目に飛びこんで来ます。「わー、すごーい!」、大きな歓声が上がります。1707年に爆発した「宝永火口」です。3つの噴火口が並び、最後に噴火した第一火口は直径1200m、富士山頂上の噴火口(直径780m)より遥かに大きく富士山で一番大きな噴火口です。
火口の稜線から、火口の底を目指して下っていきます。
噴火口の底に到着すると、ガイドとディスカッションしてノートに記録するグループ、大きな溶岩に登って迫力を楽しむグループ、静かに座ってその場の光景を楽しむグループなどなど、思い思いにその場での時間を楽しみました。
ゆったりとした時間を過ごして後、帰途に付きます。第一火口の底から稜線まで登り、第二火口の稜線を下りていきます。そして宝永火口とお別れする分岐まで来ました。ここから樹林帯のコースを下り富士宮口五合目に戻りました。
登山の最中、多くの子供たちから色々な感想やコメントを聞くことが出来ました。
・生まれて初めて雲を食べました。味は?
・想像していた富士山と全く違った。富士山のイメージが変わった。
・火山岩にも色々な形、色、組成密度があることが分かった。溶岩をもっともっと勉強したい。
・火山岩の中に黒曜石が必ずあるはずだ。見たい!
・この場所はとにかく気持ちが良い。ずっとここにいたい。
・ここの空気はとても美味しい。空いたペットボトルにここの空気を詰めて家族へのお土産にします。
このコースを選択した子供たちへ、
今回の体験で、どんなことに気づき、どんな発見、学びがありましたか? 自然の仕組を学んでもっともっと自然を好きになって下さい。
<リポート 田中留雄>
②富士山二ツ塚コース
富士山の静岡県側にそびえる、二ツ塚(標高1,804㍍)登山に参加したのは5,6年生38名。昨年5年生の時に同じコースを登った子供たちも5名ほどいます。我々ガイド2人とも1年ぶりの再会です、嬉しいですね。
登山口に建つ鳥居の前で手を合わせ今年も無事の登山を祈願し、標高差364㍍の登山の開始です。約20分後、大石小屋に到着し突然視界が開けました。「見えた、見えた二ツ塚だ」。経験者の6年生が叫びました。「遠いなぁ…」。初体験の子供たちには当然の印象かもしれませんね。
山頂からは厚い雲がたちこめ、富士の頂は見えませんが、目指す二ツ塚と、その奥に宝永山が見えます。江戸時代の宝永大噴火で降り積もった小石(スコリア)が山の斜面を覆い尽くしています。小石のメカニズムの説明には皆、熱心に耳を傾けてくれました。黒(灰)色、赤色でもない石の一部だけがキラキラ輝くスコリアに興味を持った子供もいました。その観察力に感服し、理由を調べるきっかけを投げかけてくれました。
登山道は徐々に傾斜が強くなります。後方からは白い霧が駆け上がり、あっという間に視界を遮りました。「俺たち雲の中だぜ~」。ほんの1週間前、家族で富士山頂まで登った子供が仲間に教えてくれました。「でも、気持ちいい」。ヒンヤリした霧が疲れを和らげてくれます。登り出して約1時間半、目指した二ツ塚に登頂です。霧もいつしか遠ざかり、宝永山が近くに見えます。広い山頂に疲れも忘れ、走り出す子供たちの姿もありました。
下山は同じコースですが、途中から登山道に平行した脇の斜面を300㍍ほど下りました。登山道とは違い踏み固められていないので、ひと足で靴一足分以上前に進みます。これこそが「砂走り」です。登山道から脇にそれないようガイド1人が先行し、皆一斉に走り出しました。止まりたくても勝手に足が前に出てしまい、まるで飛んでいるかのようです。今年もこのコースを選んだ6年生たちの最大の楽しみでもあったようです。
下山後、「砂走りが最高だった」の声が一番聞かれました。そんな中、初参加の5年生女子の感想が心に残りました。「苦しくて登る意味があるのかな、と思っていたけど、山頂に着いたら景色も違うし、登り切った達成感で、心が満たされ最高でした」。
ガイド冥利に尽きますね。今年参加した5年生に伝えます。「来年もまた一緒に登ろうね。また違った景色や楽しみが待っているよ」。
<リポート 関口純>
③氷穴―紅葉台コース
暑い中、バスは鳴沢氷穴に到着。バスの中で昼食をとったあと、まずは氷穴に入洞しました。足元や頭に気をつけながら暗い溶岩洞穴の奥へ。「本物の洞窟だ!」と賑やかに、慎重に進む。奥には氷の柱もあり、外の暑さが嘘のように涼しい。
氷穴から出ると、次は青木ヶ原樹海。
樹海の成り立ちや植物の遷移などを話すと興味津々。いたるところにある溶岩を手に取って、色や重さや感触を確かめていました。樹海の特徴とも言える苔についてもみんなで意見交換。苔の知られざる暮らしぶりを知って感心しました。
樹海を抜けると、次は紅葉台へ。 途中、カミキリムシ発見。最近は虫を触れる人が少なくなってきているなか、ひとりの男子がつかんでみんなに見せてくれました。
ここは紅葉台手前の休憩ポイント、木々の間からから迫力の富士の雄姿が見えました。
暑い中、休み休み歩いて、紅葉台の展望台に到着!暑いけど風が少しあって心地よい。展望台から稜線が伸びる富士の造形美を堪能しました。みんなで元気に記念写真も。
ここまでけっこう時間がかかったこともあり、今回は無理して三湖台まで行くことなく、ここから下山することに。
下る途中の広場で休憩をしていたら、カナヘビ発見。みんなで2匹捕まえた。虫を触るのは苦手でもカナヘビはほとんどみんな大丈夫。自宅で飼っているという女子もいました。カナヘビを連れて帰りたいとのことでしたが、今日のところは放してあげて下山。
みんなで元気に下山すると、木曽馬牧場の馬が迎えてくれました。
<リポート 上岡雅之>
④精進湖自然観察路コース
22名の子供たち、このコースを選んでくださってありがとう!お待ちしておりました。
精進湖からの『子抱き富士』もにこやかに迎えてくれています。皆さまの歓声が上がりましたね。
ここからレクチャーを始めます。
富士山はどうやってできたのかな?精進湖はいつできたのかな?
さあ、湖の向こう側、青木ヶ原珠海の探索が始まります。
千年以上前に富士山の中腹から流れ出た溶岩流・・・・
樹海の遊歩道はここでしか見られないような不思議な形の溶岩がゴロゴロしていましたね。
どうしてこんな形になったのかな?富士山の不思議を楽しく学びます。
湖が見えるよ!
湖畔に出ると、オトギリソウが咲いています。
『わあ、キレイ!』
ここからの富士山は雲に隠れてしまっていたね。
だけど精進湖をバックに記念撮影。
さらに遊歩道を歩きながら色々なものを発見。シカが木の皮を食べた痕、ムササビが葉っぱを食べた痕、ここには色々な動物がいるんだね。
やがて、この日のハイライト、『釜畑』という不思議な名前の場所へ。
なんとここは、
千年以上も前に、富士山の溶岩が『セノ海』という大きな湖に流れ込み、ここで水蒸気爆発を起こしたんですって。富士火山のスケールの大きさに、皆さま感動です。
なんとこの場所には、クルミ(オニグルミ)の木が一本。
『梅の実みたい!』
『クルミの実ってこの中に入ってるんだ!』
落ちていた実を拾ってくれた生徒さんもいましたよね。皆さま『クルミアレルギー』はひとりもいらっしゃらないということで観察しました。リスが半分に割って美味しいところを食べたクルミの実も拾ったよね。
戻りながら、湖畔のベンチで最後の休憩。
…とここで
なんと、パズルみたいな溶岩を発見してくれた方が!
これ!最初にお話した、『枕状溶岩』ですよ!
みんな集まって来て、観察します。
『どうしてこんな形になるの?』
それはね、溶岩流が湖に流れ込むとどうなるんだっけ?
『固まる!』
そう、それからね…
ここは生きた教材がゴロゴロしています。
最後のまとめ、
一人一人に、今日一番印象に残ったことを言ってもらいました。
『空気が美味しかった!』
『子抱き富士、見れて良かった!』
『動物がたくさん棲んでいることがわかった』
『シカが木の皮を食べるとは知らなかった!』
『富士山が色んなところから噴火するとは知らなかった。』
『溶岩の色んな形と出来方がわかって良かった。』
一人一人の心に、今日の思い出がいついつまでも輝いていることでしょう。
<リポート 舟津川由利>
2024-08-02 |
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6月11日(火)、杉並区立天沼小学校5年生86人が、「山中湖移動教室」で山中湖村にある「パノラマ台」ハイキングを楽しみました。
標高982㍍、富士五湖では一番標高の高い山中湖畔がスタート地点。足元には小さな軽石がいっぱい。1707年、宝永の大噴火で降ってきた「スコリア」です。石を手にしながら、317年前の痕跡が目の前にあるのが不思議そうです。富士山の成り立ちや周辺の山々との違いなどを教わり、いざ出発です。
しばらく歩き出して山道に入ると、突然風景が一変しました。天を覆う樹木の葉で薄暗い1本道。左右にある斜面の草地が踏み荒らされた場所が現れました。「けもの道」です。朝晩、シカやイノシシたちが、この道を行き来します。シカの大きな足跡もくっきりと残っていました。緩やか登りを進むと、大きな大木が現れました。白い樹肌のブナです。ここで一息入れながら、ブナの種を拾い集めました。三角すい型をした面白い形に「かわいい」の感想も聞こえます。
ハルゼミの鳴き声を聞きながら、元気いっぱいに標高を上げていきます。毒のあるマムシ草を教わり、逆に爽やかな香りがするサンショウの葉の香りには目を丸くしていました。
傾斜がややきつくなった細長い樹林帯を抜けた瞬間、目の前に広大な斜面が突然現れました。「ワー広~い!」の歓声と同時に「ヤッホー」と誰かが叫びました。それを聞いた仲間も連続しての叫び声があちこちから上がります。「ヤッホー」の大合唱です。
場所は、今日のハイキングの終着点。見渡す限り緑一色のススキの若葉が目にまぶしく感じます。富士山は五合目から上だけが厚い雲に覆われているだけで、降り注ぐ太陽の光がまぶしいく、青空に白い雲が浮かぶ、まさに360度の大パノラマです。
標高差はわずか110㍍ですが、眼下にはスタート地点の山中湖の全貌が見渡せます。回りにはハイカーの姿もなく、まさに「独り占め」の絶景ポイント。「あとどれくらい?」、「まだ登るんですか」、「疲れた~」のセリフは、一瞬にしてどこかに吹き飛んだように、たくさんの笑顔が並びました。
帰路は同じ道を戻ります。足元が滑る斜面も楽しそうです。登りでは見つけられかったキノコやハルゼミの抜け殻にも遭遇しました。
登山開始から1時間半。山中湖畔まで戻りハイキングの終了です。
疲れた表情の生徒さんは誰一人もいません。「また登りたい」の感想にガイドの我々にも満足の笑みがこぼれました。
皆さん「また一緒に登りましょう、ね」。
<文、写真 関口純>
2024-07-31 |
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聖ヨゼフ学園小学校2年生と1年ぶりに再会しました。2年生になった今年も同じ山中湖で「自然体験学習」を実施しましたが、子供たちは色々な体験活動を通して、幅広く学ぶことが出来ました。
■1日目 午後 「ネイチャーラリー」 文学の森
1年生の時も「ネイチャーラリー」を実施しましたが、今年は2年生向けにメニューの入替えや内容のバージョンアップで難度を高め、新たな気持ちで取組んで頂きました。
梅雨の季節にも拘わらず、素晴らしい天候の中、子供たちが元気に山中湖「文学の森」に到着しました。この活動をとても楽しみにしていたようで、その意気込みが伝わって来ました。オープニングでは、サポートスタッフの紹介、ルールの説明、注意事項等を共有して、いよいよスタートです。
5人ほどのグループ構成で課題のポイントをクリアーして行きます。子供たちの活動の一部を写真でご紹介します。
この他、「足跡から動物さがし」「動物に気付かれないように近づく」などに果敢に挑戦して頂きました。クロージングでは、代表の生徒さんからお礼の挨拶がありました。「私は障害物を乗り越えていく竹ポックリが一番楽しかったです」と言う言葉にスタッフ一同、笑顔がこぼれました。
■2日目 午前 「明神山登山」
午前は標高1290mの「明神山」に登ります。朝からカンカン照りの天候で、「熱中症」に気を付けながらの登山になりました。三国峠の駐車場でオープニング、バスの小影に入ってコースの説明やハチの防御姿勢、疲れにくい登り方などを共有して、いよいよ出発です。2年生にとってはきつい登りでしたが、15分おきに給水して、ゆっくり頂上を目指しました。
40分ほどで全員無事、登頂することが出来ました。ここからの大パノラマは圧巻の眺めです。眼下に山中湖、富士山頂もちょっとだけ姿を見ることが出来ました。
ガイドから「富士山と明神山の成立ちの違い」「山中湖がどのように出来たのか」などなど眼下に広がる自然の説明を受けて、富士山の偉大さを学びました。
頂上で眺望を楽しみ、明神山ともお別れです。下りはより慎重に一歩一歩下りていきます。そして全員無事にゴールに到着出来ました。
■2日目 午後 山中湖畔「水生生物の観察」
午前中の登山の疲れも感じられないほど、元気いっぱいの子供たち、午後からは山中湖で「水生生物の観察」を行いました。班ごとに採取の網やバケツを持って湖畔の岸辺を探っていきます。2年生にとっては、なかなか難しい活動となりましたが、「糸トンボのヤゴ」「フナの稚魚」「ワカサギの稚魚」「ミズグモ」「ヌマガイの貝殻」など色々な水生生物を捕獲し、観察することが出来ました。
観察後、すべての生物を湖に戻して、観察会を終了しました。
■最後に
聖ヨゼフ学園小学校2年生の皆さん、山中湖での自然体験学習は如何でしたか。一つ一つの活動が良い思い出になったことでしょう。また、現地での活動から多くの学びもありましたね。来年は3年生としての体験学習になります。益々成長した君たちにまたお会い出来ることを楽しみにしています。
<リポート 田中>
聖ヨゼフ学園小学校サイト情報
小学校|聖ヨゼフ学園 (st-joseph.ac.jp)
2024-07-31 |
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イベント報告
この時期の恒例イベントとして回を重ねてきた、「認定こども園ウブントゥ」年長組園児たちの「森のナイトイベント」が今年も富士山麓の森で実施されました。
7月12日に「ウブントゥ富士の森」の年長組園児、7月19日に「ウブントゥ忍野の森」の年長組園児と2回に渡って実施されましたが、7月19日「ウブントゥ忍野の森」園児たちの活動の様子ご紹介いたします。
午後7時を回った頃、マイクロバスに乗った年長組園児18名が森の入口に到着しました。「皆さん暗いところは恐いですか?」との問いかけに、ほぼ全員が「恐―い!」と回答も、元気に森に入っていきます。この体験では、懐中電灯などの灯りは一切使用しません。暗さに目を慣らしながら、夜道への対応力を高めていきます。
最初の挑戦は「目かくしトレイル」です。木々の間に張られたロープを頼りに目かくしして進みます。出発前は「恐い!」と言う声も聞こえましたが、皆が励まし合って全員が無事ゴール出来ました。
2番目の挑戦は「勇気の小道 二人歩き」です。真っ暗な森の中の小道を、二人単位で進んで行きます。頼るのは道の脇にセットされた「小さな白いカード」のみ。これを唯一の目印に40mほどのコースを無言で進んで行きます。お互いに信じ合って手を繋いで進んで行く姿は感動的でした。ゴールで待っている先生に迎えられるとやっと笑顔に戻り、達成感でいっぱいな様子でした。
3番目の挑戦は「勇気の小道 一人歩き」です。時間も進んで夜⒏時を過ぎた頃、真っ暗になった森の中で一人歩きに挑戦します。。自分を信じ、勇気を奮い立たせてスタートして行きます。限界を感じた園児が「泣き出す」場面もありましたが、ここは、先生方の心温まる励ましの中、気を取り直して果敢にスタートして行く園児の姿は、感動と言うよりはこの瞬間での成長を強く感じた場面でした。
最後は、森の中で寝転んで「夜の森の静寂」を身体全体で感じます。夜の森の音を感じ取ります。夜の森の風を感じ取ります。夜の森の匂いを感じ取ります。森の合間から見える星を探します。
1.5時間ほどの「森のナイトイベント」を無事終了して,森の入口に戻ります。もう「恐い!」という園児さんは誰一人いなく、「楽しかった!」との声が大半でした。勇気を出しての「夜の森の体験」は忘れられない思い出となったことでしょう。
毎年、この活動を通して感心することは、ウブントゥ園児一人一人の「感性の高さと強さ」です。何事にも果敢に挑戦する園児たちは、これからも色々な体験に挑戦しながら「更に感性を高め、更に強い人」に成長して行くことでしょう。
<リポート、写真 田中>
認定こども園 ウブントゥ サイト情報
2024-07-31 |
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イベント報告
昨年に引き続き、今年も6月から10月まで、杉並区立内の小学校に在籍する5年生が、野外活動などで山中湖村を訪れています。夏休み前の1学期最後の学校、高井戸第四小5年生82人の明神山登山を、富士山ネーチャークラブがサポートしました。「高四」は今の6年生に続き2年連続の明神山登山。昨年一緒に登った本橋忠旗校長も元気に同行です。
子供たちとガイドが挨拶して、いよいよ出発です。
天候は曇り、でも雲は富士山のはるか上空。富士は堂々としたその姿を見せています。日差しも弱く、梅雨明けを思わせる連日の猛暑がウソのように絶好の登山日よりとなりました。
登山口:目指す「明神山」山頂が見えています。
歩き出して約30分。斜面の草地を削ったような細い道が何本もある場所に差し掛かりました。朝晩、シカやイノシシが行き来する「けもの道」です。「ほら、地面に足跡があるでしょ」と説明したとたん、「シカだ~」「ホントだ~」と子供たちの叫び声。仲間もガイドも斜面の上に目を凝らしましたが、一瞬にして走り去ってしまったようでした。数人とはいえ、本物のシカに出会えたのはラッキーでした。
けもの道を確認する生徒たち
この道沿には、サンショウとゴマキが数多く自生しています。「葉の匂いをかいでごらん」。花ではなく葉なのか、みな恐る恐る鼻を近づけます。でも、柑橘系の爽やかな香りのサンショウに驚いた表情。鰻にかける粉と知り、再度香りを嗅ぐ子もいました。ゴマギは名前の由来通り、ゴマのような甘い香りが漂います。その一方で、毒性があるマムシグサの存在も教わりました。花は既に終わり、秋には真っ赤になる今は緑色の実をじっと観察しました。
いきなり1人ずつしか登れないほど道幅は狭くなりいよいよ登山開始です。「滑るから気を付けて~」と後方の仲間を気遣う声が飛びかいます。
尾根筋に出ると、傾斜が強くなりはじめました。ひたすら無言の子、大はしゃぎに元気な子も、「登るしかない」と気合は十分のようです。それでも「疲れた~」と早くも弱音が聞こえてきました。「頂上で食べるお弁当は最高だよ」と励ましながら高度をどんどん稼ぎます。
6月から始まった今年の明神山登山。毎回、同じ植物や生き物に出会えるとは限りません。今回はたくさんの生き物に出会えました。薄緑色の体に透明の羽根が美しいハルゼミ。5個の抜け殻が密集して付いた木もありました。ミヤマクワガタのペアを見つけた生徒さんは、秀逸の観察力。それもクワガタの王様ですので、先生たちも、もちろんガイドも興奮気味に写真を撮りました。ありがとう。
更に都会ではほぼ見かけない甲虫のオオヒラタシデムシや、地面をはう赤いクモ。体長約5センチのカラフルな毛虫の不思議そうな動きに目を凝らします。細長い茎にたくさんの白い花を付けたバイケイソウが満開です。「美しい花には気を付けろ」で、これも毒があってシカも食べません。大きなアカガエルも捕まえました。「水のない山になんでいるんだろう」。とっさに疑問が浮かぶのはさすが。山の面白さを感じたようで、ガイドもうれしくなりました。
急登も終わり、緩やかなアップダウンの登山道を進みます。ちょっと余裕が出てきたのでしょう、仲間同士の歌声が楽しそうです。
歩き出してから約2時間半、森の先にある木々のすき間に、強く明るい光が見えます。標高1,291㍍、明神山の山頂は目の前です。ガイドの「その先が頂上だよ」のセリフを聞いたとたん、みな猛スピードで掛け登りました。
山頂は広く、背の高い木々に覆われていた樹林帯の登山道と大違い。天空を遮るものは何もありません。気になる富士山も雲に覆われず、朝と変わらぬ姿で待っていてくれました。大きな富士山と眼下の山中湖に「きれい」の連続した声が聞こえてきます。クラスの集合写真にも笑顔、笑顔が並び、待ちに待った昼のお弁当も格別なおいしさです。
登りの長い尾根の途中「また、この道を下るの」の質問がありました。「違う道を下るし、早いよ」と聞いても、その時は想像もできませんよね。その下山の始まりです。山頂から垂直の角度で下りる急坂が待っていました。江戸時代の宝永大噴火で降ってきた「スコリア」は下山直前に習いましたが、その小石の上を靴が滑る、滑る。上手に靴底を地面に付けてリズムよく下りる器用な子供がいる一方、小石に足を取られた子供たちは、すってんコロリンの連続。ならばと、最初からお尻を付いてズルズルと下り、「これなら恐くないし、けっこう楽しかった」の感想がありました。子供ならではの発想です。下りてしまえば急坂も短いもの。一気に斜面は緩やかになり、約4時間の登山も終わりが近づきました。
子供たちにとっては、体も気持ちも「山あり、谷あり」の連続だったことでしょう。目と耳と肌で感じた今回の登山がずっと心に残ることを願うばかりです。後半の2学期も元気な5年生に会えるのをスタッフ一同、今から楽しみにしています。
<文、写真 関口純>
2024-07-02 |
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イベント報告
横浜市にある聖ヨゼフ学園小学校の3年生が本栖湖を拠点に自然体験学習を実施しました。その2日目に「精進湖樹海ハイク」、3日目に「バードコール作り」を体験しました。元気な子供たちの活動の模様をご紹介します。
■2日目「精進湖樹海ハイク」
精進湖からは、朝から富士山がお目見えして素晴らしいスタートとなりました。精進湖に流れ込んだ青木ヶ原樹海の遊歩道から、ツアーが始まります。
最初にご案内したのは、湖に突き出した溶岩流の先端。千年以上も前に富士山が噴火して、チョコレートみたいに熱い溶岩が流れて冷えて固まった。その上を歩いて行きます。お池ボッチャンしないでね。みんなで先端まで歩いて行きました。
そのあとは、樹海の遊歩道をハイキング。
『ムネアカオオアリがいるよ!』よく知ってるね!小さな生き物をよく見つけてくれたね。
歩いて行くと再び湖が見えて来ました。
『あ、ミント色!』
ステキな感性ですね。樹海の木々から見え隠れする湖の色をそんなふうに表現してくれました。
やがて、富士山が見える場所まで来ました。
ヤッホー!
ここで記念撮影です。
ここから折り返して戻ります。
ここに棲む動物たちのお話には目を輝かせてくれました。シカもクマもリスも、この森はみんなのお家なんですね。
ゴールすると、最後に代表の子供さんから感謝の挨拶がありました。聖ヨゼフ学園小学校さんはどんな活動のあとにも必ず代表の子供さんから丁寧な感謝の挨拶があります。
精進湖樹海のトレッキングは如何でしたか? 一生の思い出になったなら・・・と思いつつバスをお見送りしました。
■3日目「バードコール作り」
最終日の午前中、本栖湖の宿舎で「バードコール作り」に挑戦しました。スタッフが到着すると最終日にもかかわらず元気な声で“ごきげんよう”の挨拶が。テーブルに新聞紙を敷いてくれるなど、子供たちに準備をお手伝いいただき、いよいよスタートです。
先ずは、木片の穴に、アイボルトをねじ込んで行きます。だんだんきつくなりますが、力を込めて回します。そして少し緩めた所で、ボルトを回すと綺麗な「鳥の声」が鳴り響きました。
ここから、本体に絵を描いていきます。それぞれが記念になる絵柄で個性を発揮しました。作品のいくつかをご紹介しましょう。
絵を描き終えると、今度はヒモ作りを行いました。スタッフからヒモの付け方、長さの調整の仕方を教わり、それぞれに好きな色を選んで本体に結びました。首に掛けて、完成を確認! たくさんの笑顔がこぼれました。
全員がそれぞれに個性的な「バードコール」を完成することが出来ました。最後に代表の子供さんから感謝のご挨拶があり、プログラムを終了しました。富士山の山麓に来た記念のお土産が出来ましたね。
聖ヨゼフ学園小学校3年生の皆さん、3日間に渡る富士山麓での色々な自然体験は如何でしたか?体験を通して色々な学びがありましたね。来年、更に成長した皆さんにお会いすることを楽しみにしています。
<リポート 舟津川、田中>
聖ヨゼフ学園小学校サイト情報
小学校|聖ヨゼフ学園 (st-joseph.ac.jp)